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水戸駅前店
2023/04/26

茨城県ひたちなか市 古銭の買取|寛永通宝 天保通宝|江戸時代の古金銀貨幣 正しい価値をご存知ですか?

12:00 am

はじめに

こんにちは。古銭や金貨・銀貨の査定・買取を行っている買取専門店『くらや水戸駅前店』です。遺品整理やご実家の片付けで、箪笥の中で眠っている古銭を見つけた方は、古銭の高価買取実績を多数持つ『くらや水戸駅前店』で一度査定してみませんか?

 

当店では、現在は使われていない古い時代の古銭・古紙幣を、他のどのお店よりも高くお買取いたします。査定・鑑定を行っているのは、古銭に関する専門の知識と買取経験を豊富に持つプロの鑑定士。古銭の査定・買取を希望される方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

先日、茨城県ひたちなか市のお客様から江戸時代の古銭をお買取しました。お客様の御祖父様が長年かけて蒐集した自慢の古銭だそうで、生前とても大切にされていたのだとか。遺品整理の際に形見分けとして譲られたものの、お客様ご自身は古銭に関心が持てず、「このまままた箪笥の中で眠らせておくよりも、価値の分かる方へ渡した方が有意義だろう」と思われ、ご来店されたのだそうです。

 

掲載している写真は、その際に当店の鑑定士がお買取したもの。これらは江戸時代に流通していた貨幣で、大判(レプリカ)や小判、丁銀(文政丁銀、元文丁銀など)、秋田銀判(九匁二分、四匁六分)、天保一分銀や安政一分銀、幕末期の地方貨幣である細倉当百などをお持ちいただきました。お出しした精一杯の査定額に、お客様も大変納得されているご様子でした。

 

茨城県内には、水戸藩という大藩が存在していた影響で、価値が高く評価される古銭が多く残っています。現在価値が高騰しているものもあれば、精巧につくられたレプリカも多く存在するため、お手持ちの古銭にどんな価値があるのかを一般の方が見分けるのは難しいでしょう。

 

そこで本日は、〈古銭〉の買取についてご紹介していきたいと思います。コレクター垂涎の古銭には、一体どんなものがあるのでしょうか?お手持ちの古銭の価値が気になっている方、処分に困っているという方もきっと多いはず。古銭の査定・買取を希望される方は、是非最後までお付き合いください。

寛永通宝と天保通宝

古銭の代表格でもある〈寛永通宝〉と〈天保通宝〉。それぞれ種類も多く、また人気と需要が高いからこそ偽物も多く出まわっているため、査定・鑑定の際には専門の知識をもった鑑定士にしっかりと正しい価値を見極めてもらうことが大事です。

寛永通宝

寛永通宝は、1636(寛永13)年頃から1860(万延1)年頃に鋳造されていた貨幣です。真ん中に穴があいた穴銭の一種で、江戸時代に多く流通しました。全国各地に銭座を設け鋳造された寛永通宝ですが、実はこれが水戸出身の貨幣だということをご存知でしたか?

 

1626(寛永3)年、佐藤新助という常陸水戸の富商が、江戸幕府と水戸藩の許可を得て私鋳銭を製造していました。これが寛永通宝の原型と言われており、のちに公鋳銭として採用されると、全国各地に銭座が設けられ日本中に広がっていったのでした。

 

1659(万治2)年頃までに鋳造されたものは〈古寛永〉、その後鋳造されなかった期間を経て、1668(寛文8)年以降に鋳造されたものは〈新寛永〉と呼ばれています。価値が高いとされているのは、古寛永のひとつである〈二水永〉(にすいえい)。寛永通宝の〈永〉の文字が、漢字の〈二〉と〈水〉を組み合わせたような形をしていることから、このように呼ばれています。

 

この他にも、〈島屋文〉〈正字背文〉〈小梅銭〉などはコレクターにとって垂涎の逸品。状態にもよりますが、高額査定が期待できる古銭と言えるでしょう。

天保通宝

天保通宝は、1835(天保6)年に寛永通宝(1枚1文)の100枚分として製造された貨幣です。表には〈天保通寶〉、裏面には〈當百〉(とうびゃく)と刻まれているのが特徴。大変人気がある古銭で、天保通宝を専門に集めているコレクターさえ存在します。

 

江戸時代末期頃から明治にかけて流通していましたが、偽物(密造銭)が多く発行されてしまったことでも知られています。天保通宝の密造銭の中には、その希少性が評価されプレミア価値がつけられるものもあるほど。

 

幕府公式の天保通宝には、〈本座長郭〉〈本座広郭〉〈本座細郭〉〈本座中郭〉といった種類が存在します。鋳造された年代や製造地域によって少しずつデザインが異なるのも特徴で、種類によっては予想を上回る高値が付けられることも。価値が気になってきたという方は、是非一度『くらや水戸駅前店』にご連絡ください。

本物よりも高評価?藩鋳銭とは

江戸時代に流通していた貨幣には、幕府が正式に鋳造を許可したものと、そうでないものがあります。たとえば〈秋田藩鋳銭〉〈高知藩鋳銭〉〈薩摩藩鋳銭〉などは、幕府非公認の天保通宝です。藩鋳銭とは、本来貨幣を鋳造する権限を与えられていなかった各藩が、幕府の目を盗み独自に発行した貨幣のことを言います。

 

今でいう手変わりと同様、藩鋳銭はとにかく種類が多いため、コレクターにとっては蒐集すること自体が楽しくもある古銭のひとつです。集めていくうちに「より状態が良いものを」と求める人も多いため、保存状態が良いもの等にはプレミア価値が付けられ、大変重宝されます。

 

数ある藩鋳銭の中でも、〈薩摩藩 横郭 仰冠當〉(さつまはん おうか ぎょうかんとう)などは特に有名です。横郭とは中心に開いた穴が横長を指し、通称〈ガマ口〉と呼ばれています。仰冠とは、裏に刻まれた〈當〉の字のワ冠の部分が右下がりであることを表した言葉です。

 

水戸藩が鋳造していた〈水戸藩鋳銭〉は、江戸幕府から正式に認められた天保通宝です。藩による天保通宝の鋳造は禁止されていた一方で、水戸藩だけは幕府から唯一許可がおり製造を行なっていたとされています。鋳造期間は短かったのですが、その分類は〈水戸大字〉〈水戸短足寶〉〈水戸濶字退寶〉など多種多様です。

 

現代であれば大問題となってしまう偽造貨幣ですが、こと古銭の世界においてはとんでもない価値を持つものもあります。鑑定には高い専門性と査定経験が問われますので、査定・買取を希望される方は是非『くらや水戸駅前店』に相談ください。

水戸虎銭

水戸藩といえば〈水戸虎銭〉に言及しないわけにはいかないでしょう。銭の面に描かれた虎の絵は、鋳造当時から話題性も抜群。現在もそのデザイン性が高く評価されており、コレクター人気も高い古銭のひとつです。

 

〈蒔銭〉という言葉をご存知でしょうか?蒔銭(まきぜに)とは、祝賀行事の際に参列者に蒔かれる銭のことで、今でいうところの記念コインの様なものです。

 

時は1864(元治元)年。水戸の神勢館で銭座吹き始めの折に、祝儀の薪銭としてつくられた水戸虎銭。当初は虎の図を表にして鋳造された鉄銭で、銭座職人に対する賃金の支払いにも充てられていたそうです。

 

大政奉還で御馴染みの1867(慶応3)年には、材質が鉄から銅に変えられ、〈富国強兵〉と刻まれた面を表にして再鋳(表裏の判断には諸説あり)。その後50文銭として水戸藩内でのみ通用されました。

 

富国強兵という言葉自体は、後の明治政府の基本方針となったことで知られていますが、水戸藩においては1800年代前半には既にこの言葉が使われていたのだとか。明治維新の思想的原動力となった〈水戸学〉の先見が表れているとされ、水戸虎銭はデザイン性だけでなく文化性もまた高く評価されているのです。

 

根強い人気を持つ水戸虎銭もまた、高価買取が期待できる古銭のひとつ。「遺品整理中に虎の絵が描かれた古いお金を見つけた」という方、水戸虎銭のご売却を検討されている方は、これを機に一度査定に出してみてはいかがでしょうか?査定・買取は、『くらや水戸駅前店』に是非お任せください。

その他 江戸時代を代表する古銭

丁銀

丸みを帯びた楕円形の〈丁銀〉は、室町時代から明治時代まで通用していた銀貨です。重量に比例した貨幣価値を持つ〈秤量貨幣〉(しょうりょうかへい)に属します。支払いに必要な重量分を逐一秤で計量する必要があったため、庶民の日常的な買い物等に使われることは少なかったようです。

 

慶長丁銀・文政丁銀・天保丁銀・安政丁銀など、江戸時代には11種類もの丁銀が発行されていることからも分かるように、非常に多くの種類が存在していることが特徴です。丁銀は量目が定められていないため、レプリカも多く見られます。

秋田銀判

1863(文久3)年に発行された〈秋田銀判〉は、江戸時代末期頃に久保田藩(現在の秋田県)で鋳造された地方貨幣です。戊辰戦争による経済悪化が強く影響し、国内の貨幣不足を解消すべく幕府から鋳造を許可されたという歴史を持ちます。

 

秋田九匁二分銀判・秋田四匁六分銀判・秋田笹一分銀などといった銀貨が製造され、大きさや重さも様々。いずれも銀品位が約95%から97%と非常に高く、状態によっては高評価が期待できるでしょう。大変人気のある古銭で、レプリカも多く出まわっているため注意が必要です。

天保一分銀(古一分銀)

一分銀には天保・庄内・安政・明治の4種類が存在します。〈天保一分銀〉は1837(天保7)年から1869(明治2)年にかけて発行された一分銀で、形状は長方形の短冊形。表面と裏面には、それぞれ20個の小桜花が縁を囲うように並んでいます。

 

発行当初はほぼ純銀でしたが、改鋳されるごとに銀の含有率は徐々に下がっていきました。天保一分銀は、銀地金としての価値よりも古銭としての価値の方が高いため、売却を検討されている方は古銭の査定・買取を得意としているところへ依頼しましょう。

安政一分銀(新一分銀)

江戸幕府とアメリカ政府によって締結された日米和親条約に基づき、1859(安政6)年に横浜が開港されました。港周囲で流通していた一分銀が底をつき、増鋳目的で発行されたのが安政一分銀です。安政一分銀の中には、書体が異なる〈手変わり〉と呼ばれるものも存在し、希少価値が高いとされています。

 

先にご紹介した〈天保一分銀〉をはじめ、安政一分銀と同時期に発行されたその他の一分銀は似ているものが多く、古銭に関する専門知識を持っていないと見分けるのは難しいでしょう。

細倉当百

幕末期の地方貨幣のひとつである〈細倉当百〉は、(文久3)年に仙台藩の細倉鉱山(現在の宮城県栗原市)で製造された大型鉛銭です。角が丸い撫角の正方形の表面には〈細倉當百〉、裏面には〈秀〉の文字が刻まれており、真ん中には四角形の穴が開いています。

 

細倉鉱山からは金が豊富に採掘されたことから、鉱山関係者が縁起を担いで製造したとも言われています。鉱山内でのみ使用可能な〈山内通用銭〉として流通していたため、総発行枚数は不明。市場に出回ることも少なく、なかなかお目にかかることのできない古銭です。
丁銀や一分銀も大変種類が多く、ごく僅かな違いで希少性が評価されるものがあることから、査定には高い鑑定力が必要となります。査定経験のない一般的な買取店では、その価値が正しく評価されることはまずないでしょう。

 

古銭の査定・ご売却を検討されている方は、一度お気軽に『くらや水戸駅前店』へお問い合わせください。古銭に関する確かな知識と買取経験を豊富に持つプロの鑑定士が、お手持ちの古銭の価値をしっかりと見極めます。

まとめ

ひと口に〈古銭〉といっても、金銀貨幣や地方貨幣、古紙幣などといった〈藩札〉、駒引き銭などの〈絵銭〉など、その種類は実に様々です。江戸時代の古金銀貨幣などには偽物や精巧なレプリカも多く、プロの目でなければその正しい価値を見極めるのは難しいでしょう。

 

「実家の箪笥の中から出てきた古銭、全部でいくらぐらいの価値があるの?」「蔵の掃除をしていたら、紐にくくられた大量の古銭を発見した」「今は使えなくてもお金はお金だし、捨てるのもちょっと…」等々、『くらや水戸駅前店』では連日古銭の買取に関するお問い合わせを多くいただいております。

 

価値が気になる古銭をお持ちいただければ、『くらや水戸駅前店』に在籍するプロの鑑定士がひとつひとつ丁寧に査定します。「査定してほしい古銭が大量にある」「蔵の中をまるごと見てほしい」「古銭以外にも査定してもらいたいものがある」という方は、当店の出張買取を是非ご利用ください。

 

査定・相談・出張買取にかかる費用は全て無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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店舗: くらや 水戸駅前店

住所: 茨城県水戸市宮町2-1-1
電話: 029-291-7292
営業時間:10:00~18:00

 定休日:水曜日

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