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松戸店
2021/03/11

千葉県松戸市 古銭の買取|水戸虎銭 20円金貨|ご自宅に眠るプレミア硬貨を見極めます

1:51 am

はじめに

こんにちは。古くから日本国内で流通してきた古銭をはじめ、骨董品の買取を行っている買取専門店『くらや松戸店』です。常盤平にお店を構えてから早一年半が経過しました。これもひとえに、ご来店・お問い合わせ・今この記事をご覧いただいている皆々様のおかげです。この場を借りて、感謝の意を申し上げます。

 

さて、『くらや松戸店』へお問い合わせいただく内容で上位に来るものが、「整理をしていたら古いお金が出てきた」です。お電話でのご相談だけでなく、直接店舗へお持ち込みいただくことも多々あります。

 

なぜ古銭に関するお問合せが多いのでしょうか?第一に、ほとんどと言っていいお宅に古い貨幣が眠っているからです。特にお爺様やお婆様が住まわれているお宅には、高い確率で保管されています。

 

古銭の主な保管場所は、箪笥の抽斗や小物入れ等が多いといった印象です。旧家等においては、蔵の中から大量に出てくることもあります。

 

第二に、昨年から今年にかけては自宅で過ごす時間が多くなり、外を出歩く機会が減ったからです。「この際だから家の掃除でもしよう」と片付けを進めていたら、古い貨幣を発見したという方もたくさんいらっしゃいます。

 

現在は流通していない貨幣なので、それがどういうお金であるのか、どれほどの価値があるのかなどご興味を持たれる方は多いのではないでしょうか?

 

古銭など古い貨幣には、プレミア価値がつく貨幣とそうでないものがあるのです。『くらや松戸店』にお持ちいただければ、お品物を仕分けながら丁寧にご説明させていただきます。気になっている貨幣などがあれば、是非お気軽にお問い合わせください。

貨幣の変遷

古い貨幣について、我々は総称して〈古銭〉と呼んでいます。専門的な言葉なので、聞き覚えがないという方も多いですよね。別記事でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、おさらいも含め古い貨幣を大まかに3分類して解説していきます。

 

■江戸時代以前の貨幣
明治時代から戦前までの貨幣
戦後の貨幣

江戸時代以前の貨幣

古銭について

飛鳥時代の〈富本銭〉や〈和同開珎〉に始まり、テレビや映画などの時代劇で飛び交っている〈寛永通宝〉や大判・小判などは、いわゆる〈古銭〉と呼ばれるグループです。

 

〈和同開珎〉は1300年以上も前に実際に流通していた貨幣です。そんな和同開珎よりも古い貨幣〈富本銭〉が発見されたと、一時期話題になりましたね。これにより教科書も書き換えられましたが、広範囲に流通した貨幣としてはやはり〈和同開珎〉が日本最古のようです。

 

このグループの貨幣は、製造された年の元号が名称の先頭にくるのが特徴となっています。〈万延大判金〉〈安政小判金〉〈寛永通宝〉〈天保通宝〉などは、いつごろ製造されたのか一目瞭然です。

 

形状も様々なものがあります。学生時代の教科書などでも見たことがあると思いますが、〈和同開珎〉や〈寛永通宝〉は丸い形をしており、中央に四角い穴が空いているのが特徴です。その形状から〈穴銭〉と呼ばれます。

 

大判・小判は楕円形、一分銀や二分金などは長方形です。丁銀や豆板銀などの〈秤量貨幣〉と呼ばれるものは、歪な形をしているものもあります。

通貨単位について

江戸時代の通貨単位については、現在の単位と比べると複雑なものでした。
まず代表的な通貨単位は、時代劇でよく目にするような千両箱に用いられている単位〈両〉でしょう。両は金の通貨単位であり、その下の単位に1/4の価値の〈分〉、そのまた1/4の価値の〈朱〉があります。

 

次に、秤量貨幣と呼ばれる銀の重さを単位とする〈匁〉。これらには決まった額面はなく、また重量も不規則でした。江戸時代には、おおよそ銀60匁=金1両になりました。

 

最後に、寛永通宝などの銅の穴銭の単位〈文〉です。小さい穴銭は1文、少し大きい穴銭は4文、1000文で1貫文となります。

 

金(大判・小判・一分判)、銀(丁銀・豆板銀)、銅銭(寛永通寳)3種類の基本貨幣が併行流通した貨幣制度は、〈江戸時代の三貨制度〉と呼ばれるものです。金・銀・銭はそれぞれ独立しており、両から文、両から匁へは両替する必要がありました。

 

わかりやすく並べたものがこちらです。
一両(小判)=二分金2枚=一分金・銀4枚=二朱金・銀8枚=一朱金・銀16枚=丁銀・豆板銀60匁=1文銭4000枚

地方貨幣について

1:51 am

〈水戸虎銭〉をお持ちの方はいらっしゃるでしょうか?これは〈地方貨幣〉と呼ばれるもので、江戸幕府以外の藩内でのみ流通していました。地方貨幣の発行が急増したのは、江戸幕末頃のことです。

 

幕末の日本には200余の藩が存在していました。全国的な貨幣不足も手伝いどの藩も家計が苦しかった時代、藩独自の貨幣発行は藩における収入を増やすための手段のひとつだったのです。

 

〈桜田門外の変〉〈天狗党の乱〉など大きな事件を巻き起こす一方、藩論が統一されず明治維新において大きな役割を果たせなかった水戸藩は、元治元年(1864年)水戸細谷銭座の作業開始にあたり、記念の蒔銭として〈虎銭〉約1万枚を鋳造しました。

 

これが〈水戸虎銭〉と言われるものです。当初はこれを、100文の切手として銭座内の賃金支払いに使用しました。藩内に流通した結果、慶応3年(1867年)からは50文通用として広く行き渡ることに。

 

本来は蒔銭として企画されたことから、片面には〈虎〉が、反対面には〈富国強兵〉の文字が刻印されている水戸虎銭。表裏の判断には諸説あるのですが、より深く刻印されているほうが表面とされています。

 

地方貨幣で広く流通したと考えられるのは、仙台藩の〈仙臺通寳〉、蝦夷地の〈箱館通寳〉、久保田藩の〈秋田鍔銭〉〈秋田鍔銭〉、薩摩藩の〈琉球通寳〉などです。

明治時代から戦前までの貨幣

明治3年(1870年)から昭和20年(1945年)までの期間に発行されたのが、所謂〈近代貨幣〉と呼ばれるお金です。江戸時代の貨幣制度を一新する為、明治4年(1871年)に新貨条例が制定され、貨幣単位は〈円〉〈銭〉〈厘〉となりました。

 

それに伴い、新たに発行されたのが金貨・銀貨・銅貨です。主となる貨幣単位は〈円〉で、〈銭〉と〈厘〉はあくまでも補助単位という役割でした。

 

この2つの補助単位は、その後の昭和28年(1895年)に制定された法律によって廃止されることになるのですが、銭という単位は今でもよく聞きます。なぜなら、株式指数の単位としてよく使用されているため、ニュースなどで耳にする機会が多いからです。

 

明治4年(1871)年には新貨条例が制定され、新たな金貨・銀貨・銅貨が発行されることになりました。発行されたものは、下記の通りです。

 

■金貨 旧20円、旧10円、旧5円、旧2円、旧1円
銀貨 旧・新1円、貿易銀、50銭、20銭、10銭、5銭
銅貨 2銭、1銭、半銭、1厘

 

この新貨幣の原型を作成したのが、幕末から明治にかけて活躍した名金工〈加納夏雄〉です。とても彫が緻密で、一つの芸術品と言っても過言ではないでしょう。

 

当時の人々が日常的に使っていた単位の低い貨幣も、時代が進むにつれて様々な素材で製造されました。

 

明治22年(1889年)から登場した、現在の50円と同じ素材である白銅を用いた〈5銭白銅貨〉。次に明治31年(1898年)から登場した、現在の10円と同じ素材である青銅を用いた〈1銭青銅貨〉。昭和8年(1933年)には、ニッケル100%の〈10銭ニッケル貨・5銭ニッケル貨〉も登場します。

 

材料の調達が困難だった戦中に登場したのは、現在の1円と同じアルミニウムを合金に用いた〈アルミニウム青銅貨〉や〈アルミニウム貨〉の臨時補助貨幣です。同様に昭和19年(1944年)には、錫を用いた〈錫貨幣〉も登場。時代に合わせて、臨機応変に対応してきたことが伺えます。

 

近代貨幣に関してはコレクターが非常に多いのが特徴と言えるでしょう。現存している枚数が多くないため、貨幣としての価値も高いのです。では、高価買取が期待できる近代貨幣をいくつかご紹介したいと思います。

明治10年 旧20円金貨

日本における金貨の王様と言っても過言ではなく、コレクターにとても人気がある金貨です。表面は龍、裏面は菊紋や錦の御旗、八陵鏡が描かれており非常に豪華なデザインとなっています。

 

発行期間は明治3年から明治25年の間。その中でも明治10年に発行された20円金貨は、発行枚数がたったの29枚なのです。希少価値が高いため、高額買取が期待できるでしょう。

明治13年 旧20円金貨

明治13年に発行された20円金貨も、希少で価値が高い金貨のひとつ。先述の明治10年の旧20円金貨に次ぎ発行枚数が103枚と少ないため、非常に希少価値が高くなっています。

明治10年 旧10円金貨

表面は龍、裏面は菊紋や錦の御旗、八陵鏡が描かれており非常に豪華なデザインです。発行されたのは明治4年から明治25年。そのうち、明治10年発行の10円金貨はたったの36枚なのです。

 

保存状態によっても評価が左右される近代貨幣ですが、もしお持ちのお客様がいらっしゃいましたら『くらや松戸店』までご相談ください。買取経験の豊富な鑑定士が、金貨の正確な価値を判断いたします。

戦後の貨幣

戦後の現行貨幣、いわゆる〈現行銭〉と呼ばれる貨幣のグループについての説明です。現行銭と言っても既に流通していないものがほとんどですが、日本銀行のホームページにて現在発行されていないものの有効である紙幣・貨幣のリストを閲覧することができます。

 

特に紙幣に至っては、ほとんどの方が驚く内容になっているのではないでしょうか。私も初めて見た時は「こんなに古い紙幣も使えるのか…」と、非常に驚いたことを覚えています。実際に使うことは出来るのですが、そのままコンビニや百貨店に持ち込んでもお店側から拒否されてしまうということも考えられます。

 

「有効と認められているのに使えないのなら、どうすればいいの?」と思われた方は、ぜひ『くらや松戸店』にお問合せください。プレミア価値がある貨幣が発見される可能性もある為、それも含めた詳しいアドバイスをさせていただきます。

 

戦後の貨幣の特徴として挙げられるのが、単位の桁数がどんどん増えていったということです。戦後すぐの日本は、現在でいうハイパーインフレ状態にあり貨幣の価値がどんどん下がっていました。

 

その対策として、政府は緊急的に預金封鎖と新円切替を措置しましたが、その抑止効果は微力なものでした。たった3年半ほどの間に、物価は約100倍となってしまいます。これはどういうことかというと、「今まで所持していた貨幣が無価値になった」ということです。

 

加えて、戦前の昭和11年(1936年)から戦後の昭和29年(1954年)に至る18年の間に、物価指数が約300倍になったというデータもあります。貨幣の桁数が増加したのには、そういった背景もあったのです。

 

次に、現行銭で有名なのはやはり〈10万円金貨〉ではないでしょうか。このブログをご覧になっているお客様の中にも、お持ちの方は多いと思います。

 

〈10万円金貨〉には2種類存在し、ひとつは昭和天皇の在位60年を記念して発行されたもの、もうひとつは平成天皇の即位を記念して発行されたものです。

 

どちらも天皇陛下に関わる記念金貨で混同しやすいのですが、似ているようで重さが全く異なります。〈天皇陛下御在位60年記念10万円金貨〉は純金20g、〈天皇陛下御即位記念10万円金貨〉は純金30gになり、当然価値も違ってくるのです。

 

次に有名なのが、〈地方自治法施行60周年記念貨幣〉だと思います。これは地方自治が施行されてから60年を記念して発行された記念銀貨です。平成20年(2008年)の北海道にはじまり、平成28年(2016年)の東京に至るまで8年の歳月をかけ年に数県ずつ発行されました。

 

47都道府県それぞれの図柄があり、額面は500円と1000円。両方併せると94種類もあります。この1000円のカラーコインがとても緻密で美しい仕上がりなので、是非一度ご覧になってください。もちろんプレミア価値の付く記念銀貨の一つです。

1:51 am

まとめ

今回は、近代貨幣の中でも硬貨に重きを置いてご紹介しました。もちろん紙幣もありますので、それはまたの機会にご紹介できれば幸いです。

 

私たちの生活に欠かせない貨幣は、その存在があまりに当たり前すぎて普段意識することはないでしょう。しかしその一方で、時代を遡ればロマンへと昇華するのも貨幣です。〈古銭〉とは、当時の人々の生活がうかがえる貴重な財産なのではないでしょうか。

 

今回ご紹介できていなかった古銭の中にも、プレミア価値がつくものはたくさん存在します。ほんの少しの違いが、買取価格に大きく影響することが実際にあるのです。

 

一方で、その違いを一般の方が見分けるのは非常に困難かと思います。お手持ちの古銭の価値がどれほどのものなのか、ご興味のある方は是非『くらや松戸店』までお気軽に相談ください。

 

ご相談・査定は無料です。古銭に関する買取経験が豊富なプロの鑑定士が、お客様の大切なお品物を一つ一つ丁寧に査定評価いたします。

 

お客様からのお問い合わせ・ご来店を、心よりお待ちしております。

 

 

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店舗:くらや 松戸店
住所:千葉県松戸市常盤平3丁目9-19

電話:047-712-0215

営業時間:10001800

定休日:水曜日

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