
こんにちは。高級洋食器やカトラリー、ガラス製品の査定・買取を行っている買取専門店『くらや日暮里店』です。東京都荒川区周辺で、ロイヤルコペンハーゲン・マイセン・ヘレンドなどといった高級ブランド洋食器の買取を希望される方は、『くらや日暮里店』で一度査定してみませんか?
査定・鑑定を行うのは、当店に在籍する買取経験豊富なプロの鑑定士。洋食器・ブランド食器に関する専門知識を活かし、しっかりと価値を見極め高価買取いたします。店頭での査定・買取だけでなく、出張買取のご依頼も大歓迎です。
今回は、出張買取でお買取した〈ロイヤルコペンハーゲン〉のケーキディッシュをご紹介したいと思います。ご依頼いただいたのは荒川区にお住まいの60代女性のお客様で、「息子も独立したし、そろそろ生前整理を…と考えていて。昔集めたブランド食器を片付けたい」とのことでした。
「結婚したばかりの頃は、よく友人を集めてお茶会を開いていたんです。でも今はそんな機会もなくて、仕舞ったままで勿体ないわよね」とお話されながらキッチンのカップボードに案内していただくと…そこには、ウェッジウッドのジャスパーやリチャードジノリのカップ&ソーサー、香蘭社のオーキッドレースなどが並べられていました。
どれも世界的有名ブランドの洋食器ですが、その中でも特に鑑定士の目を引いたのが、ロイヤルコペンハーゲンのケーキディッシュ〈ハーフレース〉でした。ブランドを代表する〈ブルーフルーテッド〉シリーズのお品で、傷ひとつ見当たらず綺麗な状態で保管されていました。
別室の収納庫には購入当時の箱や保証書なども残っていたため、査定額はお客様の予想を大きく上回る金額に。思わぬ高額査定に大変喜ばれたご様子で、その他のプレートやティーカップなども併せ快くご売却いただけました。
さて、本日はロイヤルコペンハーゲンの王道シリーズ・ブルーフルーテッドの〈ハーフレース〉についてのお話です。同ブランドの中でも普遍的人気を誇るブルーフルーテッドシリーズ誕生の舞台裏には、実は日本や中国といった国々との所縁も…。
高級洋食器・ブランド食器の査定・買取を希望されている方は、査定時の高評価ポイントも気になるところですよね。ロイヤルコペンハーゲンなど有名ブランド洋食器のご売却を検討中の方は、是非最後までお付き合いください。
デンマークを代表する高級洋食器ブランド、ロイヤルコペンハーゲン。デンマークの人々は、ブランド名よりも親しみを込めて〈Kunglig Dansk〉(デンマーク王室の)と呼ぶのだそうです。
そのアイコン的存在とも言える〈ブルーフルーテッド〉は、ロイヤルコペンハーゲン初のディナーウェアデザイン。発表から250年近く経った現在も、世界中で変わらぬ人気を誇ります。定番かつ王道のブルーフルーテッドシリーズは、コレクターの方なら一度は憧れる存在ではないでしょうか。
このシリーズの制作が始まったのは、ロイヤルコペンハーゲンが開窯した1775年。記念すべき工房初のパターンであるブルーフルーテッドは、デコレーションナンバーとして1番が割り当てられました。これが〈パターンNo.1〉とも呼ばれる所以。ブルーフルーテッドの製品は、すべて裏側に〈1〉と記されていることも大きな特徴です。
ブルーフルーテッドとは、英語で〈青い縦縞模様〉を意味します。一方、デンマークやスエーデンでは〈Musselmalet〉と呼ばれているのですが、これは〈貝殻の装飾〉という意味なのだそうです。溝付きのシェイプが貝殻を連想させますよね。
すべてが熟練の職人による手作業で制作されるブルーフルーテッド。1枚のプレートを完成させるには1,197回も筆を動かさなくてはならず、手書きで描き上げられる緻密な模様は、高級洋食器のコレクターにとってはまさに垂涎の逸品とも言える存在です。
ロイヤルコペンハーゲンといえば、白地に青というイメージがすっかり定着していますよね。定番かつ世界中で大人気のブルーフルーテッドは、〈ロイヤルコペンハーゲンと言えばこの模様〉と言えるほど普遍的。ロイヤルコペンハーゲンのブランドイメージにさえ影響を与えるといっても過言ではありません。
さて、シリーズ名にも冠されている通り、ブルーフルーテッドの最たる特徴は〈青色で描かれる花〉です。一体なぜ青い花が描かれるようになったのでしょうか?
西洋社会では、高貴な色として珍重されてきた青色。ブルーフルーテッドの青は、とても鮮やかな発色であることが特徴です。用いられている顔料は〈コバルトジーンシリケイト〉と呼ばれるもので、当初はこれをノルウェーの会社〈Blaafarvevarket〉(通称・青色工場)から仕入れていました。
青い顔料をもって描かれる花は、ロイヤルコペンハーゲンだけでなく、マイセンにもありますよね。かの有名な〈ブルーオニオン〉シリーズです。いずれも中国でつくられた染付皿の絵柄に着想を得、徐々に西洋風に進化していったと言われています。
当時の中国では〈菊の花〉が人気のモチーフだったようです。菊、竹、梅、蘭の4つは〈四君子〉と呼ばれ、高潔さの象徴であったことが人気の理由です。マイセンが柘榴を玉葱と思い込み〈ブルーオニオン〉が誕生したことは有名ですが、ロイヤルコペンハーゲンでも初期の頃の作品には、中国の染付皿に描かれていた菊に近い花が描かれています。
開窯から間もない1776年頃の花は、花びらも葉も菊を彷彿とさせる鋭角なラインで描かれています。その後段々と西洋風に進化し、1800年代初頭には今日の花の絵に近い形に定着していきました。
ロイヤルコペンハーゲンの製品に描かれる現在の花のモチーフは、〈キジムシロ〉に近いものになっているようです。キジムシロは北欧原産の花であるため、ヨーロッパの人々にとっては菊よりも馴染み深いのでしょう。
ブルーフルーテッドと同様のモチーフは、中国の染付ブームの影響もあり世界中の磁器窯に広まっていきました。
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドには、〈プレイン〉〈フルレース〉〈ハーフレース〉という3つのシリーズが展開されています。ブルーフルーテッドの査定・買取を行う中で、『くらや日暮里店』に一番持ち込まれる機会が多いのは〈ハーフレース〉です。
フルレースよりお手頃で、プレインよりも贅沢に。二次流通の市場においてもハーフレースの需要は高く、状態が良好であれば高価買取も大いに期待できるでしょう。お馴染みの青い花の模様はどのシリーズも美しいですが、プレートの縁の仕上げに違いがあったり、ウロコ模様のペイントの有無など、実に様々なバリエーションが生み出されています。
ハーフレースと呼ばれるシリーズのプレートは通常丸い形で、ウロコのペイントは3ヶ所に描かれていることが多いです。上品なレースの縁取りはロイヤルコペンハーゲンならではとも言える技術で、地模様と相まって更なる華やかさを演出します。
参考までに、〈プレイン〉と〈フルレース〉それぞれの特徴もお話ししておきましょう。
ブルーフルーテッドシリーズは、プレイン、フルレース、ハーフレースの順に誕生しました。このことからも分かるように、プレインは他のブルーフルーテッドの礎とも言える存在です。見分け方も一番シンプルで、ウロコ状の飾りのペイントがありません。
一番の大きな特徴は〈飾り孔があいている〉ことです。ハーフレースには飾り孔がなく、模様のみ描かれています。フルレースにはプレートの縁にぐるりと一周飾り孔が施されており、プレインやハーフレースと比べると技巧が凝らされていることは一目瞭然。元々の価格も高く、二次流通の市場においても高評価となるでしょう。
フルレースはロイヤルコペンハーゲン開窯当初の1775年から存在しましたが、この頃制作されていたのはデザートプレートのみでした。フルディナーサービスとして登場したのは、誕生から約100年後の1888年。その立役者となったのが、建築家だった若き〈アーノルド クロー〉でした。
アーノルドクローは、葛飾北斎や歌川広重の版画に強く影響を受け、ジャポニズムブームをいち早く取り入れた人物としても知られています。先述した青い花のデザインをはじめ、ブルーフルーテッドシリーズには随所に日本や中国との縁を感じます。
拘りを持って集めたカップ&ソーサー、毎年楽しみに購入していたイヤープレート。大切にしてきたものだからこそ、手放す際にはその価値を正しく、願わくば高く評価してもらいたいものですよね。
ロイヤルコペンハーゲンをはじめとした高級洋食器は、元々の販売価格も高く、高額査定が期待できるものが多数あります。価値を正しく見極めることができる鑑定士に査定を依頼することはもちろんですが、食器を良い状態で保つことも必要不可欠です。
査定時に少しでも高い評価が得られるよう、日頃のお手入れは十分注意して行ってください。とりわけ食器類の買取の場合、使用感の有無は査定・鑑定の際に評価を大きく左右します。
茶渋などの汚れや、長期使用しないことで溜まる埃などは、可能な限り取り除くようにしてください。但し、高級洋食器には繊細な装飾が施されているものが多くあるため、無理なお手入れは禁物です。ヒビや欠け、傷は評価を落としてしまいます。
また、水垢にも気を配るようにしましょう。水で汚れなどを洗い流した後は、水垢が残らないように水分をきれいにふき取り、乾燥させた後に保管することをお勧めします。
付属品の有無も重要な査定ポイントです。高級洋食器の場合、外箱、食器専用の袋、栞、保証書などが付属していることが多くあります。高価買取に繋げるため、購入時に近い状態で付属品が揃っていること望ましいです。
『くらや日暮里店』では、洋食器のコンディションだけでなく、付属品の有無もしっかりと査定額に反映させ高価買取しております。他店での査定額に納得がいかなかったという方も、諦めずに一度ご相談ください。
高級洋食器をお持ちのお客様の中には、「ずっと憧れだったブランド洋食器を、自分で働くようになってからやっと買うことができた」という方もいれば、「昔外商に勧められるままに購入した」という方もいらっしゃいます。
特に後者の様な購入動機の場合、いざ生前整理などで手放す際にあっさりと不燃ごみの日に捨ててしまった、というケースも…。「未使用でなければ売れないのでは?」と思われている方もきっと多いことでしょう。
洋食器やカトラリー、ガラス製品などは、お店によっては査定を断られてしまうこともあるようです。洋食器に限ったことではありませんが、専門知識の有無は査定・鑑定に大きな影響を与えます。
次に必要としている人が世の中にはたくさんいるということを知らぬまま、せっかくの価値ある洋食器が放置・廃棄されてしまうのは非常に勿体ないことだと思いませんか?高級洋食器の査定・買取は、経験豊富なプロの鑑定士がいる『くらや日暮里店』に是非お任せください!
「カップボードの中に査定してほしい食器がたくさんある」「食器以外にも査定してもらいたいものがある」という方へは、『くらや日暮里店』の出張買取がお勧めです。当店の鑑定士がお客様のご自宅等へ直接お伺いし、査定から買取までを一貫して行う大好評のサービスで、リピーターの方も多くいらっしゃいます。
査定・相談・出張費用は全て無料ですのでご安心ください。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。
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