- 骨董品松山店2023/09/11
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
こんにちは。高級洋食器をはじめ、古美術品の買取を行っている買取専門店『くらや松山店』です。洋食器の買取は、当店をご利用のお客様から多くご依頼をいただきます。お片付けや遺品整理などをしていて、意外に処分に困るのが食器類ではないでしょうか。
「使用済みの食器は売れないのでは…?」とお考えになるお客様はたくさんいらっしゃいます。買取店ではなく処分業者に引取りを依頼したり、ゴミの日にまとめて廃棄している方も多い印象です。
『くらや松山店』に来られたお客様からも、「美術品や骨董品は大丈夫だと思っていたけれど、食器も買取可能だなんて知らなかった」というお声をよく聞きます。ひと口に〈洋食器〉といっても様々で、値段が付かないもの、思いがけず高額査定になるもの、美術品としての価値があるものなど、その種類は多数存在するのです。
出張買取の際のエピソードを一つご紹介したいと思います。お客様からのご依頼は、亡くなったご両親の遺品整理で出てきた壷や花瓶を、一度見に来てほしいといった内容でした。
お客様のご自宅にお伺いし、最初はご依頼のお品物のみの査定を行いました。「何か他にもご相談事などありますか?」とお尋ねしたところ、「これは値段が付かないと思うので捨てようと思っているのだけど…」と見せてくださったのが、〈ロイヤルコペンハーゲン〉のイヤープレートのお皿でした。
お皿は長い間飾られてあったようで、埃が被っていました。当店ではお買取可能な旨をお伝えしたところ、更にイヤープレートを何枚かお持ちくださり、追加で査定をすることに。
お客様は捨てるつもりでいらしたため、買取額にとても喜んでいただけたようです。その後「他にもまだ食器類が残っている」と、食器棚の置いてある所に案内されました。
食器棚の中にあったのは〈ロイヤルコペンハーゲン〉〈ウェッジウッド〉〈カルティエ〉など、様々なブランドの洋食器でした。洋食器がお好きで集められていたのは、亡くなられたお母様だったのだそう。
中には単品ではお値段が付かない洋食器もありましたが、そういったお品物はまとめてお買取させていただきました。「箱もないし、使用済みの食器なんて買取ってもらえないだろう」と、当初は査定の依頼をするつもりもなかった食器類。思いがけず売却ができたと、お客様にもご満足いただけたご様子でした。
『くらや松山店』では、高級洋食器の査定・買取を行っています。どれほどの価値があるのか気になる食器類がございましたら、ぜひ一度お問合せください。
洋食器とはその名の通り、西洋料理の食事の際に使う容器や器具の総称です。総称ですので、カップ・お皿・グラス・フォーク・スプーンなど、すべて洋食器となります。
洋食器の器の素材は、全て〈磁器〉です。磁器とは1200~1400度の高温で焼き上げられた器で、陶器とは違いとても固く丈夫なのが特徴として挙げられます。
磁器が最初に登場したのは中国です。その中でも、6世紀以降から多く作られるようになったのが〈白磁〉。日本へは、17世紀初め頃に朝鮮半島から白磁の製造技術が伝わりました。
日本国内における最初の磁器は、有田焼(伊万里焼)です。その後は国内でも発展を遂げ、有田焼(伊万里焼)は世界へと広がっていくこととなります。特に〈柿右衛門様式〉の繊細な絵付けは、ヨーロッパの食器のデザインに多大な影響を与えているのです。
中国を中心とした東アジアで発展した磁器は、17世紀頃に東インド会社を通じてヨーロッパへと伝わっていきました。当時のヨーロッパの製造技術では、薄くて丈夫な磁器を作ることはできなかったのですが、自国での製造が可能となったのは18世紀になってからのことでした。
こうして誕生した磁器製造所は、現在磁器のブランドとして絶大なる人気を博しています。
マイセン(MEISSEN)は、西洋白磁の最高峰のブランドと言えるでしょう。マイセンは、ヨーロッパで初めて硬質磁器を作ることに成功したドイツの窯です。
マイセンの誕生は時代を遡ること300年以上前。〈ザクセン公国アウグスト2世〉が、錬金術師の〈ヨハン・フードリッヒ・ベドガー〉を幽閉して磁器製造にあたらせます。
1709年、ベドガーは磁器の原料となる〈カオリン〉を使い、白磁の製造に成功。翌年の1710年には、磁器の製造所として〈王立ザクセン磁器工場〉が設立されます。この〈王立ザクセン磁器工場〉が、現在の〈国立マイセン磁器製作所〉の始まりとなったのです。
白磁の製造に成功したペドガーですが、その存在自体が国家機密といっても過言ではないベドガーの幽閉が解かれることはなく、37歳の若さで亡くなっています。マイセンの始まりには、そういった悲しい歴史も…。
マイセンは最高峰のブランドということもあり、人気も高く高額査定の期待できる洋食器ブランドです。また洋食器だけでなく、陶器人形〈フィギュリン〉も人気があります。
代表するコレクション
■ミッドサマー・ナイトドリーム 真夏の夜の夢
■アラビアンナイト
■猿の楽隊
ロイヤル・コペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)は、デンマークで初めて硬質磁器を完成させたブランドです。正式な名称は〈ロイヤル・コペンハーゲン陶磁器工房〉といいます。
デンマークのボーンホルム島で、磁器製造に欠かせない原料のカオリンが発見されたのは1755年のことでした。後の1770年には、鉱物学者〈フランツ・ハインリッヒ・ミュラー〉が初めて国内原料で磁器の製造に成功します。
ミュラーはその後、磁器製作工房を立ち上げようとするも資金の面で困難をきわめますが、その時に支援をしたのが当時の皇太后〈ジュリアン・マリー〉です。
ミュラーは、ジュリアン・マリー皇太后の支援で1775年に〈デンマーク磁器製陶所〉を開設。これがロイヤル・コペンハーゲンの始まりです。その後、1779年には王室御用達の窯として〈王立デンマーク磁器製陶所〉となりました。
その後100年近くに渡り王室専用窯として続いた王立デンマーク磁器製陶所でしたが、1868年に株式が売却され民間企業へと移されることに。2012年以降はフィンランドの企業〈フィスカース〉に買収されています。
ロイヤル・コペンハーゲンのロゴといえば、3つの波線ですよね。この波線は、デンマークを囲む3つの重要な水域である〈スンド海峡〉〈大ベルト海峡〉〈小ベルト海峡〉を象徴したものなのだとか。このデザインは、ジュリアン・マリー皇太后の発案によるものです。
この3つの青い波線は、ロイヤル・コペンハーゲンのすべてのテーブルウェア製品の裏に描かれており、ブランドの正統性や伝統を謳っています。
代表するコレクション
■フローラ・ダニカ
■ブルーフルーテッド
リモージュ(LIMOGES)は、フランスのリモージュという都市とその周辺で製造されている磁器の総称です。よって〈リモージュ〉を製造している製陶所は数多くあります。〈リモージュ磁器〉または〈リモージュ焼き〉といった方が分かりやすいでしょうか。
リモージュにおいては、1736年には製陶所が設立されていました。しかし、この時はまだ磁器を作る技術はなかったのです。
1768年にカオリンが発見されたことを受けて、1771年にリモージュで最初の硬質磁器が制作されます。リモージュで初となる硬質磁器の制作にあたったのは、工場経営者マシエと科学者フルネラという人物でした。
1774年にアルトワ伯爵(後のフランス国王シャルル10世)の保護を受けたリモージュの製陶所は、〈アルトワ伯爵製陶所〉として発展していきました。フランス政府に買収された1784年以降は、〈リモージュ王立製陶所〉とも呼ばれるようになったのです。
その後も様々な製陶所が設立され、19世紀にはリモージュ磁器の黄金時代といわれるほどの人気を博しました。ロンドンで1851年に開催された国際万国博覧会にも、多くのリモージュ磁器作品が出品され好評を得たようです。
現在でも、数多くの製陶所がリモージュ磁器の制作を行っています。
代表的な製陶所
■アルトワ伯爵製陶所
■プイヤ製陶所
■アビランド製陶所
■テオドール・アビランド製陶所
イギリスの陶磁器ブランドであるウェッジウッド(WEDGWOOD)は、世界最大級の陶磁器メーカーの一つです。1759年に、イギリス陶工の父といわれる〈ジョサイア・ウェッジウッド〉によって設立されました。ジョサイア・ウェッジウッドは、とても研究熱心な陶工だったのだそう。
先述の通り当時のヨーロッパ各国では、「人気の中国の磁器と同じようなものは作れないか」と、日々研究されていました。しかし当時イギリスではカオリンが採れず、硬質磁器を作ることはできなかったのです。
磁器のように白く美しい陶器が作れないかと試行錯誤したのち、ジョサイアが1761年に完成させたのが〈クリームウェア〉という真っ白な陶器。クリームウェアは1765年にシャーロット王妃へ献上され、これを気に入った王妃から〈クイーンズ・ウェア〉と名前を贈られ、翌1766年には王室御用達となります。
普段使いの〈用の美〉として誕生したクリームウェアとは別に、〈装飾の美〉として作られたのが〈ジャスパーウェア〉です。ジョサイアが1774年に完成させたジャスパーウェアは、その後ウェッジウッドを代表するコレクションとなります。
少しざらざらしたマットな質感で、鮮やかなブルーに白の装飾模様が特徴のジャスパーウェアは、装飾・鑑賞用としても人気でした。ジャスパーウェアで作られた代表的な作品に、〈ポートランドの壷〉があります。これは1786年から4年の歳月をかけて制作されたもので、現在のウェッジウッドのロゴにも使用されている代表作品です。
代表するコレクション
■アストバリー
■アンセミオンブルー
■ジャスパーウェア
骨董品・美術品の買取専門店『くらや松山店』では、今回のブログでご紹介した〈マイセン〉や〈ロイヤル・コペンハーゲン〉〈ウェッジウッド〉などの高級洋食器の買取をしております。使用済みのものでも買取可能です。
洋食器に関する豊富な知識をもった鑑定士が、お品物の正しい価値を見定めてしっかりと査定します。遺品整理やご自宅の片付け等で出てきた、お使いにならない洋食器をお持ちの方はぜひご相談ください。
『くらや松山店』は、査定・相談費用は一切いただきません。店舗へのお持ち込みが難しい場合には、鑑定士がご自宅等へ直接お伺いし、査定から買取までを行う〈出張買取〉も行っております。ご興味を持たれたお客様は、一度『くらや松山店』へお問合せください。
皆様からのお電話とご来店を、当店スタッフ一同お待ち申し上げております。
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マイセンやロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッドなど、高級洋食器の高価買取
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