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水戸駅前店
2022/12/05

茨城県水戸市 掛け軸の買取|書画 水墨画 花鳥画|茨城ゆかりの作家 査定鑑定お任せください

12:00 am

はじめに

こんにちは。掛け軸や書画の査定・買取を行っている買取専門店『くらや水戸駅前店』です。茨城県水戸市近郊で掛け軸のご売却を検討されている方は、一度お気軽に『くらや水戸駅前店』へご相談ください。買取経験が豊富なプロの鑑定士が、ひとつひとつ丁寧に査定します。

 

まず最初に、当店で実際にあった掛け軸の買取エピソードからご紹介していきましょう。「無類の書画骨董品好き。長年掛けて蒐集してきた掛け軸を見てほしい」との依頼を受け、お客様宅へ出張買取に伺いました。

 

案内された母屋の所蔵室に入ってみると、そこには数百本はあったでしょうか、おびただしい数の掛け軸が…!仏画が有名な〈木村武山〉、鯉の名手として知られる〈郡司硯田〉、優美な歴史画を描く〈松本楓湖〉、日本一有名な河童の大家〈小川芋銭〉等など、茨城県出身の有名作家が手掛けた数々の作品が眠っていました。

 

これら大事な蒐集品は、お客様が売却を希望されておらず拝見させていただくのみに。今回の出張買取では、生前整理と片付けを兼ね、所蔵室の中に積み上げられていた他の掛け軸や骨董品の査定・買取を行う運びとなりました。

 

聞けば、数十年前に百貨店で催されていた中国文物の展示即売会で購入した掛け軸もお持ちなのだそう。掛け軸の山に埋もれていた中国書画の中には、清末民初に活躍した実業家〈王一亭〉(白龍山人)の作品もありました。

 

中国書画・中国掛け軸の中には、購入当時の10倍以上、時に100倍以上の評価額になるものも。査定を行った結果、お客様の予想を大きく上回る高額査定となりました。

 

さて本日は、〈掛け軸〉の買取に関する情報をお伝えしていきたいと思います。高評価が期待できる作家・作品には、一体どんなものがあるのでしょうか?書画、水墨画、花鳥画など、掛け軸の査定・買取を希望されている方は必見です。是非最後までお付き合いください。

高評価が期待できる有名作家

この章では、茨城県出身の有名作家を時代別にご紹介していきたいと思います。作品の状態などにもよりますが、いずれも高評価が期待できる作家です。お手持ちの掛け軸に記されているサインや落款を、今一度確認してみてください。

江戸時代以前

東皐心越(とうこう しんえつ)

東皐心越は、江戸時代初期頃に中国から渡来した禅僧です。王朝が明から清へ変わる際、その戦乱から逃れるべく日本へ亡命。清の密偵と疑われ長崎に幽閉されるも、優れた禅僧であると聞きつけた徳川光圀の尽力により釈放され、水戸に渡り天徳寺の住職として迎え入れられました。

 

書画や詩文に精通し、また古琴を日本に伝えた実績から〈日本琴楽中興の祖〉とも言われています。東皐心越の掛け軸は、需要と人気が抜群に高いため高額必至。代表作としては、〈心越興儔自画像〉〈十八羅漢図〉〈涅槃図〉などが挙げられます。

林十江(はやし じっこう)

林十江は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した南画家です。水戸の酒造業を営んでいる家に生まれましたが、のちに伯父のもとへ養子に出されています。幼少の頃から絵を得意とし、12歳の頃に通っていた翠軒塾で画才を見出されたのだとか。

 

天狗や蜻蛉など、マイナーな画題と特異な構図は万人受けするとは言い難く、当時はあまり理解が得られませんでした。病の為37歳という若さで逝去したため、画家としての活動期間は短いものとなってしまいました。

 

花鳥画や虫獣画に優品が多いとされていますが、なにしろ作品の数が少なく高額です。代表作には〈双鰻図〉〈蜻蛉図〉〈蝦蟇図〉〈木の葉天狗〉などといった作品があります。

萩谷せん喬(はぎだに せんきょう)

2012(平成24)年、茨城県立歴史館にて展覧会〈近世水戸の画人 奇才・十江と粋人・せん喬〉が開催されたため、萩谷せん喬という名を聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。水戸藩校弘道館や偕楽園の好文亭などでも作品を見ることができます。

 

墨の垂らし込みで形を描く〈付立て〉という技法を用いた豪放な画風が特徴。萩谷せん喬も残されている作品数が多くはなく、高額です。林十江と同様、少々マニアックな作家とも言えます。代表作は〈孔雀図〉〈鯉図〉〈好文亭四季模様之図〉〈祇園寺地中全図〉など。

立原杏所(たちはら きょうしょ)

江戸末期の文人画家であり水戸藩士。大日本史編纂事業を中興した水戸藩の藩儒〈立原翠軒〉を父に持ち、翠軒塾に出入りしていた林十江らに絵を習い、水戸の南画を代表する画家へと成長しました。

 

藩主の信任も厚く、武士道・画道に精進した立原杏所は、林十江、萩谷せん喬とともに〈水戸の三画人〉と称されることも。文人画家・谷文晁や椿椿山、渡辺崋山らといった面々とも交流があったと言われています。

 

有名な作家ですが、贋作が非常に多く出まわっているため注意が必要です。代表作としては〈芦山鴛鴦図〉〈葡萄図〉〈雪中小禽・柳下水禽図〉などが挙げられます。

明治~大正時代

奥原晴湖(おくはら せいこ)

古河出身の南画家。幕末から明治期にかけて活躍した女流画家で、皇室御用達の作品を多く手掛けた〈野口小蘋〉とともに〈明治の女流南画家の双璧〉などと呼ばれていました。己の画力一本で勝負したことから、女性の社会進出における先駆者ともいえる人物です。

 

代表作は〈百事如意ノ図〉〈枯木群鳥図〉〈墨堤春色図〉など。

松本楓湖(まつもと ふうこ)

幕末から大正時代にかけて活躍した日本画家。歴史画の名手で、門下が非常に多いことでも知られています。師である〈菊池容斎〉の歴史画を継承し、この画風が評価される一方で「容斎の枠から大きく出なかった画家」と言われることもあったのだそう。

 

おしなべて高評価になるとは言い難いですが、日本画の一系統として評価されている画家です。代表作には〈武田二十四将図〉〈天照大神と須佐男命〉〈神変大菩薩渡唐之図〉などがあります。

昭和時代

木村武山(きむら ぶざん)

笠間市出身、明治から昭和初期頃にかけて活躍した日本画家です。作品初期は歴史画が多く、25歳頃からは主に花鳥画の作品を生み出しました。晩年は仏画を多く描き、その作品の素晴らしさから〈仏画の武山〉と呼ばれることも。

 

優れた色彩感覚を持ち、日本美術院きってのカラリストと評判だった木村武山でしたが、61歳の頃に脳出血で病臥。以降右手の自由が利かなくなったため絵筆を左手に持ち換え、〈左武山〉の異名をとるまでとなりました。

 

代表作は〈阿房劫火〉〈孔雀明王〉〈釈迦来迎図〉など。紺紙金泥(こんしこんでい)の仏画が高額です。

小川芋銭(おがわ うせん)

牛久市出身、明治から昭和初期に活躍した日本画家。幼少期を過ごした牛久沼付近の農村風景を愛し、河童の絵を多く描いたことから〈河童の芋銭〉と親しまれました。芋銭という号には、自分が描いた絵が〈芋〉を買う〈銭〉くらいにでもなれば…という、慎ましい願いが込められているのだとか。

 

素朴で牧歌的な画風が特徴で、ユーモア溢れる作品を多く残した小川芋銭ですが、独学で和漢洋の学を修め、書家・随筆家・俳人としても優れた作品を生み出しています。

 

代表作は〈若葉に蒸さるる木精〉〈水魅戯〉〈海島秋來〉〈畑のお化け〉など。偽物が多く出まわっていることもあり、鑑定必須です。

郡司硯田(ぐんじ けんでん)

1907(明治40)年生まれ、大正・昭和期の画家。鯉の絵を得意としていたことから、〈鯉の硯田〉と呼ばれ人気に。現在も水戸付近で〈鯉之図〉を見かける機会は多く、地元での知名度はそれなりであることが伺えますが、全国的には無名の画家であるため評価は高くはありません。

五島耕畝(ごとう こうほ)

1882(明治15)年生まれの画家。日本美術協会展、博覧会等で入選を重ね、文展・帝展においても活躍を見せました。茨城では少し知られた作家で、細密で美しい花鳥画が特徴です。

小林巣居人(こばやし そうきょじん)

1897(明治30)年、現在の龍ケ崎市にて誕生した画家。小川芋銭に師事し、その後平福百穂の画塾に入門。霞ケ浦の風物を主な題材とし、生涯を通して故郷の身近な自然を描き続けました。五島耕畝と同様、茨城では一目置かれる存在の画家です。

 

 
上記に挙げた有名作家以外にも、高評価が期待できる作家は他にも多数存在します。もちろん日本国内の作家だけでなく、海外で制作された書画、水墨画、花鳥画作品についても『くらや水戸駅前店』なら査定・買取が可能です。

 

たとえば〈中国書画〉などは、まさに今が売り時と言えるでしょう。冒頭の買取エピソードで登場した〈王一亭〉をはじめ、『くらや水戸駅前店』は中国書画・中国掛け軸の買取実績を豊富に持っております。

 

中華圏の方々の、所謂爆買いブームが去った現在も中国書画は相場高騰中です。中国書画に関しては、持ち主の方が気付かず所有しているケースが多々あります。

 

バブル期以前に中国や香港でお土産に買った書画や水墨画など、だんだんとその価値が気になってきたという方は、是非一度『くらや水戸駅前店』にご連絡ください。掛け軸に関する買取経験が豊富なプロの鑑定士が、作品の正しい価値を見極めます。

まとめ

物事に流行り廃りがあるように、掛け軸や書画、骨董品にもブームというものがあります。生前整理、遺品整理、片付けなどで出てきた掛け軸のご売却を検討されている方は、高値水準の今こそ絶好の機会です。まずは査定だけでもしてみませんか?

買取専門店『くらや水戸駅前店』には、掛け軸をはじめとした骨董古美術品に精通するプロの鑑定士が在籍しております。「譲り受けたもので、作者がわからない」「年代物でサインが読めない」という掛け軸の鑑定も大歓迎です。

 

掛け軸に限らず、付属品の有無は鑑定士が査定評価を行う際に確認する重要なポイントとなります。掛け軸が納められている箱や鑑定書をお持ちの場合は、ご来店時忘れずにご持参ください。

 

「売却したい掛け軸がたくさんあって持ち出せない」「遺品整理中の部屋を丸ごと見てほしい」など、店舗へのご来店が難しい方へは『くらや水戸駅前店』の〈出張買取〉をお勧めしております。日程や場所など事前のお打合せが必要となりますので、一度お気軽にお問い合わせください。

 

出張買取にかかる費用や査定、相談は全て無料です。皆様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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などにお住いのお客様は出張査定・出張買取も対応しています!!

 

店舗: くらや 水戸駅前店

住所: 茨城県水戸市宮町2-1-1
電話: 029-291-7292
営業時間:10:00~18:00

 定休日:水曜日

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