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松山店
2020/09/15

愛媛県松山市 切手の買取|普通切手 プレミア切手|古い切手に価値があります

9:50 am

 

こんにちは。
竜文切手や桜切手をはじめ、プレミア切手などの買取をする買取専門店『くらや松山店』です。

 

昔、集めていた切手どうされていますか?または、以前家族が集めていた切手が残っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。持っていても仕方ないので、売却したいと考えているけど収集した本人ではないので、価値がある?ない?の判断は難しいところです。「切手が折れている。」「シミが出来てしまった。」「貨幣の単価が現在と違うから。」と…、価値が付かないと思ってはいませんか?

 

今回は、日本で初めて登場したコレクターに人気の高い竜文切手、桜切手や震災切手など古い切手をいくつかご紹介いたします。

竜文切手

明治4年旧暦の3月1日、現在の太陽歴では4月20日に日本で初めて切手が発行されました。世界最初の切手《ペニーブラック》が発行されてから31年後の事です。その時の切手が《竜文切手》です。雷紋と七宝の文様の中に向かい合う竜がデザインされていることからそう呼ばれました。

 

1シート40枚で構成された竜文切手は当時、原版を複製する技術がなく同じ図案を40回手で彫って作ったため、少しずつ模様に違いがありました。薄手の和紙に印刷され、切手の目打ちや裏糊もありません。サイズは19.5mm四方の正方形で、日本で発行された切手の中で最も小さく国名の表記もありませんでした。

 

竜文切手は、48文・100文・200文・500文の4種類が江戸時代の通貨単位のまま発行されています。48文という端数ですが「48文?」と感じる方もいるかもしれません。昔の人は〈96文=100文〉と計算していました。100文から4文欠きます。だから48文でも額面では50文と考えるのです。100文切手は96文、200文切手は192文、500文切手は480文で買えましたが、48文切手は額面を50文とすると丁銭勘定となり50文支払うことになってしまうので、措置として48文切手にしたといわれています。この〈96文=100文〉計算方法を《九六銭(くろくせん)》と呼び、当時の慣習からきているのです。

 

また、切手の額面は距離及び重さ別の料金に合わせたものです。例えば、東京から横浜に1匁までの書状を出すには48文で、5匁の場合、10倍の500文でした。明治6年には、距離による料金は廃止され、現在と同じ郵便物のサイズと重さで変更するようになりました。

 

竜文切手は現存数が少なく希少性の高い切手です。

9:50 am

竜銭切手

新通貨《圓(円)》が新貨条例制定により導入された為、明治5年2月に《銭》の単位に変更した竜銭切手が発行されることになりました。デザインは竜文切手と同じ、竜の模様に囲まれた真ん中に額面が記載された図柄です
。半銭・1銭・2銭・5銭と4種類の額面があります。

 

竜銭切手は日本初の目打ちが施された切手で、後期には裏糊も付けられるようになりました。その後、印刷版の準備も行っていましたが間に合わず、手彫りの版を使って印刷されました。

 

この竜銭切手は、製造期間が極めて短く発行から5か月後には政府が製造と発行をすることになり、《桜切手》が発行されています。その為、残存数が少なく希少性が高い切手の一つといいわれています。

桜切手

切手の四隅に桜花が描かれていることから、桜切手と呼ばれています。明治5年から明治9年まで製造されました。原版は手彫りです。在庫管理の為、途中から印面にカナが加えられるようになりました。また、松田印刷という民間の印刷会社が印刷を担ったシリーズもあります。途中から、政府だけで切手の印刷を行うようになり、菊花紋章を表示させるようになりました。桜洋紙改色カナ入り半銭から、通常切手を19.5mm×22.5mmに統一することになります。この切手は、額面が違うことだけでなく、発行時期によってさまざまな切手があり、判別が難しい切手です。数多くのバリエーションが存在する桜切手は、入手不可能な切手もありコレクターから人気が高いシリーズ。切手の中でも高額の買取が期待できる一つです。

 

しかし、人気の高さから模造品も多数流失しており、模造品を見極めるためにはプロの鑑定士へ査定依頼した方が良いといえるでしょう。

鳥切手

明治8年に発行され、職人が手彫りで版を彫った切手です。外国郵便用として、鳥をテーマに雁の12銭、セキレイの15銭、鷹の45銭の3種類が描かれました。12銭を除いては図柄の中にいずれも桜の花が施されています。支払い手続きの手違いを防ぐ為〈イ〉〈ロ〉〈ハ〉のカタカナ記号が図案が記載されているのが特徴です。この時日本で初めて日米郵便交換条約に基づいて、外国郵便取り扱いが始まりました。日本と米国間での書状を送る際の基本料金は当初15銭でしたが、その1年後には12銭となりました。鳥切手は初めて政府原版を使い印刷した切手といわれ、今でも切手コレクターから高い人気を誇っています。

 

偽物も出回っており、特徴は額面の文字サイズが本物と若干違うというところですが、この特徴だけではありません

小判切手

明治9年から明治25年にかけて発行された、日本の30種類の普通切手の事で、5厘(1銭の1/2)から1円まで発行されました。切手コレクターの間では〈小判切手〉と呼ばれ、切手中央のデザインに小判のような輪が描かれている事からそう呼ばれています。大正時代には、〈小判型切手〉呼ばれるようになりました。。

 

ヨーロッパ諸国では、商品を包む容器や色々なラベルによく見られた流行のデザインだったようです。〈小判切手〉より前の切手は、職人が印刷用の銅の原版を手で彫って作り、味わいはありましたが沢山作る事はできませんでした。明治の日本といえば西洋諸国に追いつきたいと、教育や産業で西洋の近代的な技術を手に入れる為、ヨーロッパやアメリカから技術者を呼び学びます。

 

紙幣や切手の製造にも、当時の印刷産業の最先端をいくドイツの印刷会社からイタリア人のエドアルド・キヨッソーネを指導者として招致し、印刷技術のノウハウを教わりました。このキヨッソーネの指導により、エルヘート凸版での〈小判切手〉が生まれたのです。これにより、日本でも機械の切手印刷が可能になり、いままで以上の繊細なデザインの切手を生産できるようになります。どこの国の切手なのか判るように、《大日本帝国郵便》と《IMPERIAL JAPANESE POST》の文字が記載されました。

 

この他にも小判切手のデザインを基本に、円の外側四隅に車輪やスクリュー、気球などが描かれた切手もあり欧米に近づこうという、この時代の文明開化の風潮が感じられます。

 

希少性の高い小判切手は、日本初の機械印刷に加え、デザインが豊富な事もあり人気の高い切手です。人気があるがゆえに、偽物も流通しています。偽物には、額面表記のズレや透かした時に斑点が見える等の特徴がありますが、ちょっと見ただけでは判断できないような偽物も少なくありません。売却を考える時には価値を見極める為、経験豊富な買取専門店へ査定を依頼する事をお勧めします。

 

田沢切手

大正2年から24年間発行され、デザインを一般公募で決め誕生した普通切手です。田沢昌言の図案が採用され、考案者の名前に因んで〈田沢切手〉と、名づけられました。図案は、田沢切手の前に発行されていた菊切手の菊花紋章が描かれています。

 

初めに発行されたのは大正白紙切手と呼ばれ、1銭5厘と3銭の2種でした。その後、5厘と1銭が発行されました。そんな時、菊切手の偽物が発見されます。大正白紙切手は菊切手と同じ手法で作られていたのです。偽造防止の為、透かしや木綿の繊維を使った旧大正毛糸切手が新たに発行されます。偽造防止策は、効果が高い半面、大量印刷には不向きな為、印刷の適正を失いました。その後、印刷技術の向上に伴い、発行数は減少。昭和12年に田沢切手は発行されなくなりました。

 

額面価格は、5厘~1円まで発行され何回も用紙や印刷方法が変更されました。その種類は数えきれないほどの数となり、額面価格が高いものほど希少性があり、高値での買取が期待できます。

富士鹿切手

田沢切手の後に発行された普通切手が、富士山と鹿をデザインした〈富士鹿切手〉です。大正11年に発行されました。豊富な種類が発行され、希少性が高い事からコレクターに人気のある切手の一つです。

 

外国郵便の料金値上げに伴い、外国に向けた図案という事で富士山と鹿を施したデザインです。富士鹿切手は、大正2年に起きた菊切手偽造事件を受け、用紙を変えたり、透かしを入れたりと変更が何度も行われました。

 

額面価格は、4銭・8銭・20銭の3種類。用紙や印刷手法により、旧版、旧改色版、新改色版、昭和毛紙、昭和白紙に分けられ、多くの種類が発行されました。図案や透かしの違いで種類を判別するのですが、素人が見ても判断が難しい事がほとんどです。発行年代によっては、高価買取が期待できる切手も存在しますので知識のあるプロの鑑定士に査定してもらった方が良いでいえるでしょう。

震災切手

大正12年の関東大震災後に発行された普通切手です。印刷局が被災し倉庫にあった切手や製造に必要な設備や資材が消失しました。全国的に切手が足りなくなる可能性があるとして、応急処置として、大阪の精版印刷会社で発行されたのが〈震災切手〉です。
簡易的な作りの為、品質は劣るものの震災すかしと呼ばれる独自の透かし入りの用紙が使われ、目打と裏のりは省かれ発行されました。中には、民間で便宜的に目打を施したものもあります。額面は5厘、1銭5厘、2銭、3銭、4銭、5銭、8銭、10銭、20銭の9種類です。5厘から8銭までの7種類は、菊花紋章、富士山、桜、とんぼが描かれました。また、高額な10銭と20銭の2種には菊花紋章、太陽、どんぼが描かれています。菊花紋章は日本の象徴として…。とんぼは、勝ち虫と呼ばれることから、1日でも早い復興を祈願して採用されたのかもしれないですね。

 

印刷局の復興は幸にも早く進み、大正13年に切手の製造は再開しました。その為、市場に出回った期間は短く、製造数の半分が売れさばけないまま大正14年には製造が中止されました。

 

額面が高い10銭、20銭は発行数は少なかった為、希少価値が高く高値でのお買取が期待できそうです。

9:50 am

風景切手

大正15年に外国郵便料金の引き下げが行われたのに伴い、本格的な風景が描かれた先駆け的な切手として登場しました。額面価格は、2銭・6銭・10銭の3種類です。日本の代表的な景勝、建築物である富士山(2銭)、日光東照宮陽明門(6銭)、名古屋城(10銭)が描かれ、日光東照宮陽明門、名古屋城はこの後に版を替えてまた発行されることになります。対象物の向きを意識した構図で描かれ、これによりデザインのバリエーションが生まれ、様々な図案の切手が発行されるきっかけとなります。横型というのも普通切手では初めての試みでした。震災切手と風景切手の国名表示だけが日本郵便となっているのもポイントです。

 

美しい図案でコレクターからは、人気のある切手ですが額面や色など保存状態の良し悪しによって買取価格は変わってきます。色の違いだけで買取価格が違ってきますので、専門知識のあるプロの鑑定士に査定してもらう事をお勧めします。

昭和切手

昭和12年から昭和21年に発行された普通切手です。発行時期が戦争中だった事もあり、時代背景に合わせ図柄や使用が何度も変更されました。額面価格も複数あり、種類も豊富です。国内の景色や神社仏閣、人物、産業をテーマにしたシリーズで、日露戦争で活躍した将軍の乃木希典の肖像画や薩摩藩士の軍人の東郷平八郎の肖像画が採用された切手もあります。印刷方式も凹版や凸版があり、統一性がありませんでした。戦争終盤には簡単に印刷できる平版印刷が導入されます。国名印刷は「大日本帝国郵便」に戻されました。また、これまでなかったロール状に巻かれた状態で販売されたコイル切手や、複数枚が1セットになったペーン切手が初めて販売されています。

 

これらの切手の中で、軍国主義または神道の象徴に関係すると判断された切手は、昭和22年に逓信省令第24号により無効とされました。

 

1円を超える額面のものであれば高値での買取に期待ができ、特に、藤原鎌足がデザインされた5円切手や春日大社が描かれた14銭のコイル切手は希少性の高い高額切手です。高値での買取が期待できます。

 

今回、明治から大正、昭和初期に発行された普通切手をご紹介しました。この頃発行された普通切手には、同じ切手でも発行年代によって価値が大きく違う為、査定が難しいといわれています。中には、価値のあるもので1枚数万円以上の切手も存在します。

 

昭和44年頃までは、趣味といえば切手収集と答えるほど人気がありましたが、近年では次々発行される切手に収集が追い付かない事が原因と言われており、収集家も減少。切手やはがきの価値も下がる傾向にあります。

 

「古い切手を売却しようかな。」と、お考えの方は経験豊富なプロの鑑定士がいる『くらや松山店』へ是非ご相談ください。

 

お客様からのお電話・ご来店を心よりお待ちしております。

 

 

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店舗:くらや 松山店

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