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松山店
2020/11/10

愛媛県新居浜市 氷コップの買取|骨董品 出張買取|大正ロマンが感じられる和ガラス査定します

6:09 am

こんにちは。
氷コップやランプシェードなど、和ガラスを使った骨董品の買取をする買取専門店『くらや松山店』です。

 

大正ロマンや昭和モダンという言葉がピッタリな、可愛らしいデザインの氷コップ。当時はかき氷やアイスクリームなど氷菓を入れるためのコップとして作られました。

 

家庭でも広く普及していたため、押入れや天袋にしまっていた氷コップが片付けの時に出てくる事がよくあるようです。「昔これでよく氷食べたのよ。もう古いから捨てちゃって…」と、処分されやすいお品物でもあります。

 

今回は、デザイン性の高さからコレクターも多い、氷コップのお話をいたします。

氷コップの高価買取

先日、愛媛県新居浜市のお客様から出張買取のご依頼がありました。

 

「昔のガラスの器や有田焼のお皿など骨董品が沢山あり、自分が所有している品ではないが鑑定をお願いしたい」とのこと。お客様のところへお品物を拝見させていただける日を決め、後日出張買取にお伺いしました。

 

現地に到着すると、たくさんの氷コップやガラス皿、瀬戸物の皿が並べられていました。改めて、お話を聞かせていただくと、お品物の持ち主はご依頼主のお姉様で、以前大量に集めていたのだそう…。最近は高齢になり、「少しずつ整理をしている」とのことでした。

 

その整理方法は…というと、総合リサイクルショップでタダ同然で売却したり、知り合いが来た時に譲ったりしていたそうです。また、大きなお品物は処分に困り、お姉様がご自分で割ってゴミとして出したこともあるとおっしゃっていました。

 

骨董品などに知識のある買取店や査定をしてもらえるお店が近くにない場合や、買取店の存在自体をご存知ない方にとってはしょうがないことなのかもしれませんね。

 

今回はご依頼主がお姉様の処分方法に気が付き、骨董品や美術品を買取してくれるお店がないか探していたところに『くらや松山店』を知り、ご連絡くださったそうです。

 

早速、お品物の状態を確認し、査定をしていきます。特に氷コップなどのガラス製品は、カケや割れがあると査定に大きく影響するので一点一点丁寧に拝見しました。当然傷のないお品物は高い査定価格となります。

 

次に、形や配色・模様などで買取価格は決まってきました。三色使われているものや、形・文様の珍しいものは高価買取の期待ができる氷コップとなります。

 

ご依頼主にも近くでご覧いただいていましたが、「一つひとつちゃんと見て査定してくれるからびっくりした」と、仰っていました。以前、別のお店で査定して貰った時は、パッと見て「○○○円になります」といわれたので、今回もそんな感じだろうと思っていたそうです。

 

ひとつずつしっかりと確認する『くらや松山店』の査定に「とても安心できる」と喜んでいただきました。また、商品の成り立ちや相場感など、ご依頼主の質問にお答えしながら査定をしますので、そのことにも大変喜んでいただけたようです。

 

ご依頼いただいたお品物は、今日の処は持ち主のお姉さまと相談するので一旦保留になりましたが、翌日再度ご連絡があり、お買取させていただくことになりました。

 

ご依頼主からは、「本当は他社にも査定のお願いをして、相見積もりをしてもらう予定だった」とのこと…。査定している様子をみて「安心できるな…」と思い、他社には依頼せずご連絡をくださったのだそうです。もちろん金額にも納得いただき、ご売却くださいました。

 

今回、お買取をしたお品物以外にもお品物はあるそうで「また連絡させてもらいます」と仰っていただいています。温かいお言葉を頂戴し、私共も大変嬉しく印象深い買取となりました。

 

明治から大正、昭和初期にかけて作られたガラス製品の殆どは、職人によって一つひとつ手作りの一点ものが多く同じものがありません。

 

また、デザインや配色など魅力的で個性溢れるデザインは数多くのコレクターが存在し、骨董的な価値が非常に高いお品物です。特に氷コップは、見た目のかわいらしさ、種類の多様さから専門のコレクターがいる程人気があります。

6:09 am

氷コップの歴史

日本におけるガラスの歴史は古く、縄文時代後半から弥生時代まで遡ります。縄文時代の亀ヶ岡遺跡からは、大量のガラスの小玉が出土しました。弥生時代になると、勾玉など神仏の道具として利用され、それが以後の奈良時代から江戸時代の途中まで続いていきます。

 

この時代に作られていたガラスは鉛が主原料の鉛ガラスだったため、熱や衝撃に弱く割れやすい特徴があり、現在のような食器としての用途には不向きなものでした。

 

ガラスが発展しなかった理由の一つは、昔から陶磁器や漆の器が発展する日本では、ガラスを器に利用する必要性が低くかったといえます。

 

また江戸時代の鎖国も影響し、海外からガラスの加工技術が入ってこなかったことも影響しました。そして、1600年後半~1700年頃の元禄時代なるとオランダから長崎にガラスの加工技術が伝わり、製造され始めたといわれています。

 

日本の〈和ガラス〉の始まりはこの頃からといわれ、その後、1700年前半の正徳時代には京や大阪へ藍色や琥珀色のガラスの製造技術は伝わっていきました。

 

江戸でもこの正徳時代ごろから製造され始めたといわれています。しかし、まだこの時代のガラスは衝撃に弱く、壊れやすいものでした。当時のガラス製品がほとんど残っていないのは、この壊れやすさが原因ともいわれています。

 

江戸末期から明治時代になると、日本各地では海外との貿易がさかんに行われました。これにより、海外から質の高いガラス製品が流通し始めたのです。海外のガラスは〈鉛ガラス〉ではなく、〈ソーダ石灰ガラス〉が使用され、薄くて丈夫でした。

 

日本のガラス職人は、その技術を取り入れることに成功し、明治時代には薄くて丈夫なガラスの製造がはじまりました。器や扉など様々なものにガラスを取り入れ、技術は発展していきました。

 

そんな中、氷コップが製造され始めたのは明治中期頃といわれています。この頃になると、製氷技術の発展と共に、氷菓子が普及し氷水店などの専門店も流行しました。そういった時代背景に合わせて、かき氷など氷菓子専用のガラスの器として氷コップは登場したのです。

 

そして、氷コップは大正時代に大きく発展をしていきます。様々な技法・技術によって形・文様など様々な種類のものが製造されました。着色用にウランガラスが使われ、黄色や緑色など色彩も豊かになっていきます。

 

昭和初期の頃にはエナメルガラスを使った、黒足の氷コップも流行。大正から昭和の戦前まで氷コップはガラス加工技術の発展し、様々な美しい器が製造されていきました。

 

しかし、戦後になると経済発展と共に量産性が重要視されます。プレス加工の製造法やエナメルプリントでの意匠が主流となっていったのです。

 

戦前までのような氷コップは1965年頃までは製造され、次第に姿を消していく事になりました。現在でも一部の工房で復刻品として数は限られますが生産されています。

 

氷コップが骨董品として人気高いものは、明治・大正・昭和初期の戦前までのものです。特に大正・昭和初期の氷コップは骨董的にみても人気が高く、珍しいものでは数十万円を超えるものもあります。

氷コップの製造方法

氷コップの製造方法は主に2つになります。一つ目は、〈宙吹きガラス〉〈型吹きガラス〉という、吹きガラスです。宙吹きガラスは、型を使わず成型し、型吹きガラスは作られた型の中にガラスを膨らませて成型します。

 

どちらも、吹棒の先に溶けたガラスを取り、息で膨らませながら作る製法です。一つひとつ職人の手によって作られ、全く同じものはありません。職人による高い技術が必要となります。

 

二つ目は〈プレスガラス〉です。プレスガラスはその名の通り、型枠でガラスをプレスして成型します。その為、同じものを量産することが可能です。吹きガラスは昔からある技法でしたが、プレスガラスは明治頃から導入されました。

 

プレスガラスを導入した当初は、吹きガラスよりも高価で倍以上の価格でしたが、普及するに従い量産に向いていたプレスガラスは大正の終わり頃になると、吹きガラスの半値程に価格を下げています。

 

現在、骨董品としての価値は、吹きガラスで作られたものは高価になる傾向です。希少性もありますが、一つとして同じお品物はないということころが人気の一つと考えられます。

氷コップの材質

氷コップの材質は主に、ソーダ石灰ガラスが使われました。その他にはブラックライトをを当てると蛍光に発光するウランガラス、オパールガラスなども使われています。中には足の部分にだけウランガラスを使っているものもありました。

 

素材の組み合わせにより、鮮やかな色彩が楽しめる氷コップはソーダ石灰ガラスだけで作られたものより、ウランガラスやオパールガラスで作られたお品物の方が高値で取引されるの傾向があります。

愛媛県新居浜市 氷コップの買取|骨董品 出張買取|大正ロマンが感じられる和ガラス査定します
愛媛県新居浜市 氷コップの買取|骨董品 出張買取|大正ロマンが感じられる和ガラス査定します

氷コップの形

氷コップの形も様々です。基本的な形として、カップの部分と足の部分からなる形状のものが氷コップと呼ばれています。

 

カップの形の違いによって、椀型・ラッパ型・なつめ型・ベル型の4つに分類され、この4つを基本として口縁の形状によって、反り返り・輪花・巻き縁などが作られました。器のサイズはどの形状でも大体同じ位の大きさです。

氷コップの文様や技法

氷コップには、文様や文様を描くための技法がたくさんありますので、ここでは一部ですがご紹介します。

 

文様の種類はたくさんあります。吹雪文、糸巻き文、水玉文、卍文、市松文、輪つなぎ文、玉だれ文、亀甲文、赤縁、青縁、鱗文、掻き上げ文、象嵌、乳白ぼかし、梅鉢文、菊花文、鼓文、メダカ文などがあります。

 

氷コップでは色や模様、形の組み合わせによって様々な文様が作られ、多くの種類が存在するのです。またその文様を描く技法として、ぼかし、あぶり出し、千筋巻き、飛線、吹雪、象嵌、色被せなどがあります。

 

型吹きガラスやプレスガラスはレリーフ(浮彫り)で描かれました。宙吹きガラスの氷コップは、型吹きガラスやプレスガラスよりも様々な色・文様など変化に富んでいるため、アンティークコレクターに人気の高いお品物です。

氷コップの色

氷コップは、様々な色合いのものがあります。一つの氷コップで1色~3色の色が使われています。1色のものより2色、2色のものより3色など…多色使いのお品物は、華やかさも加わりが骨董品としての価値が高く人気です。

 

氷コップの中には、足の部分にウランガラスが使われ、ブラックライトで蛍光に発光するのもや素材の違うガラスと組合わせ、色合いを出した氷コップがあります。ソーダ石灰ガラスのみで作られた氷コップよりも、ウランガラスと組み合わせて作られた氷コップの方が査定額も高額になる傾向です。昭和初期頃になると、足の部分にエナメルガラスが使われた、黒足の氷コップが流行りました。

その他のガラス製品

文化や芸術が大いに発展する大正・昭和時代。大正ロマン・昭和モダンを代表する骨董品の氷コップですが、この他にも様々なガラス製品が作られました。電傘(ランプシェード)も大正ロマンを代表する商品です。氷コップと同様にコレクターも多く、骨董品としての価値も高く、買取価格も高値が期待できるお品物といえます。

 

『くらや松山』店では、氷コップや電傘など、明治から大正、昭和初期のガラス製品を高価買取しておりますので、是非ご相談ください。氷コップや電傘以外にも、古いガラス製品には価値のあるものがたくさんあります。

 

思いがけず「高値で売却出来て驚いた」というお話もよく聞く話です。真贋の判るプロの鑑定士がお宝の価値をしっかりと鑑定させていただきます。

 

お客様からのご来店・お問い合わせを心よりお待ちしております。

 

 

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愛媛県新居浜市で氷コップや和ガラスなど骨董品の高価買取

 

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店舗:くらや 松山店

住所:愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階

電話:089-950-4334

営業時間:10:00~19:00

定休日:なし

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