- 掛け軸・絵画松戸店2023/09/25
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
こんにちは。地赤珊瑚・桃色珊瑚・白珊瑚の査定・買取を行っている買取専門店『くらや松戸店』です。代々受け継がれている地赤珊瑚の指輪や、実家で置いたままになっている白珊瑚の原木など、「高いものだとは聞いてるけれど、処分に困っている」「譲り受けたもので価値が分からない」という〈珊瑚〉をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
高価な宝石としても知られる珊瑚の査定・鑑定は、しっかりとした知識と経験を持つ鑑定士に依頼したいものです。『くらや松戸店』に在籍する鑑定士は、珊瑚に関する買取経験と専門知識を豊富に有しております。珊瑚の査定・買取を希望されているお客様は、是非一度ご相談ください。
先日、店頭にて〈珊瑚の帯留め〉をお買取しました。「母から譲り受けたものだけど、自分もそろそろ終活を考える歳になり、どうやって手放そうか困っている」と悩まれた末、『くらや松戸店』へ足を運ばれたお客様の買取エピソードです。
数年前に亡くなられた御母様は、よく着物をお召しになり、和装小物もたくさん蒐集されていたのだとか。ある程度遺品整理の際に処分はしたものの、「珊瑚は高いと母から聞いていて、捨てられずに手元に置いていた」とお話しされていました。
鑑定士が帯留めを拝見したところ、桃色珊瑚を使用した独特の艶のある楓文彫刻の帯留めであることが分かりました。古いお品で、経年の小さな傷こそ見受けられましたが大変状態の良い帯留めでした。
当初は「珊瑚の帯留めの価値が知りたい」というお客様のご要望を受け、査定額をお伝えするのみの予定でしたが、予想を超える買取金額にお気持ちも変わったご様子。快くご売却いただくこととなりました。
さて、皆様は〈珊瑚〉といえば何を思い浮かべるでしょうか?エメラルドグリーンに輝く海の中に広がる珊瑚礁、はたまた御祖母様のお家で見かけた珊瑚の指輪…。珊瑚は古くから宝石として珍重されてきたため、やはり宝飾品としてのイメージの方が強いでしょうか。
海に囲まれた日本の主な宝飾品としては、〈真珠〉が代表的ですよね。真珠の養殖に成功し100年以上の時が経過しましたが、珊瑚は人間がつくり出せるものではありません。遥か昔から海の中に生息し、長い時間をかけゆっくりと成長していく生き物なのです。
中国などの経済成長に伴い、珊瑚は近年アジア圏の富裕層から人気を集めています。需要は増加傾向にある反面、その存在は大変希少です。二次流通の市場においても珊瑚の人気は高く、お品の状態によっては高額査定も期待できます。
今回は〈珊瑚〉の買取についてのお話です。珊瑚と人の関わりの歴史をはじめ、なぜ希少性が高く人気があるのか、どんな珊瑚が高評価になるのかなどをお伝えしていきたいと思います。珊瑚の指輪やネックレス、和装小物、置物など、珊瑚の売却を検討されている方は是非最後までお付き合いください。
人が珊瑚と関わりをもったのは、遡ること約25000年前の旧石器時代のこと。地中海沿岸地域のイタリアやアルジェリア、モロッコが発祥の地とされています。珊瑚の生息域は、当初水深20m~90m程と浅かったらしく、漁師達が素潜りにより採取することができたのだそうです。
ギリシャ時代やローマ時代の壁画には、珊瑚樹が描かれていました。珊瑚樹とは木の枝の形をした珊瑚のことで、この頃のローマではインテリアとして用いられていたという記録もあります。
装飾品として使用されていた珊瑚は、魔除けの意味合いを持って扱われたこともあったようです。当時の神話にも登場することが多かった珊瑚は、その後装身具や祭祀具として世界中へ広がっていきました。
珊瑚が初めて日本にもたらされたのは、およそ7~8世紀頃のこと。仏教伝来とともに聖武天皇に献上されたことが、日本における珊瑚の歴史のはじまりです。
現存しているものでは、正倉院に所蔵されている〈礼服御冠〉が最古であると言われています。礼服御冠は聖武天皇が身に付けていた冠で、正倉院に保管されているのはその残欠。破損し残った冠の一部には、珊瑚のビーズが含まれているそうです。
シルクロードを通じ、ペルシャや中国を経て日本に運ばれた地中海産の珊瑚は、大変希少な品として珍重されました。ペルシャは当時〈胡国〉と呼ばれていたことから、胡国を渡ってきた珊瑚〈胡渡珊瑚〉という呼称がつけられていたようです。
江戸時代の頃には、既に珊瑚の底引き網漁法が考案されていました。ところがこれが広まったのはもっと先の時代のこと。なぜならば、当時の幕府は庶民に対し倹約令を敷いており、珊瑚などの贅沢品を持つこと自体ご法度だったのです。
海に面している土佐などでは、古くから漁師の間で宝石珊瑚の存在が知られていましたが、藩主の命により珊瑚を採ることも語ることも禁じられ、万が一見つけても土佐藩によってその存在は隠されてしまっていたのだそう。
珊瑚漁が解禁され、商売や貿易が自由に行われるようになったのは明治時代に入ってからのことでした。この頃、イタリアの商人達が珊瑚の新産地を求めて土佐に移り住むようになります。彼らは新しい研磨技術などを日本にもたらし、その結果日本は珊瑚景気に沸いたのでした。
1901(明治34)年頃には、高知県、鹿児島県、長崎県併せて16トン以上の珊瑚の水揚げ量が記録され、日本は珊瑚の輸入国から輸出国へと変貌を遂げます。その後も珊瑚漁は徐々に広がり、伊豆諸島や小笠原諸島、沖縄県でも珊瑚の水揚げが始まりました。
1984(昭和59)年には潜水艇による珊瑚漁がスタート。鹿児島県や沖縄県でも潜水艇での採取のみ許可されるようになり、日本の珊瑚漁は地中海をも凌駕する勢いで急速に発展をみせていきました。
珊瑚を海藻などといった植物と思われている方も多いかと思いますが、実はイソギンチャクやクラゲの仲間で、ポリプ(珊瑚虫)と呼ばれる〈動物〉なのです。海岸の近くで見られる珊瑚礁の珊瑚と、宝石珊瑚と呼ばれる珊瑚とではそもそも種類が異なります。
ポリプ(珊瑚虫)は腔腸動物(こうちょうどうぶつ)花虫類に分類され、さらに口の周囲にある〈触手の数〉で珊瑚礁と宝石珊瑚に細分されます。
六放珊瑚(ろっぽうさんご)と呼ばれ、触手の数は6本。内に生息する褐虫藻は光合成を行う必要があり、浅く暖かい海岸に生息しています。
成長が早く、1年間で10cm近く成長する種類も。骨格は小さな穴が開いた軽石のようなつくりで、大変脆く宝飾品には向いていません。
八放珊瑚(はっぽうさんご)と呼ばれ、8本の触手を持ちます。太陽の光が届かない、水深100m以上の深海に棲みつき、ゆっくりと成長するのが珊瑚礁と異なるところ。海底にまばらに生息しています。
骨格はとても硬く、言うなれば人間の歯と同じくらいなのだそう。磨くと美しい光沢を放つことから、古代より多くの人を魅了してきました。1cm大きくなるのに約50年かかる種類も存在するようで、潮の流れが速いほど美しい枝をつくると言われています。
宝石珊瑚は、〈血赤珊瑚〉〈赤珊瑚〉〈桃色珊瑚〉〈白珊瑚〉の4つに大別されます。二次流通の市場において高評価となるのは、一体どんな珊瑚なのでしょうか?種類別に少し詳しくお話ししていきたいと思います。
黒みがかった、特に色の濃い赤は大変希少です。最高級品として取り扱われ、二次流通の市場においても高い評価が期待できます。
主な産地としては、高知県、小笠原諸島、五島列島、鹿児島県、沖縄県、宮古島などが挙げられます。なかでも土佐の血赤珊瑚は〈オックスブラッド〉と呼ばれ、世界でも価値の高い一級品です。
透明感のある薄赤から深い赤まで、様々な色味を愉しめる赤珊瑚。その色合いと品質の良さから、少し前までは大量に海外へ輸出されていました。
主な産地は、高知県、五島列島、相模湾、小笠原諸島、鹿児島県。台湾でも採取されます。イタリアやフランスなど、地中海沿岸で採取される赤珊瑚は〈紅珊瑚〉と呼ばれ、非常に人気があります。状態や大きさにもよりますが、高評価が期待できるでしょう。
朱色がかった濃い桃色からオレンジ、白に近いピンクもあります。〈エンジェルスキン〉と呼ばれるピンク色をした〈本ボケ珊瑚〉はとても貴重です。〈幻の珊瑚〉などとも呼ばれます。
現在、本ボケ珊瑚は乱獲や密漁が横行したため採取禁止となっており、その相場は血赤珊瑚を越えることも。二次流通の市場においても高い需要があり、高額査定も望めるでしょう。
白、もしくは白にわずかなピンク色が混ざったものが多くあります。〈純白〉のものと、淡い黄白色をした〈象牙色〉は希少です。原木も大変珍しく、市場に出回ることは殆どありません。
細工を施すことで美しさが際立つのも白珊瑚ならでは。帯留めやブローチ、印籠、彫刻作品などは二次流通の市場においても大変人気で、高価買取が期待できます。
お手持ちの珊瑚の指輪やネックレス、置物にどんな価値が潜んでいるのか、だんだんと気になってきましたか?買取を希望される方だけでなく、「価値が知りたいから査定だけお願いしたい」というご要望も、『くらや松戸店』なら大歓迎です。お気軽にお問合せください。
一級品と称される日本産の血赤珊瑚ですが、その大きな特徴として〈フ〉があることが挙げられます。原木の中心に見られる、人間の骨のような白い色をした斑点、これが〈フ〉です。フは地中海産の赤珊瑚には見られません。
フや色ムラが少ないほど高評価となる傾向にありますが、フの少ない原木はとても希少です。日本で採取される血赤珊瑚の原木は、ほぼ全てが高値で台湾に輸出されています。こういった背景もあり、フが少なく質の良い血赤珊瑚は高騰し続けているのです。
フの他にも、〈ヒ〉というものが存在します。これは縦方向に入った筋目状のヒビのことで、深海から引き上げる際の気圧の変化によって生じる傷です。珊瑚は自然界でつくり出されるからこそ、表面にこういった傷やへこみができるのは往々にしてあります。
フやヒを避け、10mm以上の血赤珊瑚の丸玉をつくるのはほぼ不可能でしょう。血赤珊瑚の平均的な枝の太さで採れるのは、8mm位の丸玉までとされています。
鉱物を磨いてできる宝石とは違い、珊瑚はアルカリ性の石灰質でできた生き物です。人の汗など酸性にはめっぽう弱く、手入れをしないまま放置していると色が抜け、本来の価値を失ってしまうことも…。
先述の通り、珊瑚は人の歯と同じくらいの硬さしかありません。衝撃に弱く、繊細で傷つきやすいため、お手入れは柔らかい布で拭くなど丁寧に行いましょう。傷や劣化を防ぐため、他の宝石とは分け、密封できる袋などに入れて保管するようにしてください。
こういった日頃のお手入れは、査定評価に大きく影響します。一度変色してしまうと元の色に戻すことは難しく、また人工的な汚れや傷は価値を著しく下げてしまいます。保管方法とお手入れには、十分に気を配るようにしましょう。
珊瑚には偽物・贋作が多くみられます。古くは動物の牙や歯、角などを粉にして固め染色したものが市場に出回り、明治期以降は樹脂やガラスの粉を利用した珊瑚まがいの品も多く流通しています。
現在もプラスチックや樹脂、海竹、ガラス等を使った偽物が出回っているため、注意が必要です。見分ける方法は色々ありますが、やはりここはプロの腕の見せ所。真贋判定は、しっかりとした知識を持つ鑑定士に依頼しましょう。
『くらや松戸店』に在籍する鑑定士は、珊瑚や宝石に関する真贋判定の経験を多く積んでおります。本物に多く触れてきたからこそ培われたプロの慧眼を、是非お試しください。
生前整理でご自身が集めた珊瑚の宝飾品を売却したいという方や、遺品整理で見つけた価値の分からない珊瑚の置物の価値を知りたいという方、「まずは査定だけ…」と言いう方もお気軽に『くらや松戸店』へご連絡ください。
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