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2026.07.28
松山店

【新居浜市】リチャードジノリを出張買取|約300年続くイタリアの名窯の歴史をご紹介|買取専門店 くらや 松山店

11:18 pm

第1章|【新居浜市へ出張買取】ご実家の片付けで見つかったリチャードジノリのカップ&ソーサー

「広島に住んでいて、今度、新居浜市の実家へ片付けに帰る予定です。母が集めていた食器や置物がたくさん残っているので、一度見に来てもらえませんか。」

今回ご紹介するのは、広島県にお住まいのお客様からいただいた、新居浜市のご実家への出張買取のエピソードです。

愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、骨董品や美術品をはじめ、ブランド洋食器、西洋アンティークなど、幅広いジャンルの店頭買取・出張買取を行っております。

近年は、ご実家の片付けや遺品整理をきっかけに、「価値があるかどうかは分からないけれど、一度見てほしい」「親の大事にしていたものだから、捨てるのはしのびないんです。このままにしておくわけにはいかないので、一度見に来てほしい」こういったご相談をいただく機会が増えています。

今回お問い合わせくださったお客様も、「母が食器や置物を集めることが好きだったのですが、私たちには価値が分からないので見てほしい」とのことでした。現在広島県に住まわれているため、ご実家へ帰省される日に合わせて出張買取に来てほしいとのことでした。

後日、お約束の日時に新居浜市のご実家へお伺いすると、室内はご家族で片付けを進められている最中でした。お話を伺うと、お母様は百貨店の催事や専門店を訪れることがお好きで、気に入った食器や置物を少しずつ買い集めてこられたそうです。

リビングには大きなサイドボードが置かれており、そのガラス扉の中には洋酒のボトルやグラス、ティーカップ、プレートなどの洋食器が美しく飾られていました。長年大切にされてきたことが伝わり、お母様のこだわりが感じられる空間でした。

一点ずつ確認させていただくと、その中に、イタリアを代表する名窯として知られるリチャードジノリのカップ&ソーサーが含まれていました。繊細な絵付けと上品なデザインが印象的で、保管状態も良好でした。また、同じサイドボードにはほかのブランド洋食器も並んでおり、それぞれのブランドやシリーズ、保存状態などを確認しながら丁寧に評価させていただきました。

お客様は、「骨董品ではないから買取は難しいと思っていましたが、ブランド食器もちゃんと値段が付くんですね。母が大事にしていたので、評価してもらえてうれしいです」と喜ばれていました。また、食器が収められていたサイドボードも古いアンティーク家具でしたので、あわせて拝見し、それぞれ評価させていただいたうえで査定額をお伝えしました。ご家族の皆様にもご納得いただき、無事ご成約となりました。

「まだ整理しきれていない部屋もあるので、またお願いするかもしれません。」というお言葉もいただき、私どもにとっても大変うれしいご縁となりました。

ブランド洋食器は、一見すると一般的な食器との違いが分かりにくいものもありますが、メーカーやシリーズ、製造年代、保存状態などによって評価が大きく異なります。ご実家の片付けや遺品整理の際には、価値が分からないまま処分してしまう前に、一度専門店へご相談いただくことをおすすめいたします。

今回の出張買取で拝見したリチャードジノリは、長い歴史の中で数多くの名作を生み出してきたイタリアを代表する陶磁器ブランドです。

次章では、約300年にわたり受け継がれてきたリチャードジノリの歴史や、その魅力について詳しくご紹介いたします。

11:18 pm

第2章|約300年受け継がれるリチャードジノリの歴史とは?

リチャードジノリは、世界中の陶磁器愛好家から高い評価を受けているイタリアを代表する名窯です。その歴史は1735年にまでさかのぼり、約300年もの間、伝統と革新を融合させながら数々の名作を生み出してきました。現在では「ジノリ1735GINORI 1735)」というブランド名で展開されていますが、その品質や芸術性は創業当時から変わらず受け継がれています。

リチャードジノリの歴史は、1735年、イタリア・フィレンツェ近郊のドッチァで、カルロ・アンドレア・ジノリ侯爵が磁器工房を創設したことから始まります。当時のヨーロッパでは、中国磁器への憧れから「白い金(ホワイトゴールド)」とも呼ばれた磁器づくりが盛んになっており、各国で王立窯や名窯が誕生していました。そのような時代の中、ジノリ侯爵は芸術性と技術力を兼ね備えた磁器づくりを目指し、「ドッチァ窯(マニファットゥーラ・ディ・ドッチァ)」を開窯しました。

創業当初からリチャードジノリは、食器だけでなく、宗教彫刻や人物像などの磁器彫刻でも高い評価を受けました。イタリアならではの芸術文化を取り入れた優雅なデザインと、職人による繊細な技術は、多くの貴族や富裕層を魅了し、ヨーロッパ各地へその名が広がっていきます。また、18世紀後半にはテーブルウェアの製作にも力を入れ、美しいレリーフや金彩を施した作品が数多く誕生しました。

19世紀に入ると、ジノリ家の後継者であるレオポルド・カルロ・ジノリ・リッシのもとで製造技術や経営体制が大きく発展します。さらに1896年、イタリアの陶磁器メーカー「リチャード社」と合併したことで、「リチャードジノリ」というブランド名が誕生しました。この合併により、それまで培ってきた伝統技術に近代的な製造技術が加わり、生産体制やデザインの幅がさらに広がったといわれています。

20世紀に入ると、リチャードジノリは新たな飛躍を迎えます。1923年には、イタリアを代表するデザイナーであるジオ・ポンティが芸術監督に就任しました。ジオ・ポンティは、伝統的な技法を大切にしながらも、当時としては革新的なデザインを数多く生み出し、リチャードジノリの世界的な評価をさらに高めました。1925年のパリ万国博覧会では、リチャードジノリとジオ・ポンティがともにグランプリを受賞し、その芸術性は国際的にも高く評価されています。

その後も時代を代表するデザイナーとの協業を重ねながら、芸術性と実用性を兼ね備えた作品を数多く発表してきました。1954年にはジョヴァンニ・ガリボルディがデザインした「コロンナ」がイタリアの権威あるデザイン賞「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞するなど、テーブルウェアの分野でも世界をリードする存在となっています。

近年では2013年にグッチを擁するケリンググループの一員となり、ブランドイメージをさらに高める取り組みが進められました。そして2020年には、創業年を冠した現在のブランド名「ジノリ1735GINORI 1735)」へ変更され、新たなラグジュアリーブランドとして世界中で展開されています。ブランド名は変わりましたが、ドッチァで受け継がれてきた職人の技術やものづくりへのこだわりは、今も変わることなく受け継がれています。

300年という長い歴史を持つリチャードジノリは、単なる洋食器ブランドではなく、イタリアの芸術文化や伝統技術を現代へ受け継ぐ存在でもあります。そのため、古いシリーズや廃番となった作品の中には現在でも高い人気を誇るものがあり、中古市場でも需要が続いています。

次章では、リチャードジノリを代表する人気シリーズをご紹介し、それぞれの特徴や魅力について詳しく解説いたします。

11:18 pm

第3章|リチャードジノリを代表する人気シリーズをご紹介

長い歴史の中で、リチャードジノリは数多くの名作シリーズを生み出してきました。その中には、発売から何十年も経った現在でも世界中の愛好家から支持され、中古市場でも人気の高いシリーズが数多く存在します。

ここでは、リチャードジノリを代表する人気シリーズをご紹介いたします。

 

イタリアンフルーツ

リチャードジノリと聞いて、まず思い浮かべる方も多いのが「イタリアンフルーツ」です。

白磁に描かれた可愛らしいフルーツや花々、そして縁を彩る繊細なレース模様が特徴で、上品で華やかなデザインは長年にわたり世界中で愛されています。

一見すると同じように見える食器でも、ティーカップやプレート、ティーポット、クリーマーなどアイテムの種類は豊富で、シリーズを揃えてコレクションされている方も少なくありません。そのため、セットで残っているものは評価につながることがあります。

 

ベッキオジノリホワイト

「ベッキオ」とはイタリア語で「古い」を意味し、18世紀から受け継がれる歴史あるシェイプの一つです。縁に施されたバロック様式の優雅なレリーフが特徴で、装飾を抑えた純白の美しさが際立ちます。シンプルながらも高級感があり、日常使いから来客用まで幅広い場面で親しまれているシリーズです。

シンプルなデザインだからこそ飽きが来ず、現在でも定番シリーズとして高い人気を維持しています。

 

アンティコホワイト(アンティコ ドッチァ)

アンティコホワイトは、創業の地であるドッチァの名を冠した、リチャードジノリを象徴するシリーズの一つです。

フィレンツェ後期バロック様式の銀細工に着想を得た美しい曲線と、柔らかなレリーフが特徴で、華美な装飾を施さず、白磁そのものの美しさを楽しめるデザインとなっています。創業当時から受け継がれる歴史あるフォルムは、現在でもブランドを代表するシェイプとして大切に受け継がれています。

 

オリエンテ イタリアーノ

近年特に人気を集めているシリーズが「オリエンテ イタリアーノ」です。

東洋文化からインスピレーションを受けた繊細な花柄と鮮やかな色彩が特徴で、グリーンやブルー、ピンク、イエローなど豊富なカラーバリエーションも魅力です。

伝統的な技法と現代的なデザインが融合したシリーズとして国内外で高い人気を誇り、インテリアとして飾って楽しまれる方も多くいらっしゃいます。

 

コロンナ

リチャードジノリの歴史を語るうえで欠かせないシリーズが「コロンナ」です。

1954年、芸術監督ジョヴァンニ・ガリボルディによってデザインされたこのシリーズは、シンプルで機能的なフォルムが高く評価され、イタリアを代表するデザイン賞「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞しました。積み重ねやすく実用性にも優れており、現在でもモダンデザインを代表する作品として世界中で親しまれています。

 

ブランド洋食器を評価するポイント

ブランド洋食器は、同じブランドであってもシリーズや製造年代によって評価が異なります。また、カップだけではなくソーサーやプレートなどが揃ったセットであるか、欠けやヒビがないか、金彩の擦れや使用感の程度、さらに箱などの付属品が残っているかも大切な評価のポイントです。

また、現在も販売されているシリーズだけでなく、すでに廃番となったシリーズが思わぬ評価につながることもあります。そのため、一見すると一般的な洋食器に見えても、ブランドやシリーズを確認しながら丁寧に評価することが大切になります。

 

第4章|まとめ

本ブログでは、リチャードジノリの歴史や代表的なシリーズについてご紹介しました。

リチャードジノリは、1735年の創業以来、約300年にわたって受け継がれてきたイタリアを代表する陶磁器ブランドです。伝統的な技術と芸術性を兼ね備えた美しい作品は、現在でも世界中で多くの人々に愛されており、中古市場でも高い人気を誇っています。

愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、リチャードジノリをはじめ、マイセン、ヘレンド、ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン、ミントンなど、さまざまなブランド洋食器の店頭買取・出張買取を行っております。

カップ&ソーサーやプレート、ティーポットなど、一点からはもちろん、食器棚やサイドボードに保管されたままの状態でもご相談いただけます。鑑定士が一点ずつ丁寧に拝見し、評価させていただきます。

ご実家の片付けや遺品整理、生前整理などでブランド洋食器の整理をご検討の際は、ぜひ買取専門店 くらや 松山店までお気軽にご相談ください。

 

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】松山店へご相談ください。

買取専門店 くらや 松山店
電話089-950-4334
営業時間10:00~19:00
住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
アクセス 伊予鉄道横河原線 いよ立花駅より徒歩7分

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