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上尾店
2021/04/01

埼玉県上尾市 金貨の買取|10万円 5万円金貨|高価買取も期待できる注目の記念貨幣

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はじめに

こんにちは。金貨・銀貨などの買取を行っている買取専門店『くらや上尾店』です。2018年4月に埼玉県上尾市にお店をオープンして以来、金・銀・プラチナなどの貴金属をはじめ、様々なお品物を査定してまいりました。

 

お客様ご自身「価値がわからない…」というお品物でも、専門の知識を持った鑑定士が査定すると期待以上の買取金額がつく場合も。お手持ちの金貨・銀貨などを処分するか迷われたときは、ぜひ一度『くらや上尾店』までお気軽にご相談ください。

日本における金貨の歴史

遡ること16世紀から製造されていた日本の金貨。戦国時代真っ只中であったこの頃、日本では金銀の採掘がさかんに行われるようになり、金山や銀山を手に入れた戦国大名たちは金貨や銀貨をつくり始めました。

 

体系的に整備された貨幣制度で使われた日本初の金貨は、武田信玄が鋳造した〈甲州金〉です。金貨といっても見た目は金の粒のようなもので、刻印もなく、貨幣というよりも軍用金や恩賞に使われていました。

 

この後に登場した〈天正長大判〉も特徴的な金貨です。豊臣秀吉が鋳造した天正長大判は、世界最大級の金貨幣として知られており、長さ17.5cm幅10.2cmもあります。豊臣秀吉が聚楽第で行われた金賦り(きんくばり)の際に用いられていたとする説も。

 

江戸時代になると〈三化制度〉が用いられるようになり、金(小判・一分判)、銀(丁銀・豆板銀)、銭(寛永通宝)が貨幣として使用されるようになります。当時は、金貨をつくる機関を〈金座〉、銀貨をつくる機関を〈銀座〉と呼んでおり、現在の東京にある〈銀座〉という地名の由来はここから来ているのです。

 

明治から昭和にかけては、金貨の在り方も大きく変わっていきました。1920年の第一次世界大戦や1929年からの世界大恐慌を要因に、世界の主要各国が金本位制を離脱。日本でも1931年12月に金本位制が廃止され、通貨としての金の流通はなくなってしまったのです。

 

現代では、天皇陛下御即位記念や、オリンピックなどの世界的行事の開催記念として金貨が発行されています。通貨としてではなく、プレミアムな価値を求めた金貨のコレクションは、いつの時代も人気です。

 

知れば知るほど奥深い金貨の世界ですが、今回は10万円・5万円・1万円金貨についてそれぞれご紹介していきたいと思います。

10万円金貨

天皇陛下御在位60年100000円金貨幣

過去に2種類発行された10万円金貨は、最も高額な記念金貨です。最初に登場したのは〈天皇陛下御在位60年100000円金貨幣〉で、昭和61年から62年にかけて1,100万枚発行されました。

 

戦後初の金貨としても貴重なものだったのですが、1990年(平成2年)1月に大量偽造が発覚。偽造されたのは61年銘柄10万7,946枚で、額面が10万円であったことからその被害額は107億9,460万円と発表されています。

天皇陛下御即位100000円金貨幣

次に発行された10万円金貨は、〈天皇陛下御即位100000円金貨幣〉です。平成天皇(現在の上皇)御即位を祝してつくられ、平成2年に200万枚発行されました。表には鳳凰と瑞雲、裏には菊花紋章と桐と唐草の図柄が施され、偽造防止のための認証番号が刻印されているのが特徴です。

 

この2種類の10万円金貨ですが、使われている純金の重さが違うことから、実は市場価値が異なります。〈天皇陛下御在位60年100000円金貨幣〉が純金20gであるのに対し、〈天皇陛下御即位100000円金貨幣〉は純金30g。なんと10gも純金の重さに差があるのです。

 

また、〈天皇陛下御在位60年100000円金貨幣〉は非常に多く発行されたために希少性が低く、先述の通り偽造金貨も多く出回ってしまいました。そのため〈天皇陛下御即位100000円金貨幣〉と比べると、同じ10万円の金貨でも価値は低くなってしまうのです。

 

どちらの金貨も、銀行で両替すれば額面通り10万円という金額になります。しかし買取専門店等においては、〈天皇陛下御即位100000円金貨幣〉の方が高価買取が期待できるでしょう。

5万円金貨

日本国内で発行された5万円金貨は、1種類のみ。現在の令和天皇皇后両陛下のご成婚記念として、平成5年に発行された〈皇太子殿下御成婚50000円金貨幣〉です。

 

表面には瑞鳥の鶴2羽と波、裏面には菊花紋章と梓が刻印されており、日本画家〈平山郁夫〉と造幣局工芸官がこのデザインを担当。発行枚数は200万枚で、5000円銀貨・500円白銅貨と共にプルーフ貨幣3点(金貨・銀貨・白銅貨)セットが販売されました。

 

18gの純金を使用したこの金貨は、1994年に世界造幣局長会議(Mint Directors Conference)の コイン・コンペティション〈最も技術的に優れた貨幣賞〉を受賞してることでも有名です。この金貨も偽造防止のため認証番号が付けられ、ブリスターパックに封入され発売されました。

 

金貨・銀貨・白銅貨のプルーフ3点セットが揃ったものや、外箱があり未開封で保存状態が良いものなどは、高査定も期待できるでしょう。

1万円金貨

皇室の慶事以外にも、オリンピックやワールドカップ、震災の復興を願って鋳造されたものなど、日本国内における様々な記念や節目で発行されてきた1万円金貨。金価格は日々変動するため一概には言えませんが、その他にも購入時の箱や付属品などが残っている場合は、査定時に一緒に出すことをお勧めします。

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さて、これからご紹介する金貨は、今まで国内で発行された1万円金貨のうち代表的且つ注目度の高い金貨です。金貨が発行されるきっかけとなった〈行事〉や〈記念〉ごとに、年代をおってご紹介していきたいと思います。

長野オリンピック冬季競技大会

1998年(平成10年)に開催された長野オリンピックの記念して鋳造された〈長野オリンピック冬季競技大会10000円金貨幣〉。純金15.6gが使用され、平成9年に第1次と第2次、平成10年に第3次の発行が行われました。

 

金貨の表面は日本が誇るウィンタースポーツ3種目の絵柄になっており、第1次が〈ジャンプ〉、第2次が〈フィギュアスケート〉、第3次が〈スピードスケート〉のデザインです。裏面には共通して、五輪マークと長野県の県花〈りんどう〉が描かれています。

天皇陛下御在位記念

先述の10万円金貨2種類と1万円金貨3種類がある天皇陛下御在位記念の金貨。1万円金貨は、平成11年〈天皇陛下御在位10年10000円金貨幣〉、平成21年〈天皇陛下御在位20年10000円金貨幣〉、平成31年〈天皇陛下御在位30年記念10000円金貨幣〉です。

 

中でも記憶に新しい〈天皇陛下御在位30年記念10000円金貨幣〉は、当選倍率18.4倍という高倍率。天皇陛下御在位記念の金貨に対する注目度は、現在もなお高いと言えます。

2002FIFAワールドカップ

2002年に日本と韓国で共同開催されたFIFAワールドカップを祝して発行された〈2002FIFAワールドカップ10000円金貨幣〉。純金15.6gが使用され、10万枚発行されました。

 

2カ国間にまたがるワールドカップ自体が異例だったこともあり、開催から19年が経過した今でも注目度の高い金貨です。

2005年日本国際博覧会

通称〈愛・地球博〉〈愛知万博〉と称される2005年日本国際博覧会でも、〈2005年日本国際博覧会10000円金貨幣〉が鋳造されました。純金15.6gが使用され、発行枚数は7万枚。

 

金貨表面には、地球とその自然と地球にすまう生命(コノハズク)、裏面には博覧会シンボルマークと大地のデザインが施されています。

 

21世紀に入ってから初となる国際博覧会であったことから、〈2005年日本国際博覧会10000円金貨幣〉は国際的にも注目を浴びた金貨です。2025年に大阪万博の開催が予定されていることもあり、再度スポットが当てられています。

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東日本大震災復興事業記念

2011年(平成23年)3月11日に発生した〈東日本大震災〉から今年で10年。〈東日本大震災復興事業記念10000円金貨幣〉は、震災から4年後の平成27年に復興事業の一環として発行された記念金貨です。発行枚数は、第1次が1.4万枚、第2次は1.1万枚、第3・4次はそれぞれ1万枚で、計4種類の絵柄があります。

 

表面のデザインが、被災地への思いが込められたデザインとなっていることが特徴的です。裏面は第1次から第4次まで統一で〈奇跡の一本松とハト〉が描かれ、〈がんばろう日本〉と復興へのエールが刻まれています。

 

また、世界の貨幣に関するカタログを発行しているアメリカのクラウゼ出版(Krause Publications)が実施するコイン・オブ・ザ・イヤー賞において、第3次の金貨が〈ベスト・現代の出来事に係る貨幣〉部門賞を受賞。純金は15.6g使用されています。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会

延期となってしまったものの、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を受けて発行されたのが〈2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念10000円金貨幣〉です。

 

平成30年2月に第1次発行分の発表が行われ、同年7月から8月にかけて予約を受付しましたところ、貨幣コレクターはもちろん一般層からも多数応募がありました。

 

〈2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念10000円金貨幣〉は3種類発売されており、いずれも純金15.6gです。表はそれぞれ違うデザインで、1つ目(平成30年)は〈流鏑馬と心技体〉、2つ目(令和元年)は〈勝利と栄光と心技体〉、3つ目(令和2年)は〈聖火ランナーと国立競技場と心技体〉となっています。

 

造幣局の発表によると、〈東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会全37種類特別記念貨幣セット〉の当選倍率はなんと240.69倍!希少性とともに高い需要を誇っていることが伺えます。

まとめ

今回は、昭和以降に発売された記念金貨を年代をおってご紹介してまいりましたが、金貨の歴史を知ることで、歴史的なトピックスもふり返ることができたのではないでしょうか。

 

近代では通貨として使われることはほとんどない金貨ですが、コレクターの心をくすぐる記念品としてはもちろん、時代を超えて売買される資産性も併せ持っています。

 

発行枚数の少ないものや購入当時の状態が保たれているもの、付属品がそのまま残っているものなどは、買取に際し高値がつきやすい傾向にあるでしょう。お手持ちの金貨が現在どれほどの価値を持っているのか、知っておくだけでも損はないと思います。

 

もし、ご自宅に眠っている記念金貨があれば、専門の知識を持ったプロの鑑定士が在籍する『くらや上尾店』へ一度お問い合わせください。お客様の大切なお品物を、ひとつひとつ丁寧に査定評価いたします。

 

査定・相談は無料です。お問い合わせだけでも大歓迎ですので、お気軽に『くらや上尾店』までお電話ください。皆様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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