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上尾店
2023/10/05

埼玉県上尾市 書道具の買取|硯 墨 筆 紙|文房四宝 高く売るためには?

2:32 am

はじめに

こんにちは。上尾市・桶川市・北本市・さいたま市で〈書道具〉の高価買取をしている買取専門店『くらや上尾店』です。当店では、〈端渓硯〉〈古墨〉〈筆〉〈紅星牌〉などの査定・買取依頼を多く承っております。

 

学校の授業などで、誰もが一度は経験したことがある書道。意外と知られていないのですが、書道具にも高額査定となるものが数多くあります。「今となっては使わない昔の書道具の処分に困っている」「亡くなった祖母が趣味で使っていた書道具がそのままになっている」といった話もよく聞きます。

 

書道具の定番と言われるのは、硯・墨・筆・和紙です。これらは書道をする際になくてはならない道具であるため、二次流通の市場においても高い需要を誇ります。安価なものから高価なものまで様々に存在する書道具ですが、その正しい価値を見極めるには専門知識が必要です。

 

さて、今回は〈書道具の買取〉についてお話ししていきましょう。遺品整理で見つけた硯や墨、「昔習っていたけれど、今はもう使う機会がない」と仕舞ったままになっている書道具の処分方法に悩まれている方は、是非最後までお付き合いください。

書道具の種類

〈文房四宝〉という言葉をご存知ですか?文房四宝とは書道をするのに欠かせない最も重要な道具の総称で、硯・墨・筆・紙を指します。二次流通の市場においても需要が高く、この4つの道具は高額になるケースが多々あるのです。

 

査定時に高評価となることが多い硯・墨・筆・紙について、ここからは少し詳しくご紹介していきましょう。

〈硯〉は、水で墨を磨る道具です。一般的には四角いものが主流で、原材料には多くの場合石が使われます。筆や墨汁に比べると脇役のような存在に思われがちですが、実は書道具の中で一番高価買取に繋がる道具と言っても過言ではないのです。

 

硯は主に日本産の〈和硯〉と中国産の〈唐硯〉に大別され、産地などによって人気も異なります。高評価が期待できる和硯・唐硯にはどんなものがあるのか、早速みていきましょう。

和硯

・赤間関硯
山口県下関市や宇部市近辺が産地の、希少な硯。使われている赤間石は鉄分を多く含む石質で、発色がいい墨汁をつくるとされています。石の見極めはもちろん、赤間石の採掘には火薬の取り扱いなど高い技術が必要で、これを習得するには10年以上かかるのだとか。

 

 

・雄勝硯
原石が採れる宮城県石巻市は、国内有数の硯の産地。口伝によればその始まりは室町時代の頃で、約600年にわたり伝統が受け継がれている歴史ある硯です。粒子が均等で光沢が美しく、実用的でありながらも芸術品としての価値も高く評価されます。雄勝硯は、現在特許庁の地域団体商標にも登録されている名硯です。

 

 

・那智黒硯
産地は和歌山県那智勝浦町。潤いのある光沢と、美しい漆黒が魅力の那智黒石からつくられた硯です。硬すぎず適度な硬度で墨との馴染みも良く、国内外で高く評価されています。原石は那智山の大雲取山脈と北山川流域で採られていましたが、現在は三重県熊野市神川町だけで産出される特別な石です。

唐硯

・端渓硯(たんけいけん)
古くから多くの書道家に愛用されてきた中国の硯。いつの時代も一目置かれる存在ですが、〈端渓硯〉などは別格です。中国・広東省肇慶市で採れる端渓石は、色合いや見た目の美しさも魅力。溜めた墨が涸れない、筆先を損じないと評判で、最も価値の高い硯と称賛されることも。

 

端渓硯は採掘される坑によってランク付けがされるのですが、その最高峰に君臨するのが〈老抗〉で産出された硯です。老抗の硯石は年中水に浸かっているため、一度に採掘できる量は限られます。希少価値も高く、高価買取が大いに期待できる硯と言えるでしょう。

 

 

・歙州硯(きゅうじゅうけん)
端渓硯と並び重珍されてきた硯で、漆黒の墨色を表現することができます。中国・安徽省黄山市歙県から産出する硯石は硬く、美しい金色の石紋がみられることも特徴です。現在大規模な採掘は禁止されており、圧倒的に流通量が少ないことから希少性が高まっています。

 

 

・洮河緑石硯(とうがりょくせきけん)
世界四大名硯のひとつに数えられる硯。中国・甘粛省を流れる?河の深底で採れる石でつくられます。河の氾濫をきっかけに採石場所が分からなくなってしまい、短期間で製造が終了したため市場に流通しているものはごく僅か。〈幻の硯〉などとも言われています。

 

 

・澄泥硯(ちょうでいけん)
澄泥硯は泥を固めて焼いた硯である、という説があります。宋代の古い書物にはその製法に関する記載があるようですが、その通りに再現することはできないのだそう。確かに端渓硯や歙州硯と比べると触った感じがザラっとしていますが、天然石由来の硯であるという見方もあり、その製法は現在も謎に満ちています。

 

澄泥硯の中にもランクがあり、最高峰とされているのはベージュの色味を持つ〈鱔魚黄澄泥〉(せんぎょこうちょうでい)。次いで価値が高いとされているのは〈緑豆砂澄泥〉(りょくとうしゃちょうでい)で、緑や黒、青が混ざった色味が特徴です。

墨については、「使ってしまったら買取してもらえないのでは…?」と思われる方が多いようですが、そんなことはありません。墨は寝かすほどよくなるとも言われており、古墨(こぼく)などは高値で取引されることが多くあります。

 

100年以上前の古墨であれば、高額査定が期待できるでしょう。20~30年程度の古墨にも高値が付けられることがあるので、お持ちの方は一度査定に出してみては。製造元も重要なポイントで、特に日本の製墨業者が製作した墨は高評価となる傾向にあります。

墨運堂

1805年創業の長い歴史を持つ墨運堂。とりわけ〈百選墨〉の人気は高く、書道家にも愛用者が多くいます。全国の主要都市で墨展(墨の展覧会)を開催するなど、墨の啓蒙・普及にも貢献しているメーカーです。ニューヨークには米国墨運堂が設立されています。

古梅園

1577年創業、製墨業界では日本最古といわれる老舗の文具メーカーです。古梅園で製造された墨は、徳川幕府に納められていたこと、文豪・夏目漱石が愛用したことでも知られています。歴史が長い分古墨も多く存在し、二次流通の市場でも高い需要を誇ります。

呉竹精昇堂

1902年創業、奈良に製造の拠点を持つ文具メーカーです。呉竹精昇堂といえば、筆記具の革命といわれた〈サインペン〉を誕生させたことでも知られていますよね。記念墨〈千寿墨〉なども大変人気で、愛好家が多く存在します。

玄林堂

創業1717年の玄林堂では、〈九十九寿〉〈鶴亀墨〉など高級作品用の固形墨が人気です。胡麻由墨・松煙墨・菜種油煙をはじめ、伝統を守りながらも品質に拘った様々な種類の墨が開発・製造されています。書道界の風雲児と呼ばれた書道家・榊莫山(さかき ばくざん)も、玄林堂の墨を愛用していたのだそう。

筆は使った分だけ消耗するため、査定・買取の際には〈状態〉が評価を大きく左右します。毛の部分に使われるのは、馬・羊・イタチ・孔雀など様々です。中でも〈羊の毛〉の筆は人気で、二次流通の市場にも多く出回っています。

 

状態の良さが肝ではあるものの、有名な書道家が使用した筆などには高値が付くことも。〈上田桑鳩〉〈青山杉雨〉などといった高名な書道家が使った筆は、高額査定が期待できるでしょう。

 

書道家の名前が入っている筆、書道家が所持していた筆をお持ちの方は、一度『くらや上尾店』で査定してみませんか?書道具に精通する目利きの鑑定士が、しっかりと価値を見極め高価買取いたします。

紙にこだわる書道家の方も多くいらっしゃいます。機械漉半紙ではなく、手漉きでつくられた〈美濃和紙〉〈越前和紙〉〈土佐和紙〉〈因州和紙〉などがメジャーどころでしょうか。中国製の〈紅星牌〉も、書道家の中では評価が高い紙とされています。

 

麻などが原材料である和紙はしっかりとした繊維があるため、破れにくいのも魅力です。一方、竹など植物を原材料としている中国製の紙は、繊維が短く墨の吸収がよいという特徴を持ちます。

書道具を高く売るためのポイント

古い物のほうが良い

近年大量生産されている書道具に高値が付く可能性は低いでしょう。製造時期で希少性が評価される書道具は多くあり、古い時代のものに思わぬ価値が見出されることも。遺品整理などで見つけた書道具をお持ちの方は、段々とその価値が気になってきたのではないでしょうか?

 

特に〈古墨〉は二次流通の市場で大変人気があるので、「押し入れの奥にしまったまま使う機会がない…」という方は一度プロの鑑定士に見てもらうことをお勧めします。

著名人が使用したもの

基本的には未使用の方が高評価となる傾向にありますが、著名人が使用した書道具は価値が上がります。中でも〈硯〉は高価買取されることが多い書道具のひとつです。名のある書道家が所持していたことがわかる〈証紙〉をはじめ、付属の箱などがあれば更なる高評価が期待ができるでしょう。

 

「高額で手に入れた書道具を売却したい」という場合は、購入時の領収書があれば是非査定時にお持ちください。購入したことを証明できるものがあると、買取の際に有利にはたらきます。

状態の良さ

書道具に限ったことではありませんが、未使用で痛みが少ないものの方が高価買取に繋がりやすいです。特に紙などはその傾向が顕著で、シミや破れが見られるものには価値がつけられないことも…。

 

一方、状態が芳しくなくても産地や製造元によっては高評価が期待できるお品もあります。「古いし値段なんて付かないだろう」と迷われている方は、処分する前に是非『くらや上尾店』までご相談ください。

まとめ

代々受け継がれてきた硯や、引き出しの奥に眠ったままになっている墨が「実は特別な価値を持つものだった」という事例は多々ありますが、ご自身で製造された時期や産地などを正確に調べることは難しいでしょう。こういう時こそ、プロの鑑定士の出番です。

 

使用済みの筆や汚れがある紙でも、『くらや上尾店』ならお買取できる可能性があります!査定・売却を検討されている方は、是非当店までお問い合わせください。書道具の知識と買取経験を豊富に持つプロの鑑定士が、ひとつひとつ丁寧に査定し高価買取させていただきます。

 

相談や査定、出張買取にかかる費用は全て無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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埼玉県上尾市で端渓硯や古墨、筆、紅星牌など、書道具の高価買取

 

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店舗:くらや 上尾店
住所:埼玉県上尾市仲町1-7-25
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