Blog 店舗ブログ
  • TOP
  • 店舗ブログ
  • 【西予市】煎茶道具の出張買取|京焼を代表する名跡、三浦竹泉のご紹介|買取専門店 くらや 松山店
2026.07.30
松山店

【西予市】煎茶道具の出張買取|京焼を代表する名跡、三浦竹泉のご紹介|買取専門店 くらや 松山店

11:53 am

第1章|【西予市へ出張買取】おじい様が大切にされていた三浦竹泉の煎茶道具

「祖父が煎茶を楽しんでいたときに使っていた、急須や茶碗等の煎茶道具がたくさん残っています。実家の片付けをしているのですが、私たちには価値が分からないので、一度見に来てもらえませんか。」

今回ご紹介するのは、西予市にお住まいのお客様からいただいた、煎茶道具の出張買取のご相談です。

近年、ご実家の片付けや遺品整理、生前整理をきっかけに、茶道具や煎茶道具を整理される方が増えています。ご家族が大切にされてきたお道具は、茶箪笥や飾り棚にそのまま保管されていることも多く、「どのようなものがあるのか分からない」「価値があるものなのか知りたい」といったお声をいただく機会も少なくありません。

愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、煎茶道具をはじめ、茶道具、掛軸、陶磁器、中国骨董、美術品など幅広いジャンルの店頭買取・出張買取を行っております。

西予市をはじめ愛媛県内各地からは、「祖父が使っていた煎茶道具が残っている」「茶箪笥にしまったままになっている急須や煎茶碗を見てほしい」「まとめて整理したい」といったご依頼をいただいております。

煎茶道具には、急須や煎茶碗をはじめ、湯冷まし、茶托、茶心壺、茶合など、さまざまなお道具があります。また、京焼や常滑焼、中国宜興の朱泥急須、錫製の茶托や茶壺など、素材や産地も幅広く、作者や製作年代によって評価は大きく異なります。特に、有名作家による作品は現在でも高い人気があり、共箱や付属品の有無も評価を左右する大切なポイントです。

今回のお客様のおじい様は、長年煎茶を楽しまれており、ご自宅には大切に使われてきたお道具が数多く残されていました。急須や煎茶碗だけでなく、茶托や湯冷まし、茶心壺なども丁寧に保管されており、お客様も「祖父が大切にしていたものだから処分する前に専門の人に見てもらいたいと思ったんです。」とお話しくださいました。

実際に拝見すると、急須や煎茶碗をはじめ、さまざまな煎茶道具が整理された状態で保管されていました。その中には、三浦竹泉の急須と煎茶碗が共箱とともに残されており、保存状態も良好でした。

三浦竹泉は、京焼を代表する名跡の一つです。さまざまな陶磁器を制作していますが、中でも煎茶道具は代表的な作品として知られ、現在でも高い人気があります。

次章では、三浦竹泉とはどのような人物だったのか、歴代竹泉の歩みや作品の特徴、そして煎茶道具として高く評価される理由について詳しくご紹介いたします。

 

11:53 am

第2章|三浦竹泉とは?京焼を代表する名跡として受け継がれる陶工

三浦竹泉(みうら ちくせん)は、明治時代から現在まで受け継がれている京焼の名跡であり、煎茶道具をはじめ、茶道具や花瓶、水指、香炉など幅広い陶磁器を制作してきた窯元として知られています。現在でも京焼を代表する名跡の一つとして、多くの方から高い評価を受けています。

三浦竹泉の歴史は、初代竹泉が京都・五条坂に窯を開いたことから始まります。

初代竹泉(18541915)は、本名を渡邉政吉(駒次郎)といい、十三歳で京焼の名工・三代高橋道八に師事しました。その後、明治16年(1883)に独立して五条坂に窯を築き、自らの作風を確立していきます。

初代が評価された理由の一つは、伝統的な京焼の技術を大切にしながら、新しい表現を積極的に取り入れたことです。染付や祥瑞、吹墨、色絵、金襴手など、多彩な技法を自在に使い分け、当時としては珍しかった西洋の色彩感覚も取り入れるなど、京焼の発展に大きく貢献しました。また、文人との交流も深く、陶芸だけでなく書画や中国陶磁器の研究にも熱心であったことが知られています。

初代の没後は長男が二代竹泉を襲名しました。しかし、二代は襲名からわずか五年ほどで早世してしまいます。そのため、初代の末子が三代竹泉を襲名し、竹泉の名跡を守り続けました。

三代竹泉は、大正10年(1921)に三代を襲名し、昭和6年(1931)に二代の長男へ家督を譲りました。その後は「竹軒(ちくけん)」と号して制作を続けました。名跡を離れた後も陶芸家として活動を続けたことから、三浦竹泉の作風や技術を現在へ伝える存在として知られています。

続く四代竹泉は、二代の長男として昭和6年に襲名しました。四代は煎茶道具や抹茶道具の制作に力を注ぎ、急須や煎茶碗、水指など、茶の湯に用いられる陶磁器を数多く制作しています。今日、市場で見かける三浦竹泉の煎茶道具には四代の作品が多く残されています。

現在へと続く五代竹泉は、昭和47年(1972)に襲名しました。同志社大学で美学・芸術学を学んだ後、四代のもとで修業を積み、伝統を受け継ぎながら制作を続けました。また、作品制作だけでなく、京焼の歴史研究にも尽力したことで知られ、陶芸家としてだけではなく研究者としても高く評価されています。

三浦竹泉の作品は、繊細な絵付けと上品な造形が特徴です。特に染付や色絵を用いた煎茶道具は人気が高く、急須と煎茶碗が揃った一式や、共箱が残されているものは現在でも高い評価を受けています。また、花瓶や香炉、水指など幅広い作品が制作されているため、同じ三浦竹泉の銘が入っていても、作品の種類や時代、歴代によって評価は異なります。

私たち鑑定士が拝見する際には、「三浦竹泉」という銘だけで判断することはありません。どの代の作品なのか、共箱や箱書が残っているか、保存状態はどうか、さらに絵付けや造形、制作年代なども確認しながら総合的に評価を行います。歴代竹泉は作風にも違いがあるため、どの代の作品なのかを見極めることが評価の重要なポイントとなります。

次章では、1章でも軽く触れた、西予市での出張買取エピソードをご紹介したいと思います。

11:53 am

第3章|【西予市へ出張買取】三浦竹泉の急須と煎茶碗を買い取りました

数多くの煎茶道具を順番に確認していく中で、共箱に収められた三浦竹泉の急須と煎茶碗がありました。

おじい様が長年煎茶を楽しまれていたこともあり、ご自宅の茶箪笥には急須や煎茶碗だけでなく、湯冷まし、茶托、茶心壺など、さまざまなお道具が整理された状態で保管されていました。お客様のお話では、おじい様はご友人と煎茶を楽しむことが多く、新しいお道具を購入しては大切に使われていたそうです。

「祖父が亡くなってからは、そのまましまってありました。私たちは煎茶のことは何もわかりません。ただ、祖父が大事にしてきたものなので、処分するのではなく、どなたか使っていただける方がいればと思ってお願いしました。」と今回のお問い合わせの経緯を教えてくれました。

まずは、共箱と急須、煎茶碗を照らし合わせながら確認を進めました。箱書の内容に相違はなく、保存状態も含めて一つひとつ丁寧に拝見していきます。

今回の三浦竹泉の急須と煎茶碗は、経年によるわずかな使用感は見られたものの、大きな傷みはありませんでした。共箱も良好な状態で残されており、おじい様が長年大切に使われていたことが伝わってきました。

また、急須や煎茶椀だけではなく、茶托や湯冷まし、茶合など、煎茶道具一式が揃って残されており、どれもきれいに保存されていました。おじい様が煎茶を楽しまれ、道具も大切に使われてきたことが想像できました。煎茶道具は単品でも評価できるものがありますが、一式で残されていることで、単品では評価が難しいお道具もあわせて評価できる場合があります。そのため、今回も三浦竹泉だけではなく、すべてのお道具を一点ずつ拝見し、それぞれ丁寧に評価させていただきました。

お客様は、「祖父が大切にしていたものなので、一つひとつ丁寧に見ていただけて安心しました。祖父も喜んでいると思います。」と、安心されたご様子でした。査定額にもご納得いただき、無事に成約となりました。

煎茶道具は、一見すると何に使う道具なのか分からないものも多いと思います。しかし、今回のように、ご実家の片付けで見つかったお道具の中にも、思いがけず評価につながるものが含まれていることがあります。ご自身で判断して処分される前に、一度まとめてご相談いただくことをおすすめしております。

 

11:53 am

第4章|まとめ|煎茶道具はまとめてご相談いただくことをおすすめします

ご実家の片付けや遺品整理で煎茶道具が残されている場合、急須や茶碗だけが残っていることはほとんどないと思います。実際には茶托や茶壷、茶合、涼炉など、さまざまなお道具と一緒に残されていることが多いはずです。本来は、まとめてご相談していただくのが一番よいのですが、「どれに価値があるのか分からない」「使っていたものだから値段は付かないだろう」と考え、その一部だけを処分してしまい、ご自身が価値のありそうと思っているお道具だけをご相談いただくお客様もいらっしゃいます。

実際には、一見すると価値がないと思われていたお道具の中に、有名作家の作品や骨董品として価値のあるもの、ほかのお道具とあわせて拝見することで評価につながるものが含まれていることもあります。そのため、処分する前にすべてまとめてご相談いただくことをおすすめしております。

また、長年使われてきた煎茶道具には、多少の使用感が見られるものも少なくありません。しかし、使用されていたからといって必ずしも評価が難しくなるわけではなく、作者や制作年代、希少性、箱書きの内容、保存状態など、さまざまな点を確認しながら総合的に拝見いたします。

愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、煎茶道具をはじめ、茶道具、中国骨董、掛軸、陶磁器、美術品など、幅広いジャンルの店頭買取・出張買取を行っております。煎茶道具は数が多くなりやすく、店頭までお持ち込みが難しい場合もあると思います。お問い合わせいただきましたら、鑑定士が現場までお伺いし、一点ずつ丁寧に拝見いたします。

ご家族が長年大切にされてきたお道具には、それぞれの思い出や歩んできた歴史があります。私たちは、大切なお道具を、次に必要とされる方へつなぐお手伝いをさせていただいております。

 

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】松山店へご相談ください。

買取専門店 くらや 松山店
電話089-950-4334
営業時間10:00~19:00
住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
アクセス 伊予鉄道横河原線 いよ立花駅より徒歩7分

松山店の他の記事を見る