
もくじ
「実家の片付けをしていたら、いろいろなものが出てきました。価値があるものなのか分からないので、一度見てもらえませんか。」
今回ご紹介するのは、四国中央市にお住まいのお客様からいただいた、ご実家の片付けに伴う出張買取のご相談です。
近年、ご実家の片付けや遺品整理、生前整理をきっかけに、「何があるのか分からないので見に来てほしい」というお問い合わせが増えています。実際にお伺いすると、骨董品や美術品、ブランド洋食器、アクセサリーなど、さまざまなジャンルのご相談をいただくことも珍しくありません。
愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、骨董品や美術品をはじめ、ブランド洋食器、陶磁器、アクセサリーなど、幅広いジャンルの店頭買取・出張買取を行っております。「何を相談すればよいか分からない」という場合でも、鑑定士が一点ずつ丁寧に確認しご説明させていただきますので安心してご相談ください。
今回ご依頼いただいた出張買取でも、さまざまな商品があり、その中に、ロイヤルコペンハーゲンのブローチやイヤープレートが見つかりました。お客様も「ロイヤルコペンハーゲンという名前は知っていますが、詳しいことは分からなくて……」とお話しされていました。
今回は、ロイヤルコペンハーゲンにスポットを当て、その歴史や魅力、人気シリーズについてご紹介いたします。出張買取エピソードも後ほど詳しくご紹介しますので、どうぞ最後までお付き合いください。
1775年、デンマークの皇太后ユリアーネ・マリーの支援のもと、薬剤師フランツ・ハインリッヒ・ミュラーによって創設されたのがロイヤルコペンハーゲンです。当初は「デンマーク磁器工場」として誕生し、その後、王室の保護を受けることで「王立磁器工場」となり、現在では世界を代表する磁器ブランドとして広く知られています。
創業以来変わらず受け継がれているのが、コバルトブルーによる繊細な手描きの絵付けです。一つひとつ職人が丁寧に筆を入れて仕上げるため、同じシリーズであってもわずかな筆遣いの違いが見られます。この手仕事ならではの温かみも、ロイヤルコペンハーゲンが長年愛され続けている理由の一つです。
ロイヤルコペンハーゲンの作品には、裏面に王冠・3本の青い波・ペインターサインが描かれています。3本の青い波は、デンマークを囲む「エーレスンド海峡」「大ベルト海峡」「小ベルト海峡」の3つの海峡を表しており、創業当初からブランドの象徴として受け継がれてきました。また、王冠は王室との深い関わりを示し、ペインターサインは絵付けを担当した職人を表しています。
さらに、バックスタンプ(裏印)は製造年代を知る手掛かりになります。王冠のデザインや刻印の仕様は時代によって変化しており、鑑定士はシリーズ名だけでなく、こうした裏印も確認しながら年代や特徴を見極めています。もちろん、年代だけで価値が決まるわけではなく、シリーズや保存状態、付属品の有無なども評価に影響します。
ロイヤルコペンハーゲンは、食卓を彩る洋食器だけでなく、イヤープレートやフィギュリン、アクセサリーなど幅広い製品を展開してきました。世界中に愛好家が多く、日本でも長年にわたり百貨店などで取り扱われてきたことから、ご自宅で大切に保管されているケースも少なくありません。
次章では、ロイヤルコペンハーゲンを代表する人気シリーズについてご紹介いたします。
ロイヤルコペンハーゲンには、約250年の歴史の中で数多くのシリーズが誕生してきました。それぞれに異なる魅力があり、現在でも世界中の愛好家に親しまれています。ここでは、その中でも特に人気の高いシリーズをご紹介いたします。
・ブルーフルーテッド
ロイヤルコペンハーゲンを代表するシリーズといえば「ブルーフルーテッド」です。1775年の創業とともに誕生したブランドを象徴するシリーズで、白磁にコバルトブルーで描かれた繊細な絵付けが特徴です。
ブルーフルーテッドには、シンプルな「プレイン」、縁に透かし彫りのような装飾が施された「ハーフレース」、さらに豪華な装飾が特徴の「フルレース」があります。同じブルーフルーテッドでも雰囲気は大きく異なり、用途や好みに合わせて選ばれています。現在でもロイヤルコペンハーゲンを代表するシリーズとして高い人気を誇っています。
・ブルーパルメッテ
続いてご紹介するのが「ブルーパルメッテ」です。2004年に発表された比較的新しいシリーズで、伝統的なコバルトブルーの絵付けを受け継ぎながら、現代の食卓にも馴染みやすいデザインとして誕生しました。
蓮の葉やヤシの葉を思わせる「パルメッテ文様」をモチーフとしており、和食・洋食を問わず使いやすいことから、日本でも人気の高いシリーズとなっています。普段使いとして購入される方も多く、ご自宅で長年愛用されているケースもよく見受けられます。
・フローラダニカ
「フローラダニカ」は、ロイヤルコペンハーゲンを代表する最高級シリーズです。18世紀後半、デンマークで刊行された植物図鑑『フローラ・ダニカ』をもとに制作が始まり、一枚ごとに異なる植物が精密に描かれています。
植物の特徴を忠実に再現した細密な絵付けは、熟練した職人の高度な技術によって生み出されており、完成までに多くの工程と時間を要します。その芸術性の高さから、美術品として評価されることも多く、現在でもロイヤルコペンハーゲン最高峰のシリーズとして世界中のコレクターに愛されています。
・イヤープレート
「イヤープレート」は、1908年から現在まで毎年発表され続けている人気シリーズです。クリスマスや北欧の冬の風景、その年を象徴する情景などが描かれ、毎年異なるデザインが楽しめることから、多くのコレクターに親しまれています。
ご自宅の壁に飾ったり、その年の記念として購入したりする方も多く、日本でも毎年コレクションを続けていたというご家庭は少なくありません。ご実家の片付けでは、箱に入ったまま何十枚も保管されているケースもあり、年代によってはコレクターから人気を集めるものもあります。
ロイヤルコペンハーゲンでは、このほかにもブローチやペンダントなどのアクセサリーが製作されています。陶磁器ならではの美しい絵付けを生かしたアクセサリーは、現在でも根強い人気があり、イヤープレートとともにコレクションされている方もいらっしゃいます。
同じロイヤルコペンハーゲンでも、シリーズや製造年代、保存状態、付属品の有無によって評価は異なります。買取専門店 くらや 松山店ではバックスタンプやシリーズ名なども確認しながら、一点ずつ丁寧に評価しております。
次章では、四国中央市へ出張買取でお伺いした際に実際に見つかった、ロイヤルコペンハーゲンのブローチとイヤープレートの買取エピソードをご紹介いたします。
それでは、今回ご相談いただいた出張買取のエピソードをご紹介いたします。
お客様からご連絡をいただいた後、ご都合に合わせて四国中央市のご自宅へお伺いしました。
「実家の片付けを始めたんですが、食器や置物、アクセサリーなどいろいろ出てきまして……。母が大切にしていたものなので、一度見てもらおうと思ったんです。」
お部屋へ案内していただくと、食器棚や飾り棚、アクセサリーケースなどに、さまざまな商品がきれいに保管されていました。
一つずつ確認していく中で、まず目に留まったのがロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートでした。
お客さまも、「イヤープレートは知っています。母が、毎年ではないけど、気に入った絵柄があったら買って飾っていました。」
とお話しくださいました。
箱も一緒に残されており、プレート本体にも目立つ傷はなく、大切に保管されていたことが伝わってきました。
さらにアクセサリーケースを確認していると、一点のブローチが目に留まりました。
「こちらもロイヤルコペンハーゲンですね。」
そうお伝えすると、お客様は少し驚いた様子で、
「えっ、これもですか?母がよく付けていたブローチですが、ロイヤルコペンハーゲンのものだとは思っていませんでした。」
とおっしゃっていました。
拝見すると、そのブローチはロイヤルコペンハーゲンの中でも人気の高いフローラダニカシリーズでした。
保存状態も良好で、欠けや大きな傷みも見られなかったため、その点も含めてしっかり評価させていただきました。
査定内容をご説明すると、
「イヤープレートは価値があるかもしれないと思っていましたが、このブローチまで評価していただけるとは思っていませんでした。」
と、お客様も驚かれていました。
さらに、
「母が気に入って身に着けていたものなので、きちんと見てもらえて安心しました。処分する前に相談して本当に良かったです。」
と笑顔でお話しくださり、ご納得いただいたうえでご成約となりました。
ロイヤルコペンハーゲンというと洋食器やイヤープレートのイメージをお持ちの方が多いですが、ブローチやペンダントなどのアクセサリーも制作されています。ご実家の片付けで出てきた品々の中に、思いがけない商品が含まれていることもありますので、価値が分からない場合は処分される前に一度ご相談いただくことをおすすめいたします。
ロイヤルコペンハーゲンは、約250年にわたり世界中で愛され続けているデンマークを代表する磁器ブランドです。ブルーフルーテッドやフローラダニカ、イヤープレートなど、シリーズごとに異なる魅力があり、日本でも長年多くの方に親しまれてきました。
今回ご紹介したように、ロイヤルコペンハーゲンというとイヤープレートや洋食器を思い浮かべる方が多い一方で、ブローチやペンダントなどのアクセサリーも製作されています。ご本人はもちろん、ご家族も「ロイヤルコペンハーゲンのものだったとは知らなかった」と驚かれるケースも少なくありません。
また、同じシリーズであっても、製造年代やバックスタンプ、保存状態、付属品の有無によって評価は異なります。箱に入ったまま保管されているものだけでなく、飾っていたイヤープレートや、実際に使用されていたアクセサリーでも評価させていただいております。
愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、ロイヤルコペンハーゲンをはじめ、マイセン、ヘレンド、ウェッジウッド、大倉陶園、リチャードジノリなどのブランド洋食器や置物の店頭買取・出張買取を行っております。
四国中央市をはじめ、愛媛県内各地への出張買取にも対応しておりますので、ご実家の片付けや遺品整理、生前整理で見つかったブランド洋食器や価値が分からないコレクションなどがございましたら、お気軽に買取専門店 くらや 松山店までご相談ください。