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松戸店
2021/08/24

千葉県松戸市 古銭の買取|山田羽書 藩札|コレクターが求めていることとは?

7:24 am

はじめに

こんにちは。古銭・古紙幣や骨董品の買取を行なっている買取専門店『くらや松戸店』です。寛永通宝や水戸虎銭などいった硬貨をはじめ、『くらや松戸店』では様々な古銭の高価買取を行っています。

 

古銭と聞くと硬貨をイメージする方が多いのか、紙幣の存在はどこか薄れがちです。そこで今回は、日本の〈古紙幣〉について詳しくお話ししていきたいと思います。

 

御祖父様や御祖母様のお家などで、古銭を目にしたことがあるという方は多いでしょう。一方で「古いお金にどれ程の価値があるの?」「どのような歴史を辿ってきたものなの?」と問われると、詳しく分かる方は少ないのではないでしょうか。

 

『くらや松戸店』では、お客様へ査定額をご提示するだけでなく、お持ちいただいたお品物の評価ポイントや歴史的背景のお話なども併せてお伝えしています。ご興味のある方は是非お気軽にお声がけください。

日本最古の紙幣

日本の紙幣の始まりは1600年頃。当時の伊勢國(現在の三重県伊勢市)で流通し始めた〈山田羽書〉が、日本の紙幣の元祖と言われています。山田羽書は明治時代までの約250年に渡り、伊勢周辺で流通した紙幣です。

 

紙の原材料に使われていたのは楮(こうぞ)という植物。古くから和紙材料として知られており、今日でも和紙の主要原料となっています。

 

印刷は木版で行われ、図柄も様々でした。大黒天・恵比寿・弁財天・布袋のほか、打ち出の小槌や瑞雲・蝶・麒麟・象などが描かれたものもあります。

 

発行された伊勢山田の地名にちなんだことが、山田羽書という名称の由来です。当初は羽書ではなく〈端書〉と記され、紙片や小額紙幣という意味合いが強かったのだとか。

 

銀貨による釣銭代わりとして使用された山田羽書は、いわゆる預かり手形の役割を果たしていました。山田羽書には銀1匁・5分・3分・2分の4種類があり、1668年(寛文8年)以降は64匁の山田羽書と金1両の引き換えが行われていたようです。

 

山田羽書の影響を受けて、宇治・射和・松坂・丹生などといった伊勢国各地にて羽書が発行されるようになりました。後に〈羽書株仲間〉と呼ばれるものが結成され、一番多い時には39組404名で構成されていたのだそう。

 

山田羽書が影響を与えたのは伊勢国だけではなく、大坂などの上方や周辺地域の民間紙幣の起源にもなっていたようです。1707年(宝永4年)、幕府は正貨流通促進のため藩が独自に発行する紙幣〈藩札〉の使用を一時禁止しましたが、山田羽書だけは特別に許可されていました。

 

幕府の出先機関である山田奉行のもと、羽書の発行が管理されるようになったのは1790年のことでした。寛政の改革により幕府貨幣の兌換に必要な手当金には上納が命じられるようになり、山田羽書は私札でありながら公的性格を持つようになります。

 

約250年という長きに渡り流通した羽書の発行が停止となったのは、1870年(明治3年)のこと。他の流通羽書も1871年(明治4年)から1873年(明治6年)までにその多くが回収を終えたと言われています。

 

政府の全国統一の新紙幣と交換されて以降、山田羽書は姿を消すこととなったのです。

世界最古の貨幣

貨幣には、時として本来の価値を大きく超える価格で取引されるものがあります。世界最古の紙幣と言われている〈交子〉は、考古学的な価値を持ち希少価値が大変高いとされている貨幣です。

 

交子が発行されたのは中国北宋時代。当時の中国では鉄銭や銅銭が主流でしたが、重い鉄や銅の持ち運びは困難を極めました。新たに登場した紙幣は、こういった背景もあり中国国内での流通を後押ししたのです。

 

世界で初めて紙の開発に成功したのも、実は古代中国でのこと。紙は非常に貴重なものだったことから、紙幣が世界各国で使用されるようになるまでには長い年月を要しました。

 

交子の他にも、南宋で発行された〈会子〉、金・元の〈交鈔〉などは代表的な中国紙幣です。中国紙幣には歴史的価値や希少性のあるものが多く、中国古銭と同様に高い人気と需要があります。状態が良いお品物は高価買取も期待できるので、お持ちの方は『くらや松戸店』にご相談ください。

7:24 am

藩札

江戸時代に各藩が独自に発行していた紙幣〈藩札〉。明治時代までに藩札を発行した藩は244もあり、これは全国の約8割にあたる数だそうです。藩によって藩札の内容は異なり、数年しか流通しなかったものもあるため実に多くの種類が存在します。

 

ひと口に藩札と言ってもその呼称は様々でした。藩が発行した〈大名札〉の他、旗本が領内で発行した〈旗本札〉、寺社が発行した〈寺社札〉、宮家が発行した〈宮家札〉、各地域で発行された〈町村札〉、私人発行の〈私人札〉などがあります。

 

最初の藩札は寛文元年(1661年)に福井藩が発行した銀札といわれていますが、文献上では寛永7年(1630年)に備後福山藩が発行した銀札だという記載も。銀札は、銀貨に代わるものとして発行された藩札の一種です。

 

藩札の発行の目的は、領内の貨幣不足を補うためと言われていますが、実際は藩札の発行により藩の財政難の解消を試みている場合も多かったのだとか。藩独自で流通規則を定め、藩札以外の貨幣の流通を禁じる藩もありました。

 

藩札も山田羽書と同様、和紙に木版刷りで造られるのが基本でした。中には手書きの墨書札も存在しています。耐用年数を上げるべく丈夫な厚手の和紙が使用され、着色や透かしといった技術の他、隠し文字・特殊文字・多色刷りなどといった偽造防止が試みられていたことも大きな特徴と言えるでしょう。

 

藩名が目立たないよう印刷されている〈筑後柳川藩札〉や、真似しにくい特殊な文字が使われている〈伊予大洲藩札〉、赤や緑の多色刷りを採用している〈因幡鳥取藩札〉などが代表的な藩札として挙げられます。

 

越前福井藩が初期の頃に発行していた藩札〈銀拾匁札〉(ぎんじゅうもんめさつ)などは、歴史的資料として非常に貴重です。日本の紙幣とは縁の深い五箇地区で漉いた越前和紙が採用されています。

 

藩札は古ければ古いほど高いということはなく、専門の知識を持った鑑定士でなければその正しい価値を見極めるのが難しいお品物です。発行枚数が少ないもの、紙幣の状態が良いもの、コレクターの間で人気のものなどは高額査定も望めるでしょう。

 

『くらや松戸店』には、藩札の買取経験が豊富な鑑定士が在籍しています。遺品整理や蔵の片付けなどで出てきた古銭があり、処分に困っている方がいらっしゃいましたら是非『くらや松戸店』にご相談ください。

まとめ

出張買取などの場面において査定依頼の多い古銭。実際に古銭を発見しても、今現在どれほどの価値を持つものであるのかは、一般の方には分かりづらいのも事実です。

 

「こんなに古いお金でも査定してもらえるの?」「お金だから捨てるのは気が引けてしまう…」など、些細なことでも構いません。古い貨幣の処分にお困りの方は『くらや松戸店』にお問い合わせください。

 

査定に出す前に古銭を洗浄される方もよくいらっしゃるのですが、古銭に関してはお手入れ不要です。買取店へお品物を持ち込まれる方の中には、「綺麗な状態の方がより高く買ってもらえるのでは?」と汚れを落として持ってこられるケースも多々あるのですが、古銭の場合は違います。

 

古銭を収集しているコレクターには、歴史的価値や経年による風合いこそが求められることも。古銭の査定ポイントは、製造された年や希少性だけでなくコレクターからの需要度も大きく影響します。

 

古銭を発見した際には、酸化防止のためできるだけ素手では触らないようにしてください。換気のできない場所での保管は古銭の変色に繋がる恐れもあるため、風通しの良い冷暗所で保管しましょう。

 

バラの状態の古銭・古紙幣は、専用のケースなどで保管することをお勧めします。また穴の開いている硬貨に縄紐が通されている場合、縄紐を解いたり洗ったりしないようにしましょう。

7:24 am

「他のお店での査定額に納得できなかった」「まとめていくらと言われてしまった」など、過去に他店での査定にご納得がいかなかったお品物も、ぜひ『くらや松戸店』にお持ち込みください。一枚からでも丁寧に査定・買取いたします。

 

「古銭が大量にあって持ち運べない」「古銭の他にも査定してほしいものがたくさんある」という方は、『くらや松戸店』の出張買取をご利用ください。鑑定士が直接ご自宅等へお伺いし、査定から買取までをその場で行います。

 

査定・ご相談・出張費用は無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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店舗:くらや 松戸店
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