- 掛け軸・絵画松戸店2023/09/25
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
こんにちは。切手をはじめ、骨董品・古美術品の買取をしている買取専門店『くらや松戸店』です。今回は〈特殊切手〉と〈記念切手〉について、それぞれの特徴や切手が発行された歴史的背景のお話をしていきたいと思います。
〈お年玉切手シート〉〈初日カバー〉〈ふるさと切手〉〈ふみの日切手〉などが人気の特殊切手と、〈オリンピック記念切手〉〈日本万国博覧会記念切手〉が有名な記念切手。実はあまり知られていない二つの切手の違いを、皆様はご存じでしょうか?
国家的行事などを記念して発行される記念切手。日本において現在までに発行されている記念切手は、発行枚数に定めのない普通切手とは異なり、一定の枚数しか印刷されません。取り扱う郵便局や販売期間が限定されていたり、中には郵便切手として使用できる期間までもが限定されている記念切手も。
国内で初めて発行された記念切手は〈明治天皇銀婚記念〉の切手。記念切手の概念がまだなかった当時の日本で、在留外国人の新聞投書をきっかけに政府が動き、祝典まで1か月を切る中不眠不休で作製されたそうです。額面は2銭と5銭の2種類がありますが、5銭切手の方が発行枚数が少ないため自ずと価値も高くなります。
〈明治神宮鎮座記念〉〈世界平和記念〉〈日清戦争勝利〉などの切手は、戦前に流通していた記念切手として有名どころ。第二次世界大戦よりも前の時代に発行された切手の図柄は、天皇陛下即位などの皇室における慶事を記念したものや、明治神宮・伊勢神宮などの国家神道に関するものがほとんどでした。
昭和の初めまでの記念切手は、発行される頻度と枚数が少なかったということもあり高価買取も期待できるでしょう。第二次世界大戦以降から現在に至るまでは、毎年数十種類もの記念切手が誕生しています。
特殊切手とは、国家的宣伝や文化財の紹介などの意図をもって発行される切手のことで、シリーズで発売されるものが多いのも特徴です。記念切手と同様に一定数のみ印刷され、取り扱う郵便局や販売期間などが限定されます。
日本で最初に発行された特殊切手は、1935年(昭和10年)に発行された〈年賀切手〉です。その後〈国立公園切手〉〈国定公園切手〉〈国宝シリーズ〉〈世界遺産シリーズ〉など、現在までの間に非常に多くの特殊切手が販売されています。
では、記念切手と特殊切手の違いとは一体どこにあるのでしょうか?一番簡単な見分け方は、発行と同時に使用される〈初日印〉の違いです。初日印とは、その切手の発行日のみに使用される消印のことを指します。
記念切手の初日印には、主に鳶色と呼ばれる赤茶色のインクで押印される〈特印(特殊通信日付印)〉が使われ、使用期間は発行日を含め7日間。特殊切手の初日印で使われるのは〈ハト印〉〈絵入りハト印〉などで、その名の通り印面に鳩のマークが入っていることが特徴です。これらの正式名称は〈初日用通信日付印〉といい、使用期間は発行日の1日のみとされています。
〈お年玉切手シート〉といえば、お年玉付年賀はがきの末等で当たるものですよね。現在の様にお年玉付きの年賀状が発行される前には、〈年賀切手〉として毎年発行されていました。
また〈年賀切手〉と呼ばれるものは、韓国や中国、台湾など外国でも発行されており、日本が年賀切手を発行したのは世界で2番目。世界初の年賀切手は、1932年(昭和7年)に南米のパラグアイで発行されたものでした。
「古い年賀切手で、今の切手と金額の表示が違うのですが買取はできますか?」「使用済みの切手でも価値があるのでしょうか?」などといったお問合せが多くありますが、ご安心ください。買取専門店『くらや松戸店』では、金額表示が今とは異なる古い切手や使用済みの切手も、きちんとその価値を見極め高価買取いたしております。
〈初日カバー〉とは、郵便切手が貼られたものに、その切手が発行された当日の消印が押されている封筒類のことです。〈F.D.C(英語のFirst Day Coverの頭文字を取ったもの)〉とも呼ばれています。
古くは、郵便局で利用者が購入した切手がたまたま発行当日のもので、その切手をその場で使ったことで偶然〈初日カバー〉が誕生するということがほとんどでした。その後、切手収集が趣味として世界中に浸透していくと、新しく発行された切手に因んだ記念の消印を押印するサービスが郵便局で行われるようになり、使用される封筒類もその切手に関連する絵柄などが用いられるようになりました。
〈初日カバー〉の歴史は、今からおよそ100年前の1920年頃。アメリカ合衆国で作られたものがはじまりと言われています。日本で〈初日がバー〉が広く作られるようになったのは、アメリカ合衆国に遅れること20年の1940年代頃からのこと。
日本の〈初日カバー〉には多くの版元が存在しますが、中でも渡辺木版美術画舗による〈渡辺版〉や、松屋による〈松屋版〉などは有名です。絵柄や人気の度合い、現存数にもよりますが、木版印刷で作られたものは未使用の切手よりも価値が高いものもあります。
〈初日カバー〉も〈お年玉切手シート〉と同様に収集される方がたくさんいたので、ご自宅にあるというお客様も多いのではないでしょうか?保有されている方が多い反面、当店をご利用になったお客様からは「他のお店では取り扱いがなく、買取してもらえなかった」というお声をよくお聞きします。
他店では〈初日カバー〉を使用済みの切手と分類し、買取の対象外とするところがほとんどなようですが、買取専門店『くらや松戸店』では〈初日カバー〉も査定の対象です。今までたくさんの〈初日カバー〉を買取しておりますので、他店で査定を断られたという方もぜひご相談ください。
〈ふるさと切手〉は、ご存知の方も非常に多い有名なシリーズで、当店での買取実績も多数あります。元々は〈地方切手〉という名称で、各地方の振興を目的として限られた地域で発売されていた〈ふるさと切手〉。その土地ごとの風景や特産品などの風物のほかに、地方博覧会や国民体育大会などの行事が題材とされているのが特徴です。
また〈ふるさと切手〉の原画は、地元に関係のある画家やイラストレーターなどの著名人が手掛けています。例えば千葉県の〈証城寺の狸ばやし〉の切手をデザインしたのは、映画やバラエティー番組でも活躍中の有名な俳優です。大分県の〈高崎山の猿の切手〉は、大喜利番組でお茶の間の人気者だった漫画家がデザインしました。
現在では、原則として〈ふるさと切手〉は全国発行されるようになりましたが、郵政事業が民営化される以前は各郵政局管内でのみの販売でした。全国各地にある中央郵便局で販売されたほか、特定郵便局などでも他の地域のふるさと切手を取り寄せて販売していたため、事実上現在の全国発売と変わらぬ形で販売されていました。
〈ふみの日〉は、手紙の良さや楽しさを多くの人に知ってもらうことを目的として、1979年(昭和54年)に当時の郵政省が制定した記念日です。〈2(ふ)3(み)〉の語呂合わせから毎月23日を〈ふみの日〉とし、文月である7月の23日には〈ふみの日〉にちなんだ郵便切手が毎年発行されています。
〈ふみの日切手〉は変形切手やシール式のものも発売されており、収集家だけではなく一般の方にも人気がある切手です。〈ふるさと切手〉と同じく様々な図案のものが発行されており、デザイナーにも多くの有名イラストレーターを起用しています。
〈ふみの日切手〉は全国的なキャンペーンが展開されたことや、普通切手よりも優先して販売されていたことも手伝い、たくさんの方が目にする機会のある切手と言えるでしょう。当店でも、店頭での買取のほか出張買取の際にも査定する機会が多い切手です。
日本でオリンピックが開催されたことを記念して作製された〈オリンピック切手〉は、これまでに3回発行されています。1回目は1964年の東京オリンピック、2回目は1972年の札幌オリンピック、3回目は1998年の長野オリンピックです。
それぞれのオリンピック前には、〈寄付金付切手〉も販売されました。1964年の東京オリンピックの開催資金を募るために発行された〈オリンピック東京大会募金切手〉は、1961年10月から1964年6月までの間に20種類もの切手が発行され、当時は切手を買うための行列ができるほど人気でした。未使用品も大量に出回っていますが、目打ちエラーなど珍しいものも発見されています。
〈日本万国博覧会記念切手〉とは、1970年に大阪府吹田市で183日間にわたって開催された国際博覧会の切手です。
開催前年の1969年には、宣伝と建設寄付金募集を目的として2種類の〈寄付金付切手〉が販売されました。地球と万国博のマークの図案をあしらった15+5円寄付金切手を1,500万枚、智積院障壁画の桜図をあしらった50+10円寄付金切手を750万枚発行。その結果1億3,857万円あまりになった寄付金は、博覧会のシンボルゾーンの建設費に充てたとされています。
万博開催期間中に発行された3種類(7円・15円・50円)の切手は、それぞれ異なるデザインでした。会場風景と花火・秋田の竿灯・地球と桜の花などが模されているものや、江戸時代の有名な画家たちの絵が印刷されたものがあり、合計1億9700万枚発行されました。
このように当時大量の枚数が発行されていた〈日本万国博覧会記念切手〉は、査定依頼の多い〈記念切手〉のひとつです。保存状態や発行年代により買取価格は変わりますので、売却をお考えの方は『くらや松戸店』にご相談ください。
今回のブログで取り上げた切手は、実際に店頭買取や出張買取などで日頃から目にする機会の多いものです。お客様の中でも、ご存知の方やお持ちの方が多い種類の切手かと思います。
お客様からのお問合せ内容としては「昔のもので価値が全く分からなのですが、査定してもらえますか?」など、査定可能かどうかのご質問が多いです。切手を知らないという方はあまりいないと思いますが、最近では使用する機会が減ってきているのも事実。
そのせいなのか、あまり価値が無いと思われている方が多くいらっしゃる印象を受けます。しかし実際には査定や買取を行った後に、お客様から「予想していたよりも買取金額が高くてびっくりしました。」というようなお声をいただくことも多々あるのです。
買取専門店『くらや松戸店』では、記念切手や特殊切手はもちろんのこと普通切手や使用済みの切手も、プロの鑑定士が一つ一つ丁寧に鑑定しております。ただ買取金額を伝えるだけでなく、お持ち込みいただいたお品物の歴史的背景なども、ご興味のある方にはしっかりとお話しいたしますのでお申し付けください。
買取をご希望の方だけではなく、お持ちのお品物にどんな価値があるのか知りたいという方も、お気軽に買取専門店『くらや松戸店』まで足をお運びいただければ幸いです。電話でのお問い合わせもお待ちしております。
↓↓ くらや 松戸店はこちらです ↓↓
松戸市周辺の出張査定、出張買取も対応いたします!!
柏市、鎌ヶ谷市、市川市、白井市、印西市、船橋市、流山市、習志野市、我孫子市、八千代市、千葉市、浦安市、新松戸、馬橋、新八柱、北小金、南柏、流山おおたかの森、新鎌ヶ谷、本八幡、西船橋、京成西船橋、京成船橋、津田沼、京成津田沼、新津田沼、海浜幕張、稲毛、新浦安、舞浜、妙典、行徳、南行徳、勝田台
などにお住いのお客様は出張買取も対応しています!!
店舗:くらや 松戸店
住所:千葉県松戸市常盤平3丁目9-19
電話:047-712-0215
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
片づけ始める前にご相談ください
眠っている品物に思わぬ価値がある場合があります。
遺品整理業者・リサイクル業者は、骨董美術品類に高額をつけることはできません。
さらに処分費もかかります。無料査定・買取で賢い遺品整理・蔵整理をお勧めいたします。
買取専門店KURAYAは,骨董品,金・プラチナ、ブランド品、ブランド時計、ダイヤモンド、切手、古銭、勲章、日本刀・鎧兜、掛け軸・絵画、版画、おもちゃ・ノベルティ、 高級食器、珊瑚、翡翠・鼈甲・琥珀、カメラ、鉄道模型,、着物・小物、鉄瓶・茶道具 ,墨・書道具など確かな目で高額買取いたします。
買取専門店くらやは、新しいもの・古いもの、どんなお品も対象に鑑定する買取専門店としてオープンいたしました。貴金属・ブランド品買取をはじめとし、 古物・切手の買取・骨董品の買取に力をいれております。 ご自宅に眠っている貴金属・ブランド品・骨董品などはございませんか?古物・貴金属・ブランド品などを整理したい方、 現金が必要な方、お引越しで荷物を整理したい方、遺品整理、古い蔵を取り壊して中身を処分したい方など、様々なお客様からご利用いただいております。
新しい物・古い物、どんなお品も対象に査定する