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2026.09.24
松山店

【東温市で掛軸買取】実家じまいで見つかった中川一政の書|掛軸を売却する際の注意点もご紹介

11:34 pm

第1章|【東温市へ出張買取】実家じまいで見つかった中川一政の掛軸

ご実家の片付けや遺品整理を進める中で、長年しまわれたままになっていた掛軸や骨董品が見つかることがあります。ご家族にとっては見慣れないものも多く、「誰が書いたものなのか分からない」「価値があるものなのか判断できない」と困ってしまうことも少なくありません。

愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、掛軸をはじめ、絵画、茶道具、陶磁器、書道具、骨董品、美術品など、幅広いジャンルの店頭買取・出張買取を行っております。東温市をはじめ、愛媛県内各地からご実家の片付けや遺品整理、生前整理に伴うご相談もいただいております。

今回ご紹介するのは、東温市にあるご実家の「実家じまい」を進めているお客様からいただいた出張買取のエピソードです。

お客様は現在東京にお住まいで、今後こちらへ戻ってくる予定があり、それを機にご実家の整理を進めているとのことでした。

お話を伺うと、ご実家にはおじい様やお父様が残された掛軸や骨董品がいろいろとあり、ご自身ではどのようなものなのか分からないものも多いため、まとめて見てほしいとのことでした。

「祖父や父が残したものなので、処分してしまう前に一度見てもらいたい。」

そんなご相談をいただき、東温市のご実家へ鑑定士がお伺いしました。

実際に拝見すると、掛軸だけでも複数ありましたので、作者を示す落款や印、作品の内容、状態などを一本ずつ確認していきます。その中にあったのが、今回ご紹介する中川一政の書でした。

中川一政というと洋画家としてご存じの方も多いと思いますが、絵画だけではなく書の作品も数多く残しています。ご家族にとっては、おじい様やお父様が残された、たくさんの掛軸の中の一つでしたが、作者を確認することで、その掛軸がどのような人物によって書かれたものなのかが見えてきます。

実家じまいや遺品整理では、掛軸に限らず、このようにご家族が作者や価値を知らないまま、骨董品などが保管されていることもよくあります。特にたくさんのものがまとめて残されている場合、ひとつずつ調べることは大変な作業です。

今回は中川一政の書を含む掛軸だけでなく、一緒に残されていた骨董品についても確認させていただき、それぞれについてご説明したうえで、すべてご成約となりました。

実家じまいでは、家具や日用品などさまざまなものを整理する必要があります。その中に古い掛軸や骨董品があった場合、「古いから」「作者が分からないから」と処分してしまうのではなく、一度確認してみることをおすすめします。

今回見つかった中川一政とは、どのような芸術家だったのでしょうか。

次章では、洋画をはじめ、書や陶芸など幅広い分野で作品を残した中川一政について詳しくご紹介します。

11:34 pm

第2章|洋画だけではない、中川一政の幅広い芸術の世界

中川一政(1893~1991年)は、大正から昭和にかけて活躍した日本を代表する洋画家の一人です。

1893(明治26)年、東京・本郷に生まれた中川一政は、少年時代から文学に親しみ、若山牧水らが創刊した雑誌「創作」に短歌を投稿したほか、新聞に投稿した短編小説が当選するなど、若い頃から文学の分野で才能を発揮していました。

その後、文芸雑誌「白樺」で紹介されていたゴッホやセザンヌなどの作品に触れ、次第に絵画へと関心を深めていきます。

中川一政が画家として歩み始める大きなきっかけとなったのが、1914(大正3)年に巽画会へ出品した処女作「酒倉」です。この作品が入選し、翌1915(大正4)年には「霜のとける道」などを出品して二等賞を受賞しました。同年には岸田劉生らによる草土社の発足にも参加しています。

さらに1922(大正11)年には、岸田劉生、梅原龍三郎、萬鉄五郎らとともに春陽会の創設に客員として参加し、翌年には会員となりました。その後も長年にわたり制作を続け、日本の洋画壇を代表する画家の一人として活躍していきます。

1949(昭和24)年には神奈川県真鶴町にアトリエを構え、真鶴周辺の風景を題材に多くの作品を制作しました。特に福浦の風景や箱根駒ヶ岳、薔薇、向日葵などを描いた作品は、中川一政を代表する題材として知られています。

そして1975(昭和50)年には、それまでの功績が認められ文化功労者となり、文化勲章を受章。1991(平成3)年、98歳を目前に亡くなるまで精力的に創作活動を続けました。

中川一政の魅力は、洋画だけにとどまりません。

油彩を中心としながら、水墨岩彩、書、陶芸、挿画、本の装丁やデザインなど、非常に幅広い分野で作品を残しています。なかでも「書」は、中川一政の芸術を知るうえで重要な分野の一つです。

中川一政は、中国の八大山人や石濤、金冬心などの書をはじめ、日本や中国の名僧による墨蹟などを学びました。また、日本や中国の古典文学にも深い素養を持ち、心に残った言葉や一節を題材として書に表現しています。そのため、中川一政の書には、単に文字を書くというだけではなく、本人の思想や人生観を感じさせる作品も多く残されています。

力強く、自由な筆遣いによる中川一政の書は、整った文字の美しさとはまた違った魅力があります。洋画で見せる大胆な筆遣いや生命力にも通じるものがあり、書もまた、中川一政という芸術家の個性が強く表れた作品といえるでしょう。

中川一政は、洋画家として高く評価される一方、書や陶芸、挿画、装丁など、ジャンルにとらわれない幅広い創作活動を続けた芸術家でした。

特に書には、長年にわたって培われた文学や古典への造詣と、画家として磨かれた独自の感性が表れています。絵画とは異なる表現でありながら、そこにも中川一政の芸術に対する姿勢を感じることができます。

98歳を目前にするまで創作を続けた中川一政。その作品は油彩画だけにとどまらず、書をはじめとするさまざまな分野に残され、現在も多くの人々に親しまれています。

次章では、掛軸を売却する際に気をつけておきたいポイントについて詳しくご紹介します。

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第3章|掛軸を売却する際に気をつけたいポイント

ご実家の片付けや遺品整理をしていると、押入れや床の間、納戸などから掛軸が何本も出てくることがあります。しかし、誰が描いたものなのか、どのような作品なのかを判断することは簡単ではありません。特に遺品整理では、購入されたご本人に確認することができず、詳しいことが分からないまま残されていることも多いと思います。

この章では、掛軸の売却を検討する際に注意するポイントをいくつかご紹介します。

 

・箱や付属品を捨てない

掛軸が木箱に入っている場合は、掛軸と箱を必ず一緒に保管しておきましょう。

箱には作者自身が作品名や署名などを記した「共箱」をはじめ、作品を知るうえで重要な情報が残されている場合があります。また、箱書や鑑定書、由来が分かるものなどが残っていれば、作品を確認する際の手掛かりになります。

古い木箱は汚れていたり傷んでいたりすることもありますが、「箱は必要ないだろう」と自己判断で処分せず、そのまま掛軸と一緒にしておくことが大切です。

 

・シミや汚れがあっても自分で直さない

古い掛軸には、長年の保管によってシミや変色、折れ、虫食いなどが見られることがあります。

少しでもきれいな状態にしてから売却した方がよいと思い、表面を拭いたり、汚れを落としたりしたくなるかもしれません。しかし、掛軸に使われている紙や絹は非常に繊細です。水分や摩擦によって作品そのものを傷めてしまう可能性があります。

また、破れた部分をテープなどで補修することも避けた方がよいでしょう。状態が悪く見えても、著名な作家の作品などであれば評価できる場合がありますので、無理に手を加えず、そのままの状態で確認してもらうことが大切です。

 

・作者が分からなくても処分しない

掛軸は作者の名前が大きく書かれているとは限りません。作品の端などに記された落款や印から作者を確認するものも多く、掛軸に詳しくなければ誰の作品なのか分からないと思います。また、書や仏画、山水画、花鳥画など掛軸の内容もさまざまです。作者の名前を知らないからといって、必ずしも価値がないわけではありません。

「読めない文字だから分からない」「古くて汚れているから価値はなさそう」と自己判断して処分してしまう前に、一度専門知識を持つ鑑定士に確認してもらうことをおすすめします。

 

・掛軸がたくさんある場合は無理に持ち運ばない

遺品整理や実家じまいでは、掛軸が一本だけではなく、十本、二十本とまとめて残されていることもあります。さらに、掛軸と一緒に茶道具や陶磁器、書道具、絵画などの骨董品が見つかるケースも珍しくありません。

そのような場合、すべてを箱から出して整理したり、作者ごとに分けたりする必要はありません。箱と掛軸の組み合わせが分からなくなってしまうこともあるため、できるだけ見つかった状態を保っておく方が安心です。

また、数が多ければ店舗まで運ぶだけでも大変です。くらや 松山店では出張買取も行っておりますので、掛軸や骨董品がまとめて残されている場合には、ご自宅で確認させていただくことも可能です。

掛軸は、見た目の古さや状態だけで価値を判断できるものではありません。作者や作品の内容、落款や印、箱、状態など、さまざまな要素を確認して評価していきます。

ご実家の片付けや遺品整理で掛軸が見つかったときは、箱や付属品を含め、できるだけそのままの状態で残しておくことが大切です。

11:34 pm

第4章|まとめ

今回は、東温市での実家じまいをきっかけにご相談いただいたエピソードと、中川一政についてご紹介しました。

実家じまいや遺品整理、ご実家の片付けでは、長年大切にされてきた掛軸や骨董品が数多く出てくることがあります。しかし、ご家族がその価値や作者について詳しく知らないことは決して珍しくありません。

特に掛軸は、著名な画家や書家だけでなく、僧侶、歴史上の人物など、さまざまな人物の作品が残されています。また、日本画や書、山水画、花鳥画、仏画など内容も幅広く、落款や印を見ても作者が分からないことがあります。

買取専門店 くらや 松山店では、作者が分からない掛軸についても、一点ずつ確認させていただきます。

また、ご実家の整理では掛軸だけが残されているとは限りません。茶道具や煎茶道具、陶磁器、鉄瓶、銀瓶、書道具、絵画、古銭、刀装具など、さまざまな骨董品や美術品が一緒に残されていることも多いでしょう。

「何に使うものなのか分からない」
「価値があるものと、そうでないものを自分では分けられない」
「数が多くて、お店まで持って行くのが難しい」

そのような場合も、まとめてご相談ください。

くらや 松山店では店頭買取だけでなく、出張買取も行っております。掛軸や骨董品がたくさんある場合、大きなものや持ち運びが難しいものがある場合にも、鑑定士がご自宅へお伺いして確認いたします。

ご家族が大切にされてきたものの中には、一見しただけでは価値が分かりにくいものもあります。実家じまいや遺品整理を進める際には、すべてを処分してしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

東温市で掛軸や骨董品、美術品の買取をご検討の際は、愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店へお気軽にお問い合わせください。

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】松山店へご相談ください。

買取専門店 くらや 松山店
電話089-950-4334
営業時間10:00~19:00
住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
アクセス 伊予鉄道横河原線 いよ立花駅より徒歩7分

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