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日暮里店
2023/06/14

東京都荒川区 骨董品の買取|暁芳窯|中国台湾土産 中国美術工芸品の査定鑑定お任せください

4:57 am

はじめに

こんにちは。東京都荒川区で骨董品・古美術品の査定・買取を行っている買取専門店『くらや日暮里店』です。昭和40~50年頃に旅行で中国・台湾へ行かれた方、日本各地で行われていた中国物産展・展示即売会に行かれた方で、その時購入した美術品・工芸品をお持ちの方は必見!

 

当時気軽に買えた壺や置物、茶道具、書画、掛け軸などといった中国の美術工芸品。これらの需要が近年高まっているのをご存知ですか?中国骨董の価値が高騰している今こそ、高価買取の絶好の機会です。

 

査定・鑑定を行うのは、当店に在籍する中国骨董に精通した目利きの鑑定士。数々の美術工芸品に触れ培った査定・買取経験を活かし、大切なお品の価値をしっかりと見極め高価買取いたします。生前整理・遺品整理で悩まれている方は、一度お気軽にご相談ください。

 

本日ご紹介するのは〈暁芳窯〉の宝相華文壺です。出張買取の依頼をされたのは、御父様の遺品整理中だという50代男性のお客様。「父は骨董品が好きだったけれど私は全く…。価値あるものがあれば見つけてほしい」とご相談をいただきました。

 

生前機械メーカーにお勤めだったという御父様は、仕事で幾度か台湾へ訪れたことがあるのだとか。「父が40歳頃のことなので、昭和50年代ぐらいのものかな?」と、御父様のお部屋から持ってこられたのが冒頭に掲載している写真の壺でした。

 

壺の高台の裏側を見てみると、〈暁芳窯製〉の染付銘が入っていることが分かります。暁芳窯の作品は二次流通の市場においても大変需要が高く、高評価が期待できるお品のひとつ。骨董古美術品の査定・鑑定を得意とする当店鑑定士の腕の見せ所です!

 

丁寧に査定を行ったところ、暁芳窯の作品であることは間違いなく、保存状態も良かったこと等から高額査定をご提示することができました。お客様も大変納得された様子で、その他の置物や掛け軸、書画なども『くらや日暮里店』へご売却いただけることとなりました。

 

さて、今回は〈暁芳窯〉にスポットを当て、中国台湾土産・中国骨董の買取についてお話ししていきたいと思います。過去に訪れた中国・台湾で、壺や彫刻品、書画などといった美術品・工芸品を土産物に買われたという方は、価値が高騰している今こそ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

 

「こんな古いものに価値なんてあるの?」と思うような壺や置物。実家の蔵や押し入れ、遺品整理中の部屋で眠ったままになっているという方は、是非『くらや日暮里店』へお問い合わせください。査定だけのご依頼や出張買取のご要望も大歓迎です。

暁芳窯とは

台湾にある陶磁器工房・暁芳窯(ぎょうこがま)。創業者である〈蔡曉芳〉は、日本で陶磁器の製法を学びました。鑑賞用の美術品をはじめ、様々な茶器の制作にもあたっていることから、世界各国の茶人たちが暁芳窯の作品を愛用しています。

 

白地の背景に染付が施された壺をはじめ、白一色の茶器、青磁の花瓶、赤や黄色の茶碗など様々な色彩を持つ作品が多く存在しますが、どの作品も柔らかな色合いで親しみやすい印象です。暁芳窯の作品は全て手作業でつくられるため、全く同じ作品は世界にひとつとしてありません。そのため、暁芳窯の作品は希少性が高く評価されるのです。

 

暁芳窯では、台湾の国立故宮博物院からの依頼で陶磁器のレプリカも多く制作しています。宋代から清代に至る官窯の陶磁器の再現は、世界中で高く評価されていることもあり大変有名です。

 

暁芳窯作品の愛好家には、アメリカ合衆国第43代大統領〈ジョージ・W・ブッシュ〉、鉄の女とも呼ばれたイギリス第71代首相〈マーガレット・サッチャー〉、近代中国の書画家〈張大千〉、シンガポール独立の父といわれる政治家〈リー・クアンユー〉など名だたる人物がいます。

国立故宮博物院

台北市北部の士林区にある世界屈指の大型博物館。ルーブル彫刻美術館(フランス)、メトロポリタン美術館(アメリカ)、ロシアのエルミタージュ美術館(ロシア)と並び、世界4大博物館のひとつにも数えられています。

 

館内には、宋・元・明・清王朝の歴代皇帝が所有した至宝が約69万点収蔵されており、そのうち約2万点が常設展として展示されています。現在故宮博物院にある所蔵物は元々中国・紫禁城にあったもので、国共内戦時の戦火を避けるため台湾に移送されました。

 

故宮博物院が開館したのは1965年のこと。〈翠玉白菜〉や〈肉形石〉の展示は世界中の観光客が列をなして見に来るほどで、台湾有数の観光名所となっています。

創業者〈蔡曉芳〉について

4:57 am

1938年に台湾で誕生した陶芸作家・蔡暁芳(さいぎょうこ)は、第二次世界大戦の真っただ中で幼少期を過ごしました。音楽や政治家の伝記が好きな少年だったそうですが、大学は工学部へ進学。耐火物を学び、陶磁器や釉薬など陶芸に纏わる研究をした蔡暁芳は、中国の陶芸界へ進出します。

 

大学を卒業し就職して間もなかった1961年頃の台湾は、戦後の復興期を迎え、農業から工業への産業転換を図っていた時期でした。職場の上司の勧めで台北・北投にある北投窯業工程訓練所へ入所した蔡曉芳は、そこで産業向けのトレーニングコースを受講します。

 

北投窯業工程訓練所でガラスやセメントなどの耐火性物質を研究した蔡曉芳でしたが、講師陣の一人であった日本人に陶磁器の芸術的才能を見出されます。遅れをとっていた台湾の陶芸界を開拓することを提案され、この時に芸術の道に入ることを決めたのだそうです。

 

1963年に同訓練所を卒業し、日中の技術交流会が主催するプログラムへ参加を果たした蔡曉芳は、日本人研究員らと共にセラミック・釉薬・耐火物の研究に勤しみます。1965年には名古屋工業技術試験所で釉薬の指導等を受け、高機能素材ファインセラミックスについて学びました。

 

留学中、精巧な陶磁器が日本人の日常生活で当たり前に使われていることを知った蔡曉芳は、「台湾のために美しい陶磁器を作りたい」と強く思ったのだとか。台湾へ帰国後、日本の技術者たちから吸収した知識と経験を活かし、辰砂釉(しんしゃゆう)の瓦を開発しました。

 

赤い釉薬の辰砂釉は、古くから中国で用いられていた色釉の一種です。陶磁器では出しにくい色とされており、この開発は当時の台湾で初となる試みとなりました。辰砂釉は扱いが難しく、蔡曉芳は自宅で家族の協力を得て様々な実験を重ねたそうです。

 

釉薬の調合や厚さ、焼き方の研究を繰り返して編み出された美しい釉薬は、やがて評判を呼びます。暁芳窯の設立以降は古代陶磁器のレプリカ制作を依頼されるようになり、専門家などを新たに雇い入れ更なる研究に励みました。

 

蔡曉芳が日本で注目されるようになったのは、1981年頃のこと。日中近代陶芸展が開催された際に美術評論家・吉田耕三に絶賛され、以降日本各地やドイツで作品展が開かれるようになり、〈蔡曉芳〉〈暁芳窯〉の名は段々と世界中に浸透していきました。

 

1990年代後半からは、遠州茶道宗家の依頼を受け茶器の開発にも携わるようになります。蔡曉芳による茶器の開発によって、台湾のお茶文化はより瀟洒なものになったと言われているようです。

台湾のお茶文化

日本と同様、台湾の一般家庭においても喫茶文化は存在します。烏龍茶やプーアール茶、玉緑茶などは台湾茶としても大変有名です。烏龍茶に代表されるような半発酵茶や弱発酵茶が良く飲まれています。

 

台湾の〈茶藝〉は日本でいう茶道のようなもので、急須のほか伝統的な茶器がいくつも使われます。茶藝の概念は、形式に囚われず日常の中で気楽にお茶を楽しむというもので、台湾国内の各地域で独自の喫茶風習が誕生したようです。

蔡曉芳とレプリカ

暁芳窯が手掛ける古典的な陶磁器のレプリカは、元となっている古代陶磁器よりも完成されていると高く評価されています。先の章で、暁芳窯は故宮博物院からの依頼でレプリカの制作にあたっていると述べましたが、暁芳窯と故宮博物院の接点は一体どんなところにあったのでしょうか?

蔡曉芳は、中国歴代の官窯でつくられた陶磁器を研究するために、中国美術品・工芸品が一堂に会する故宮博物院に足繁く通ったのだとか。その熱意がいつしか故宮博物院に勤める人々へ伝わり、特例的に収蔵品を間近に鑑賞する機会が与えられたのだそうです。

 

官窯の陶磁器、釉薬、彩色法など解析を進め技術を高めていった蔡曉芳は、故宮博物院内の展示や海外展示用など、多くのレプリカ制作を任されるようになります。後にオランダ王室からもデルフト陶器の複製を委託され、元の作品や参考資料さえ無い状態で完成させたレプリカは大変好評だったという話も。

 

蔡曉芳にとってレプリカは単なる模造ではなく、古代陶磁器の真髄を追求した集大成の作品であるのかもしれません。現代の焼成技術をもって、古代のオリジナル作品よりも遥かに優れたレプリカ作品を生み出す暁芳窯は、まさに現代の官窯とも言えるでしょう。

高評価となるのは?

4:57 am

近年では入手困難になってきた暁芳窯の作品は、木箱入りのものはもちろん、紙の箱に入っている作品も高値で取引されています。注文から5~10年待ちなどは良い方、という話を聞くほどの人気ぶりです。

 

暁芳窯の作品は、現在制作されているものも高額ですが、昭和40~50年代につくられたものは高評価が期待できます。栞に〈暁芳陶芸有限公司〉と書かれているもの、染付銘が入っている作品などは、状態等にもよりますが高額査定となることも!

 

お手持ちの壺や花瓶、茶碗、茶器の高台の裏(底)に青色で〈暁芳窯製〉と書かれている作品をお持ちの方は、是非『くらや日暮里店』へご連絡ください。ひとつひとつ丁寧に価値を見極め、高価買取いたします。

まとめ

今から約50年前の昭和40~50年代。日本各地で開催されていた中国展(物産展)や、中国・台湾旅行の土産として購入した壺、花瓶、茶碗、茶器、掛け軸、書画などをお持ちの方は、中国骨董の価値が高騰している今こそ、その価値を確かめてみませんか?

 

骨董古美術品の査定・鑑定は、鑑定士を名乗る者なら誰でも出来るというわけではないのでご注意を。一見して価値が分かりにくいものだからこそ、安く買い叩かれてしもうこともあります。せっかくの価値あるお宝が二束三文にしかならないのなら、廃棄してしまおうと思われる方もきっと多いはず。

 

本日ご紹介した〈暁芳窯〉の作品をはじめ、中国や台湾で購入した骨董品の価値が知りたくなってきたという方、遺品整理や生前整理で中国の美術品・工芸品を整理したいと検討されている方は、一度お気軽に買取専門店『くらや日暮里店』へご相談ください。

 

中国骨董の買取経験を豊富に持つ当店の鑑定士が、これまで培ってきた知識と審美眼を活かし、大切なお品の価値をしっかりと見極めます。自信をもって高価買取しておりますので、遺品整理・生前整理・片付けで悩まれている方は是非お問い合わせください!

 

店舗へのご来店が難しい方、査定・買取希望のお品がたくさんあるという方へは、『くらや日暮里店』の〈出張買取〉がお勧めです。鑑定士がお客様のご自宅等へ直接お伺いし、査定から買取までを一貫して行うサービスで、リピーターの方も多く大変ご好評をいただいております。

 

査定・相談・出張買取にかかる費用は全て無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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