こんにちは、千葉県松戸市の「くらや松戸店」です。

本日は、大変珍しいボンボニエールを買取りいたしました。

平成2年、今上天皇ご即位時の記念品です。

皇室のシンボルでもある菊紋章や

縁起の良い鳳凰の装飾が施された極珍もので、

一般にはなかなか目に触れることが少ないものです。

サイズは直径5.9cm、高さ3.32cm 、重さ114gです。

今上天皇即位に関する記念品はいくつかあります。

主なところでは、

造幣局発行の天皇陛下御即位記念硬貨（10万円金貨など）

松本徽章製作の奉祝記念品（金銀細工）

郵政省発行の御即位記念切手いろいろ。

皇室や宮家の慶事で記念品として配られるボンボニエール

このボンボニエールは、

今上天皇の「平成2年 御即位記念」のときのものです。

皇太子時代のご慶事のボンボニエールには、

鷲鷹文が多く使われましたが、

この時、天皇に御即位されるということで、

吉祥文の最上位とされる鳳凰文が採用されたと思われます。

鳳凰とは、東アジア全域にわたって装飾に使われたり、

物語に登場したりする想像上の瑞鳥(ずいちょう)です。

「鳳」はオス鳥を、「凰」はメス鳥を表し、

聖徳の天子の治める平和な世の時のみ姿を現すといわれています。

建築では、平等院鳳凰堂や鹿苑寺金閣（金閣寺）に使われていて、

身近なものの中には新1万円札に描かれています。

美しいがゆえに、器だということを忘れてしまいそうですが、

ボンボニエール（フランス語Bonbonnière）は、

砂糖菓子を入れる菓子器です。

ヨーロッパでは、

子供の誕生や結婚などのお祝い時には

砂糖菓子が贈られることが多く、

記念品として見た目にも美しい菓子器が生み出されました。

日本では、近代以降に宮中宴会の記念品として

工夫を凝らした工芸的なボンボニエールが贈られています。

祝い事の際に引出物としての菓子器が存在していた日本では、

本来のボンボニエールの本質とは違う独自の存在となっています。

昭和天皇即位大礼の宴会では

ボンボニエールが配布されたと公式記録が残っています。

日本では祝い事の際に

引出物としての菓子器が存在していました。

このような記念品は戦前からありました。

古いものでも、近年のものでも、

皇室関係の記念品は高額査定が期待できます！！

丁寧な造りと希少性から人気も高く、

常に品薄なので当店でも力を入れて買取りをさせて頂いております。

一見普通の銀製品に見えますが、

豊富ね経験と専門知識がありますので見逃すことはありません！！

昔からあって、何気なく目にしている物の中に

「菊の御紋」が付いていたら要注意です。

「これどうかなぁ？」と

思われる古いものがあったら、是非一度、ご相談ください。

専門スタッフが一点一点丁寧に鑑定・査定をしていきます。

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