千葉県松戸市　金貨の歴史｜出張買取｜古銭/十圓金貨・十円金貨の買取り | 骨董品などの遺品整理・買取は口コミで評判の買取専門店【くらや】

こんにちは、『くらや松戸店』です。

お客様が随分前にコレクションしていた

新十円金貨をお持ち込みいただきました。

ご家族の方が大切にされていたものだそうで

一度信頼できるところで査定してもらおうと、

思われたとの事でした。

丁寧な説明をさせていただき、

買取りとなりました。

今回は前回の銀貨と対になる、『金貨』について

説明します。

『金貨』とは、その名の通り金(Gold)という

貴金属を使って作られたコインです。

金貨は、紀元前７世紀にアナトリア半島の

リュディア王国の発行した

金と銀の合金である〈エレクトロン貨〉が

人類史上最古の金属貨幣として有名です。

金も銀同様、その金属自体が貨幣価値を持つ

貴金属でした。

古来より金は砂金という、

川などで自然に採れる金の粒や塊を

人々は重さを計って通貨の役割を持たせていました。

リュディアのエレクトロン貨も、

当初はこの砂金に当時の王様が

価値の保証として刻印を入れたものが

始まりだそうです。

現代ではあまり馴染みのない砂金ですが

砂金が貨幣として使用されている描写のある

ジブリ作品があります。

それは、「もののけ姫」です。

物語の序盤、

主人公のアシタカが生まれ故郷の里を発ち

市場で米を買い求めるシーンの中でアシタカは

金色の大豆のようなものを女店主に

差出しましたよね。

あれが砂金です。

アシタカの生まれ故郷の東北地方は

奥州藤原氏の黄金文化を見ても分かるように

大量の金を産出したことで有名でした。

そのため、古代から近世にかけて

日本の主な貿易輸出品は

金でした。資源大国だったわけです。

また、

マルコ・ポーロの記した「黄金の国ジパング」は

年代的にこの奥州の金のことを指しますので

いかに当時のアジア圏で日本の金が有名であったか

分かりますね。

さて、

そんな日本ですが金貨の出現は意外と遅く

17世紀に入ってからでした。

時代劇でお馴染みの小判が

登場したのは江戸時代からで

江戸時代最初期の慶長年間に

徳川家康により発行された≪慶長小判≫が

始まりで、小判は大政奉還までに様々な

種類が発行されました。

江戸時代から大正時代にかけて、

多くの金貨が発行され、コレクターも非常に多いです。

特にコレクターが多いのが明治時代に入り

発行された円金貨です。

20円、10円、5円、2円、1円など

様々な種類があり、昭和の初めまで発行されました。

これらは記念貨幣ではなく、一般流通用で

当時、お札を銀行に持っていけば金貨と交換

できたそうです。

金貨は銀貨に比べ製造数が少なく、

古銭としての価値が

非常に高い物が多く高額査定が期待できます。

また、古銭としてのプレミア価値は持ちませんが

金地金としての資産価値を有した

地金型金貨も近年の金価格の高騰によって

お持ちになったお客様も驚くような

査定金額になっております。

最後に、金貨はその金属の性質上

非常に傷が付きやすい物となっております。

できるだけ素手でさわらないよう

そして、落としたりしないように

お気を付けください！

傷のついたもの、落として凹んでいる物は

どうしても査定が低くなってしまいます。

また、金貨は銀貨のように黒ずんだりは

しませんが、汚れ落としはしないように

してください！！

歯磨き粉などでピカピカになりますが

細かい傷が付き、

金貨の価値が落ちてしまいます。

以上、金貨についてでした。

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