
もくじ
愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、茶道具や煎茶道具、掛軸、骨董品、美術品などの店頭買取・出張買取を行っております。松山市内はもちろん、西条市や新居浜市、今治市、四国中央市など、愛媛県内各地から多くのご相談をいただいております。
近年は、ご実家の整理や遺品整理、生前整理をきっかけに、「茶道具がたくさんあるので見てほしい」「亡くなった母がお茶をしていて、道具を引き継いだが、自分はお茶をしていないので処分を検討している。」等、ご相談が増えています。お茶は、戦後の女性の教養として推奨されたこともあり、お茶を習っていたという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。買取専門店 くらや 松山店へご相談いただく商品の中でも、茶道具は特にご相談の多い商材です。
茶道具は、お稽古用のお道具が大部分を占めています。また、お茶人口の減少、コロナ禍の時にはお茶会が開かれなくなるなど、お道具の需要が減ったこともあり、評価が下がっているのが現状です。そんな中にあって、家元の書付が添えられている茶道具や、千家十職による作品は、現在でも、茶の湯の世界で高く評価されています。一見すると似たような作品に見えても、書付の有無、作者、保存状態、共箱の有無によって評価が大きく変わる世界です。
しかし、「書付とは何なのか」「千家十職とはどのような人たちなのか」と聞かれると、詳しくご存じない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、茶道具の査定で重要なポイントとなる家元の書付や千家十職にスポットを当ててご紹介していこうと思います。
また、ブログ後半では、実際に西条市へ出張買取でお伺いした際のお茶道具の買取エピソードもご紹介いたしますので、ご自宅に眠っている茶道具の整理をご検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
茶道具の査定で大切なポイントの一つに、「書付」があります。
書付とは、茶碗や茶器、茶杓、香合などの茶道具を収める箱に、家元や宗匠、茶人などが、その道具の銘や由来、作者などを書き記したものを指し(箱書きと言われたりもします。)ます。特に茶の湯の世界では、道具そのものだけでなく、その道具がどのように伝わり、どのような人物に認められてきたのかという背景も重視されます。
その中でも、各流派の家元の書付は、高評価のポイントとなります。
代表的な流派である三千家では、歴代家元による書付が特に大切にされてきました。
例えば、表千家では即中斎や而妙斎、裏千家では淡々斎、鵬雲斎、坐忘斎、武者小路千家では不徹斎など、歴代家元の書付が添えられた茶道具は、茶の湯の世界で高く評価されています。
これらの書付は、家元がその道具を見極め、茶道具としてふさわしいものと認めた証であり、作品の価値や由緒を示す重要な資料となります。そのため、同じ作者の作品であっても、家元の書付があることで評価が高くなるのです。
もちろん、査定では書付だけで価値が決まるわけではありません。作者や作品の出来栄え、保存状態、共箱なども含めて総合的に判断されます。しかし、家元の書付は茶道具の価値を見極めるうえで非常に重要な要素であり、骨董市場でも高く評価されるポイントの一つとなっています。
そのため、ご自宅の整理で茶道具が見つかった場合は、茶碗や茶器だけでなく、箱や仕覆、添状などの付属品も一緒にお持ちください。
「古い箱だから価値はないだろう」「汚れているから処分してしまおう」と思われる方もいらっしゃいますが、共箱に書かれた書付が査定の大きなポイントとなりますので、捨てないように注意が必要です。
買取専門店 くらや 松山店でも、お茶道具を査定する際は、作品そのものだけではなく、書付や共箱の有無も含めて一つひとつ丁寧に確認し、査定を行っております。箱に文字が書かれているものや、書付かどうか分からないものがある場合も、そのまま一緒にご相談ください。
この章では、書付とは何なのか、そして家元の書付が茶道具の価値を知るうえで大切な手掛かりになることをご紹介してきました。また、査定の際にも重要なポイントとなることもご紹介してきましたが、茶道具を評価するうえで、「誰が作った作品なのか」も非常に重要なポイントとなります。なかでも、三千家のために代々茶道具を制作してきた「千家十職」の作品は、現在でも多くの茶人や愛好家から高い支持を集めています。
次の章では、茶の湯の世界を支え続けてきた千家十職についてご紹介いたします。
前章の終わりに、「誰が作った作品なのか」が非常に重要なポイントとなると書きましたが、その代表的な存在が「千家十職(せんけじっしょく)」です。
千家十職とは、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家に出入りし、茶の湯に用いられる道具を代々制作してきた十の職家の総称です。茶碗師、釜師、塗師、指物師、金物師、袋師など、それぞれが専門分野を受け持ち、数百年にわたって茶の湯文化を支えてきました。
ここでは茶の湯を支える千家十職を簡単にご紹介いたします。
・茶碗師 ・・・楽吉左衛門
・釜師 ・・・大西清右衛門
・塗師 ・・・中村宗哲
・指物師 ・・・駒沢利斎
・金物師 ・・・中川浄益
・袋師 ・・・土田友湖
・表具師 ・・・奥村吉兵衛
・一閑張細工師 ・・・飛来一閑
・竹細工、柄杓師 ・・・黒田正玄
・土風炉、焼物師 ・・・永楽善五郎
千家十職の作品は、単に有名な作家の作品というだけではありません。数百年にわたり受け継がれてきた技術と伝統、そして三千家との深い関わりを持つことから、茶道具の中でも特に格の高い作品として、多くの茶人や愛好家から高く評価されています。
そのため、千家十職の作品には、前章でご紹介した家元の書付が添えられていることも多く、骨董市場でも高い評価につながっています。
次の章では、実際に西条市へ出張買取でお伺いした際、家元の書付が添えられたお茶道具をご相談いただいたエピソードをご紹介いたします。
先日、西条市にお住まいのお客様より、「実家の整理をしていたら、倉庫から祖母が使っていた茶道具がたくさん出てきたので見てもらえませんか」と、出張買取のご依頼をいただきました。
ご自宅へお伺いし、お話を伺うと、お祖母様は長年お茶をされていたそうですが、数年前に亡くなられてからは誰も使うことがなく、そのまま倉庫で保管されていたとのことでした。
ご家族も茶道をされていなかったため、「祖母がお茶をしていたことは知っていましたが、これほど多くの茶道具が残されているとは思っていませんでした。私たちには価値が分からないので、処分する前に一度専門店に見てもらおうと思いました。」と連絡をいただきました。
実際に拝見すると、茶碗や棗、水指、香合、茶入、お盆など、多くの茶道具が箱に収められた状態で保管されていました。一つひとつ確認していくと、家元の書付が添えられたお茶碗があり、さらに千家十職の駒澤利斎のお盆も淡々斎の書付が箱書きされていました。
前章まででご紹介したように、家元の書付が添えられた茶道具は、高く評価されます。また、千家十職の一つである駒澤利斎の作品も、多くの茶人や愛好家から支持されており、現在でも評価の高い茶道具として知られています。
今回拝見した茶道具の中には、茶道具だけが保管されているものや、共箱だけが別の場所に置かれているものもありました。一点ずつ箱と中身を照らし合わせながら確認を進めていくと、箱と中身が一致する茶道具がたくさんあり、高評価につながりました。
査定の途中、お客様は、「箱は古くて場所も取るので、処分しよう。」と話されていました。
査定結果を聞くと、「捨てなくて本当に良かったです。箱がそんなに大事なものだとは思っていませんでした。」と驚かれていました。
査定内容をご説明した際には、「祖母が大切にしていた茶道具なので、一つひとつ丁寧に見ていただけて安心しました。価値があるものだけではなく、なぜ評価されるのかまで説明してもらえたので納得してお願いできました。」と嬉しいお言葉もいただき、ご納得のうえでご成約となりました。
茶道具は、見た目だけで価値を判断できるものではありません。作者や家元の書付、共箱、保存状態など、さまざまな要素を総合的に確認することで、その茶道具が持つ本来の価値を適正に評価することができます。
ご実家の整理や遺品整理、生前整理で、倉庫や押し入れから茶道具がまとまって見つかることは決して珍しくありません。ご自身で判断して処分する前に、まずは買取専門店 くらや 松山店へご相談ください。西条市をはじめ愛媛県内各地へ出張買取にお伺いし、一点一点丁寧に拝見いたします。
お茶道具を売却する際に大切なのは、「よく分からないから」と自己判断で処分しないことです。特に、お茶道具などのお道具は、お茶をしたことのない人にとっては、何に使う道具か分からないものがあります。なので、価値がないと判断して捨ててしまったというお話をよく耳にします。評価が下がってきているとしても、お茶道具に買取できないものはありません。お稽古用の道具なども、量がまとまることでお買取りが可能になってきます。
また、今回の西条市の出張買取のように、茶道具だけが裸の状態で出てきたり、共箱だけが別の場所に保管されていたりすることもあります。箱と中身が一致することで評価につながることもありますので、古い箱や、添状なども捨てずに、一緒にご相談ください。
特に、家元の書付がある箱や、作者名が記された共箱は、茶道具の評価に大きく関わります。「汚れているから」「場所を取るから」と処分してしまうと、査定にも影響する場合があります。整理の際は、茶道具と箱をできるだけ一緒にまとめておくことをおすすめいたします。
買取専門店 くらや 松山店では、茶道具や煎茶道具、掛軸、骨董品、美術品などの店頭買取・出張買取を行っております。松山市内はもちろん、西条市、新居浜市、今治市、四国中央市など、愛媛県内各地からご相談をいただいております。
ご実家の整理、遺品整理、生前整理などでお茶道具が見つかった際は、処分する前に一度ご相談ください。お茶碗一点から茶道具一式まで、書付や共箱の有無、作者、保存状態などを一つひとつ確認し、その茶道具が持つ本来の価値を丁寧に査定いたします。
西条市でお茶道具の出張買取をご検討の方は、買取専門店 くらや 松山店へお気軽にお問い合わせください。