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2021/04/09

豊道春海とは【書/経歴/作品/書道家】

豊道春海(ぶんどうしゅんかい)の生い立ちは?

豊道春海(本名は寅吉)1878年に、栃木県大田原市で生まれました。実家は雑貨商を経営していましたが、幼い頃に母が亡くなり、住職をしていた叔父に引き取られたことで、仏道へ進むこととなっています。その後8歳から修行をはじめ、12歳の時に得度し住職として務めるようになると、翌年からは書家の西川春洞より、書について学んでいきました。

徐々に腕を磨いていった豊道春海は、1896年頃に大日本選書奨励会に初めて作品を出品。「春海」の号を授かり、独特な楷書の書風を確立していきます。1914年の東京大正博覧会においては『行書千字文』が一番位の高い銀牌を獲得し、日本の書壇でその名を広く知られるようになりました。

また受賞と同年に瑞雲書道会、50代になる頃に泰東書道院を結成しています。戦後、1946年には手島右卿や田中真洲、飯島春敬など共に日本書道美術院を立ち上げ、同年に第1回展を開催するなど、書道の周知や普及に尽力していきました。翌年は芸術院会員として務め、次の年は日本美術展覧会の場において、書道の部門が新たに創られることとなり、理事、また審査員を務めています。

 

80歳となっても豊道春海は書道を基盤にした取り組みを熱心に行っており、国交の回復中でありながらも、田中塊堂や小山天舟などがいる日本書道代表団の団長として、中国や欧米大陸、中南米に渡り和平に取り組みました。また1962年には天台宗の大僧正となり、2年後には中国からの依頼で個展を開催。1967年は書壇において初めてとなる文化功労者に選定されています。

そして1970年、92歳で息を引き取りました。

 

 

 

豊道春海の作品の特徴は?

豊道春海の作品は六朝風の楷書を元にした、スケール感のある書風が特徴といわれています。なお豊道春海の書風は西川春洞からの教えが活きており、大字なのも特色の一つとなっています。

 

 

 

豊道春海はどのような部分が評価されているのか?

豊道春海は戦前はもちろんですが、1947年の日本美術展覧会の書道の設立に貢献。1951年から小・中学校で毛筆習字を再び習うようになったのも、豊道春海の働きかけがあったからとされるほど、戦後の書道普及に大いに務めた所が評価されています。

また1958年に日本書道代表団として海外に渡った際には、『和平友好』と書き記し日本と中国の橋渡しにも務めました。

 

代表作

 

1933年の『草書正気歌』『楷書赤壁賦』など

『一行書』を東京国立博物館が所蔵しています。

 

 

 

各ワード紹介

■西川春洞(にしかわしゅんとう)

江戸時代に生まれた書家です。中国の古碑法帖を深く学び、春洞流として門下生は2000人と言われるほど多くの後進の育成に尽くしました。

渋みのある隷書が持ち味です。

 

 

 

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