福王寺法林は、1920年に
山形県米沢市に生まれました。
生家は上杉藩の槍術師範の家系でした。
8歳の頃、狩野派の上村廣成に絵の手ほどきを受け、
16歳の時に画家を目指して上京しています。
その後、1949年の第34回日本美術院展に
『山村風景』を出品し、初入選を果たしました。
また、この頃に美術評論家の今泉篤男から指導を受け
さらに1951年日本美術院の同人だった
田中青坪にも師事しました。
4年後の第40回院展では
『朝』が奨励賞・白寿賞を受賞。
翌年の第41回院展では『かりん』、
第42回同展では『朴の木』が
日本美術院次賞・大観賞を受賞します。
さらに、第43回院展では『麦』が佳作・白寿賞、
続けて第44回の同展で『岩の石仏』が奨励賞・白寿賞。
第45回同展では『北の海』が
日本美術院賞・大観賞を受賞し、同人となりました。
翌年には『画塾濤林会』を結成し、
その制作活動は精力的になります。
そして、40代半ばの頃には第50回院展に出品した
『島灯』が第1回山種美術財団賞を受賞し
文部省の買い上げ作品となりました。
続けて、1971年には第56回院展で
『山腹の石仏』が内閣総理大臣賞を受賞。
1974年にはネパール、ヒマラヤに赴き
その後の制作活動の中心になる
ヒマラヤシリーズの取材を行い、この頃には
風景作品を中心とした制作活動に入りました。
以降も院展にて、芸術選奨文部大臣賞や
日本芸術院賞などを受賞し、70歳を過ぎてからも
日本美術院理事や日本芸術院の会員など、
要職を歴任しています。
そして、1998年に文化功労賞
2004年、84歳の時に文化勲章を受章しました。
福王寺法林は、院展を中心に活躍した作家ですが
風景画を最も得意としました。
重厚な中に素朴な趣きのある作風で
ヒマラヤの壮大な自然、景色を多く描写しました。
そのヒマラヤシリーズは
福王寺法林を代表する作品と言えます。
ヒマラヤに何度も通い、取材を重ね
鳥瞰的な視点による
スペクタルな風景作品を発表し続け、
ライフワークとしました。
福王寺法林は実際に
ヘリコプターなどでヒマラヤの上空を飛び、
スケッチも行いました。
山をモノとしてではなく
そこに精神性を求めて描き続け
その作品には厳しくも温かみがあり、
荘厳さに満ちた景色が込められています。
福王寺法林は、孤高のヒマラヤ作家として
高く評価されています。
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