安藤日出武(あんどうひでたけ)
安藤日出武は1938年に岐阜県で生まれました。
実家は代々続く仙太郎窯という窯元を営んでおり
安藤日出武も高校を出ると
家業の手伝いを行います。
また古代ペルシア陶器の影響を受けた作風が知られ
重要無形文化財保持者でもある加藤卓男。
そして鈴木三千雄が開く
市之倉陶光会の下でも経験を積み、
20代半ばの頃に
第1回朝日陶芸展にて初入選となると
そこから入選を重ね続けていきました。
その際の代表的な受賞歴としては、
1964年の第11回日本伝統工芸展で初入選。
1970年に第8回朝日陶芸展においての知事賞。
1973年に第11回朝日陶芸展において
奨励賞を獲得などがあります。
特に代表作としては1993年に
美濃陶芸永年保存作品となった古美濃大壷。
また黄瀬戸茶椀や黄瀬戸大壷などがあげられます。
やがてこれらの功績が認められ
1998年に多治見市無形文化財保持者に選ばれ、
2003年、65際の時には
岐阜県重要無形文化財保持者となりました。
作風
安藤日出武は美濃桃山陶が根底となる大胆な形と
色の明るい作品作りが知られています。
それは自身の作家性について悩んでいた1960年に
鎌倉時代の古瀬戸について
深く研究したことで知られる
陶芸家の加藤唐九郎からの言葉が
きっかけとなっています。
その時加藤唐九郎より
「美濃での焼き物をやるのが一番」と言われ
それから美濃焼について
研究する日々を送っています。
また現在では貴重となってる穴窯による作品作りを
自身で地元から土を採り、釉薬も作成し、
行っています。
なお美濃桃山陶の中でも
志野や織部や黄瀬戸などに細かく分かれており
これらについても安藤日出武は
作品を手掛けていますが、
特に見事だと言われているのが黄瀬戸であり
他の種類と同様に独自の作品になるように
こだわっています。
そしてその作品姿勢から
自由で可愛らしさもある見た目でもあり
古陶の真似ではなく、窖窯(あながま)の良さが
現れていると評されています。
美濃桃山陶について
美濃桃山陶は安土桃山時代が始まりとされています。
その頃日本には、中国大陸や欧州地方から
陶磁器が入り、また茶人や商人、武士達に
広まっていったのがきっかけにもなり、
東濃地方独自の器が造られるようになりました。
それが美濃桃山陶で、美濃桃山陶からは
志野や織部、黄瀬戸などが生まれました。
釉薬で作られたそれは華やかな文様や絵が
初めて白い釉の下から施され、
当時は非常に新しい道具として
見られていたといいます。
後を継ぐ弟子が誕生しています
安藤日出武の息子である安藤工も
作陶を行っています。
同じ様に美濃桃山陶をベースとしながらも
また違う作品造りを心がけています。
文化や伝統が受け継がれていく様は
こちら側も嬉しくなります。
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