富本憲吉は建築学や室内装飾など
様々な分野に精通した陶芸家です。
大正時代初期に、イギリスの有名陶芸家
バーナード・リーチの通訳として同行した先で出会った
六代目尾形乾山に影響され
陶芸の道を志したと言われています。
その後様々な感性に触れて
人にまねでない独自の絵柄や形を追い求めた富本憲吉は
重要文化財の「色絵磁器」の保持者として
人間国宝に認定されました。
ここでは、そんな富本憲吉の生涯と
作品の特徴について説明していきます。
富本憲吉は1886年に奈良県に生まれました。
現在の東京藝術大学にあたる
東京美術学校の図案科建築部に通い、
在学中にロンドンへと留学します。
留学先ではモダンデザインの父と呼ばれる
ウイリアム・モリスなどの工芸思想を
具現化した仕事に触れる機会に恵まれます。
その後日本に帰国した憲吉は
イギリスの有名陶芸家として知られている
バーナード・リーチと意気投合し
彼が師事していた六代目尾形乾山に影響され
陶芸の道に入ることとなりました。
憲吉は「模様から模様を作らず」という信念のもと
オリジナルの芸術を追い求め、研究の末に独自の白磁を
完成させることに成功しました。
そして1955年には「色絵磁器」が認められ
濱田庄司、荒川豊藏、石黒宗磨らとともに
初の人間国宝の一人に認定されています。
富本憲吉は色絵磁器の素晴らしさが評価され
人間国宝に認められました。
この「色絵磁器」とは、磁器の表面に赤、緑、
黄色などの色絵具で文様を表現する技法です。
絵の具は、酸化金属とガラス粉によって
調合されています。
憲吉の描く模様は
自然風景や植物を独自に咀嚼して書いたものが多く、
オリジナルを求めた憲吉らしい作品が
多数作られています。
富本憲吉の代表的な作品に
竹林月夜模様皿や赤更紗模様皿などがあります。
竹林月夜は鮮やかな青色を使い
素朴なタッチで描かれた絵柄が美しい作品です。
また、赤更紗模様皿は
引き込まれるような模様が見る人の目を引きます。
当時の常識を破る、首の低い、
安定感と力強さを持った白磁も
憲吉ならではの作品といえます。
色彩や模様によるごまかしの利かない白磁には
焼きあがった中でも
最も形の整ったものにこだわって
絵付けを施していたようです。
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