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2026.07.11
松山店

【四国中央市の出張買取】印籠と根付とは?江戸時代のおしゃれアイテムが今も愛される理由|買取専門店 くらや 松山店

9:57 am

第1章|印籠と根付とは?小さな中に日本の美が詰まった骨董品

愛媛県松山市のイオンスタイル松山3階にある買取専門店 くらや 松山店では、骨董品や美術品、掛軸、茶道具、古銭、刀剣などの店頭買取・出張買取を行っております。近年では、四国中央市をはじめ、ご実家の整理や遺品整理、生前整理をきっかけに、さまざまな骨董品の買取についてご相談いただく機会が増えてきています。

先日も、四国中央市のお客様より「祖父が集めた骨董品を見てほしい」と出張買取のご相談をいただきました。拝見した多くの骨董品の中に、印籠(いんろう)と根付(ねつけ)がありました。印籠と根付は、骨董品の世界では今もなお多くの愛好家に親しまれています。今回のブログではそんな印籠と根付について掘り下げていきたいと思います。

印籠は、江戸時代に薬や印鑑などの小物を持ち歩くために使われていた携帯用の小箱です。現在のように衣服にポケットがなかった時代、人々は必要な小物を印籠に収め、紐で帯から提げて持ち歩いていました。印籠は一般的に数段に分かれた構造になっており、中には漢方薬や丸薬、印鑑などが入れられていたといわれています。

そして、その印籠を帯から提げる際に欠かせなかったのが根付です。根付は、紐の先端に取り付けて帯の上で留める役割を持つ小さな留め具で、印籠が帯から滑り落ちるのを防ぐために使われていました。現代では美術工芸品として鑑賞されることが多い根付ですが、本来は印籠などを帯から提げるために欠かせないものでした。当時は印籠と根付は切り離すことのできない実用品として、一緒に使用されていたのです。

しかし、江戸時代中期以降になると、印籠と根付は単なる生活道具ではなく、持ち主の美意識や個性を表現する「おしゃれアイテム」としても親しまれるようになりました。武士や町人たちは、印籠の意匠や根付のデザインにこだわり、自分らしさを演出する楽しみを持っていたといわれています。現代でいえば、腕時計や財布、バッグなどのファッションアイテムを選ぶ感覚に近かったのかもしれません。漆で描いた文様に金粉や銀粉を蒔いて絵柄を表現する蒔絵(まきえ)や、夜光貝などを埋め込んで美しい輝きを表現する螺鈿(らでん)など、日本を代表する伝統技法が惜しみなく用いられ、風景や草花、動物、縁起物など、さまざまな意匠が施されるようになりました。

一方、根付も木や鹿角、象牙などさまざまな素材で作られ、七福神や干支、動物、人物などを題材にした精巧な彫刻が数多く生み出されました。わずか数センチほどの大きさにもかかわらず、細部まで丁寧に彫り込まれた作品は、小さな彫刻作品ともいえる存在です。

それぞれ意匠や細工が異なり、一つとして同じものはありません。実用品として誕生し、江戸時代にはおしゃれアイテムとしても親しまれた印籠と根付は、時代を経て日本を代表する美術工芸品へと発展しました。現在でも、その美しさや歴史的価値から多くの骨董品愛好家を魅了し続けています。

9:57 am

第2章|なぜ印籠と根付は今も人々を魅了し続けるのか

印籠と根付の大きな魅力は、わずか手のひらに収まるほどの大きさの中に、日本の伝統工芸が凝縮されていることです。

印籠には、漆工芸の代表的な技法である蒔絵(まきえ)が数多く用いられています。蒔絵とは、漆で描いた文様の上に金粉や銀粉を蒔き、美しい模様を表現する日本独自の加飾技法です。光の当たり方によって輝きが変化し、見る角度によって異なる表情を楽しめることから、日本を代表する工芸技法として国内外で高く評価されています。

また、貝殻の真珠層を埋め込んで輝きを表現する螺鈿(らでん)や、金粉・銀粉を用いた繊細な装飾など、高度な技術が施された作品も数多く残されています。風景や四季の草花、鳥や動物、縁起の良い吉祥文様など、日本人が古くから大切にしてきた自然や文化が小さな印籠の中に美しく描かれていることも特徴です。

一方、根付は印籠を支えるための留め具という役割を持ちながら、それ自体が一つの彫刻作品として発展しました。木材や鹿角、象牙などさまざまな素材を用いて作られ、七福神や干支、人物、動物などを題材にした作品が数多く制作されています。数センチほどの小さな作品にもかかわらず、表情や衣服のしわ、毛並みまで丁寧に表現された根付は、職人の卓越した技術を感じさせます。

金蒔絵による華やかな印籠や、人物や動物を題材にした根付など、一点一点に作者の個性や時代背景が表現されており、長年大切に受け継がれてきたことがうかがえます。現在では印籠や根付を日常生活で使用する機会はほとんどありません。しかし、その歴史や職人技、日本文化を感じられる骨董品として、国内だけでなく海外のコレクターからも高い人気を集めています。小さな作品だからこそ細部までじっくり鑑賞する楽しみがあり、今なお多くの人々を魅了し続けているのです。

9:57 am

第3章|【四国中央市へ出張買取】遺品整理で出会った印籠と根付

先日、関西にお住まいのお客様より、「祖父が集めていた骨董品がたくさんあるので、一度見てほしい。」と出張買取のご依頼をいただきました。

お話をお伺いすると、ご実家は四国中央市にあり、ご実家の片付けのために帰省される予定とのことでした。おじい様は生前、骨董品集めを趣味とされており、掛軸や陶磁器、茶道具、古銭など、さまざまな骨董品を長年にわたって集められていたそうです。

しかし、ご家族は骨董品について詳しくなく、「祖父が大切にしていたことは知っているけれど、何に価値があるのか分からない。処分する前に一度専門店に見てもらいたい。」との思いから、当店へご相談くださいました。

当日、四国中央市のご実家へお伺いすると、おじい様が大切に保管されていたたくさんの骨董品が並べられていました。掛軸や陶磁器、茶道具など、それぞれ丁寧に保管されており、長年にわたり大切にされてきたことが伝わってきました。

一つひとつ確認していく中で、箱に大切に収められていた印籠と根付が目に留まりました。

印籠には金蒔絵による繊細な装飾が施され、それぞれ異なる風景や文様が描かれています。また、根付も人物や動物を題材にしたものなど意匠が異なり、小さな作品でありながら、職人の高い技術が随所に感じられるものでした。

お客様も実際に間近で印籠や根付をご覧になるのは初めてだったそうで、「祖父が大切にしていたことは知っていましたが、こんなに細かな細工が施されているとは思いませんでした。」と驚かれていました。

1章、第2章でもご紹介したように、印籠と根付は、もともと実用品として誕生しましたが、時代とともに美術工芸品へと発展しました。今回拝見した作品も、一点ごとに意匠や細工が異なり、おじい様が一つひとつの魅力を楽しみながら集められていた様子が想像できました。長年にわたり大切に受け継がれてきたことが、作品の佇まいからも感じられます。

遺品整理では、「古いものだから価値は分からない」「何に使うものかも知らない」という理由で、そのまま処分されてしまうものも少なくありません。しかし、印籠や根付のように、現在では目にする機会が少ないものだからこそ、骨董品として評価され、多くの愛好家に親しまれている作品も数多くあります。

お客様にも、一点ずつ印籠や根付についてご説明しながら査定内容をご案内したところ、「話を聞いて初めて祖父が大切にしていた理由が分かりました。処分してしまう前に相談して本当に良かったです。」と、大変喜んでいただき、ご成約となりました。

私たちは査定を行うだけでなく、その骨董品がどのような歴史を持ち、どのような魅力があるのかも、できる限り分かりやすくお伝えするよう心掛けています。骨董品には、それぞれ持ち主の思い出や受け継がれてきた歴史があります。今回の印籠と根付も、単なる古い工芸品ではなく、ご家族の思い出とともに受け継がれてきた日本文化の一つであることを、改めて感じた出張買取となりました。

9:57 am

第4章|印籠と根付がつないできた日本の文化と想い

印籠と根付は、江戸時代の人々の日常生活から生まれた実用品でありながら、時代とともに美術工芸品として大きく発展していきました。持ち主の個性を表現するおしゃれアイテムとして親しまれ、職人たちは限られた小さな空間に蒔絵や彫刻などの高度な技術を惜しみなく注ぎ込みました。そのため、一つひとつに異なる意匠や物語があり、現在でも多くの人々を魅了し続けています。

近年では、ご実家の整理や遺品整理、生前整理をきっかけに、「何に使うものか分からない」「祖父や父が集めていたものだけれど価値が分からない」といったご相談をいただく機会が増えています。印籠や根付もその一つで、普段目にする機会が少なく用途が分からないことから、価値があると思わずに、処分されたりするケースも少なくありません。

しかし、印籠や根付は単なる古い小物ではなく、日本の歴史や文化、そして職人の技術が詰まった骨董品です。今回ご紹介したように、長年大切に受け継がれてきた作品の中には、それぞれの時代背景や持ち主の想いが込められているものも数多くあります。だからこそ、価値だけではなく、その作品が持つ魅力や歴史を知ることも骨董品の楽しみの一つといえるでしょう。

買取専門店 くらや 松山店では、印籠や根付をはじめ、掛軸、茶道具、陶磁器、古銭、美術品など、さまざまな骨董品のご相談を承っております。店頭買取はもちろん、四国中央市をはじめ四国・中国地方への出張買取にも対応しておりますので、「これは骨董品なのだろうか」「価値があるか分からない」といったものでも、お気軽にご相談ください。

一つひとつの骨董品に込められた歴史や想いを大切にしながら、その魅力を丁寧に見極めてまいります。

 

 

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】松山店へご相談ください。

買取専門店 くらや 松山店
電話089-950-4334
営業時間10:00~19:00
住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
アクセス 伊予鉄道横河原線 いよ立花駅より徒歩7分

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