こんにちは。

 

日本刀や鎧兜など武具の鑑定や査定のご相談を

 

承っている『くらや太田店』です。

 

 

『くらや太田店』と併設されている

 

リサイクル古着店にご来店された際、

 

骨董品の買取りをしている『くらや』を知った

 

というお客様から日本刀をはじめ、

 

武具数点や骨董品などの買取りを

 

させていただきました。

 

 

お持ち帰りになった店頭ビラを見て、

 

電話にてご相談くださいました。

 

内容は、遺品整理で刀や刀装具、古道具の処分を

 

検討しているとの事でした。

 

後日、出張査定でご自宅に伺い、

 

整理の手順やそれぞれの骨董品や

 

美術品の価値のご説明をし、

 

日本刀7本、刀装具多数、火縄銃、鉄瓶、

 

鑑賞石、鐘板等をお買取りさせていただきました。

 

 

亡くなったお父様のもので

 

一部屋をまるごと骨董品や趣味の部屋としてご使用。

 

陳列は壮観でした。

 

保存状態は良好で、生前きちんとお手入れをされ

 

大事にしていたのが分かりました。

 

貴重な古物を繋げるお手伝いが

 

できてよかったです。

 

 

さて、

 

今回は日本刀・刀装具・火縄銃などと

 

その小道具になる刀装具、

 

いわゆる武具の美術品について、

 

お話させていただきます。

 

まず前提として、

 

日本刀・火縄銃は管轄の教育委員会の発行する

 

銃砲刀剣類登録証が無ければ

 

売買はおろか所持もできません。

 

この登録証こそが、

 

「武器」ではなく「美術品」ですという証なのです。

 

 

その昔、

 

幕藩体制が終わり明治に入るまで

 

侍の時代においては日本刀などの刀剣類、

 

火縄銃などの銃砲類は現在のような美術品

 

という優しい物ではなく、

 

持ち主がその命を賭す武器でした。

 

 

江戸時代の人々は士農工商とも呼ばれる

 

明確な階級社会の下、生活をしていました。

 

士農工商は左から偉いという並びですが、

 

実際には士＝お侍が一番偉く、

 

その他の身分は特にお互い優劣などは付けず

 

平穏に暮らしていたそうです。

 

平たく言えば侍が特権階級だった

 

というだけですね。

 

 

そんな侍と切っても切り離せないもの、

 

それは時代劇でもお馴染みの日本刀です。

 

 

意外と驚かれる方が多いですが、

 

江戸時代では戦時以外に侍が刀を抜くというのは

 

稀だったそうです。なぜかというと、

 

刃傷沙汰に及ぶ前に解決できることが

 

侍の誉れであったからです。

 

支配階級の教養人として、

 

人々の手本にならなければならない侍が

 

暴力に訴え出るのは下策中の下策でした。

 

なので、

 

人の血を吸った刀というものは意外と少ないのです。

 

 

お問い合わせを頂くお客様の中にも

 

日本刀は気味が悪いと仰る方もいらっしゃいますが、

 

冠婚葬祭に用いられる護り刀を例にしても、

 

日本刀は邪を払う神聖な物として

 

古来より受け継がれてきた物ですので、

 

上述の文も踏まえて現在お手持ちの日本刀に

 

ご不安をお感じの方も

 

この記事を見て安心していただけましたら幸いです。

 

 

話は戻りまして…

 

では、なぜ使わない刀を二振りも

 

侍は腰に差したのか？

 

それは、身分を示す物であったからです。

 

江戸時代、大小を腰に差して

 

往来を闊歩できたのは士分階級（侍）のみでした。

 

なので、その刀に挙ってお金をかけるわけです。

 

今の感覚だと自分の車をドレスアップするような

 

感覚がしっくりくるかと思います。

 

その代表例として日本刀にはその入れ物、

 

拵えがあります。拵えは、

 

言わば日本刀のお洋服です。

 

拵えは持ち主によって好みにカスタマイズされ、

 

非常に個性の出る物です。

 

豪華なもの、質素なもの、奇抜なもの等色々です。

 

一般的に金や銀を贅沢に使った豪華な物が

 

現在では評価されますが、江戸時代以前の物、

 

また質素であっても名工の作であったりと、

 

品の良い物などは中身の日本刀よりも

 

高価になる場合もあります。

 

 

もちろん、

 

拵えや鍔など刀装具類だけをお集めになっている

 

コレクターの方もいます。

 

刀が無いから査定が下がるなんてことは

 

ございませんので、ご安心ください。

 

刀装具もまた、刀に負けない

 

立派な美術品なのです。

 

 

銃砲刀剣類及びその小道具類、

 

拵えなど鍔は刀装具などと言いますが、

 

これらはどんなにボロボロでも骨董価値がある物は

 

驚くような値段が付きます。

 

ご売却に悩まれている方は、

 

ぜひ一度

 

安心できるプロに査定を依頼してみませんか？

 

以上、武具の美術品についてでした。

 

 

 

『くらや太田店』は、日本刀・刀装具など

 

買取りを専門的に行っております。

 

専門知識のある鑑定士が、

 

価値ある古物を見出します。

 

 

ご相談はお電話でも、

 

随時承っておりますので、

 

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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店舗：くらや 太田店

住所：群馬県太田市西本町57-4（ドンドンダウン太田店内)
電話：0276-52-8690
営業：10:00～18:00
定休：なし（年末年始除く）