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太田店
2019/07/30

群馬県太田市 版画/浮世絵 古銭の買取り|店頭買取|骨董品の高価買取

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皆さまこんにちは。

 

『くらや太田店』です。

 

 

お客様のお父様が趣味で収集されていた

 

浮世絵と古銭をお持ち込みいただき

 

買取りいたしました。

 

 

以前、

 

着物のお買取りさせていただいた事のある

 

お客様です。

 

太田市内のお寺の参道で、

 

古くからお土産屋さんを営まれていたとの事。

 

 

時代の流れで経営が難しくなり、

 

お店を畳むことになったそう。

 

建物や倉庫を解体することになり、

 

ほとんどのものは既に処分され

 

残ったあまり大きくないものを親族で分けあい、

 

今回、浮世絵と古銭をお持ち込みする事に

 

されたんだそうです。

 

 

お持ちいただいた浮世絵は、

 

きれいな状態でファイリングされており、

 

大切にされていたことが伺えます。

 

 

残念ながら続き絵のように3枚で一つの絵を

 

表現している作品だったようですが、

 

一枚一枚に分けられており、

 

いわゆるバラの状態になっていました。

 

ご自宅に浮世絵がある方は続きの絵は

 

ワンセットにして保管される事を

 

オススメいたします。

 

 

といことで、

 

今回は浮世絵についてお話したいと思います。

 

 

浮世絵が生まれたのは、17世紀後半。

 

江戸時代の様々な分野で、

 

庶民の広告メディアとしての役割をはたし、

 

260年以上も続いた、

 

泰平な世の中ならではの庶民の暮らしや習わしを

 

躍動的に描いたのが浮世絵です。

 

 

浮世絵とは、

 

もともと長く続く戦ばかりの世の中を

 

「あの世(極楽浄土)に対して

 

この世(憂世〈うきよ〉)はつらく

 

はかなく移ろいやすい」からくる。

 

この世を《憂世〈うきよ〉》と呼んでいました。

 

江戸時代になり、

 

人々の暮らしに安定が見え始めると、

 

浮き浮きと毎日明るく暮らそうという意識が芽生え

 

〈うきよ〉は《浮世》という漢字に

 

変化していきました。

 

 

それまで、

 

公家や武士などを描いていた画家達が、

 

庶民の日常生活を映した風俗画を描くようになり、

 

楽しみを味わう気分描いた浮世絵へと

 

発展していったのです。

 

くっきりとした線と鮮やかに彩られた絵は、

 

江戸の今を生き生きと描き人々の心をつかみます。

 

絵の挿絵から始まった浮世絵は、

 

遊びから芝居。

 

美人画から役者絵と江戸時代の流行ファッション誌、

 

歌舞伎役者のブロマイドやポスターとして

 

次第に絵としての役割を高めていきました。

 

 

また、

 

浮世絵は〈江戸絵〉とも呼ばれ、

 

江戸に来た人々が故郷に帰る時の土産物として、

 

軽くて美しい浮世絵を選んだことから、

 

江戸以外の人々にも浮世絵の存在が

 

広く知れ渡るきっかけになったと言われています。

 

初期の頃は、

 

白黒のモノクロだった浮世絵

 

重ねて摺る技術が向上しカラー版が登場します。

 

 

浮世絵は職人の

 

『版元(はんもと)』、『絵師(えし)』、

 

『彫師(ほりし)』、『摺師(すりし)』

 

によって作られました。

 

 

『版元(はんもと)』とは、職人達に指示を出し、

 

作品の管理や販売をします。

 

いわゆるプロデューサーです。

 

流行を敏感に感じ取る感性が求められ、

 

人気の絵師に仕事を引き受けてもらえるよう

 

口説き落とす手腕が必要でした。

 

傑作を生むきっかけを作るのがこの『版元』です。

 

有名な人物は、

 

歌川広重の東海道五十三次でお馴染みの

 

有田屋清右衛門や

 

東洲斎写楽の役者で人気を博した

 

蔦屋重三郎が手懸けました。

 

浮世絵には絵師の落款の他に、

 

版元の屋号をデザイン化した版元印も

 

一緒に刷られました。

 

 

『絵師(えし)』とは、

 

浮世絵の元になる絵を描きました。

 

いわゆるデザイナーです。

 

版元との打ち合わせ何度も行い、

 

絵のデザインを決めていきます。

 

有名な絵師では葛飾北斎をはじめ、

 

歌川広重や喜多川歌麿などがいます。

 

 

『彫師(ほりし)』とは、

 

浮世絵を完成させる為の最も重要な職人です。

 

絵師によって簡単な線で描かれた版下絵ををもとに、

 

細かい髪の毛や着物の寄れ具合など

 

腕が立つ彫師の力量が物を言いました。

 

複数の色を重ねる色版は、

 

色ごとに版木を彫る必要がある為、

 

制作するのは大変。

 

版画によって同じ絵を

 

何度も複製できるようになった事は、

 

当時では大変革命的な出来事でした。

 

 

『摺師(すりし)』とは、

 

主版と色版を紙に摺る職人。

 

いわゆる印刷屋さんです。

 

仕上がりが美しくなるように摺り面が小さい順、

 

色が薄い順に摺りました。

 

技術を駆使してグラデーションやぼかしなどを

 

入れていきます。

 

初摺りでは200枚、

 

売れ筋の絵師など売れる見込みのある浮世絵

 

200枚以上摺られたそうです。

 

 

そして、江戸の絵草子屋で販売され、

 

浮世絵の流通が安定した江戸後期では

 

大判(縦39cm×横26.5)が20文(約400円)、

 

細版(縦39cm×横26.5)が8文(約160円)だった

 

というのですから、

 

庶民も気軽に購入できたようです。

 

 

以上、浮世絵のお話でした。

 

 

『くらや太田店』では浮世絵

 

版画のご相談もお受けしておりますので

 

お気軽にご相談ください。

 

 

 

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住所:群馬県太田市西本町57-4(ドンドンダウン太田店内)
電話:0276-52-8690
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定休:なし(年末年始除く)

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