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佐賀店
2019/07/19

佐賀県佐賀市 日本の画家 山下清の買取り|店頭買取|実家の片付け

日本の画家 山下清 ペン画 遺品整理 片付け- くらや佐賀店

 

こんにちは。

 

絵画や骨董品の高価買取『くらや佐賀店』です。

 

 

先日、お客様より

 

日本の画家 山下清のペン画を

 

お持ち込みいただきました。

 

 

以前、実家の片付けをしていた時に

 

出てきた作品との事。

 

他のものと一緒に処分されそうだったのを

 

お客様が気付き、

 

「これだけは!」と、残されたものだそうです。

 

モチーフの〈カタツムリ〉も

 

お客様のお気に入りでした。

 

 

元々所有されていたお父様からは

 

「以前地元に山下清画伯が

 

来られた際に残されたものを、

 

祖父が知人から譲り受けた品物」と、

 

聞いているとのことでした。

 

丁寧に査定させていただき、

 

買取りとなりました。

 

 

今回は、

 

買取りとなりました日本の画家 山下清

 

ご紹介したいと思います。

 

 

日本の画家 山下清は、

 

大正2年 浅草に生まれ、

 

人気ドラマ《裸の大将》のモデルとなった

 

実在の放浪画家です。

 

 

幼いころ高熱の病に掛かり、

 

一命は取り留めたものの

 

軽い言語障害と知的障害の後遺症を患いました。

 

 

小学校に入学するといじめにあい、

 

母親の再婚相手は大酒飲みのバクチ打ち、

 

義父が家で暴れるなど散々な幼少期を過ごしました。

 

母親は義父が不在の時に山下清ら子供達を連れ、

 

母子家庭の為の施設へ逃げ出します。

 

この頃から母親の旧姓である

 

山下を使うようになりました。

 

 

山下清は、小学校へ入学しますが

 

学校の勉強についていくことが出来ません。

 

 

その後入所した『八幡学園』の授業で、

 

〈ちぎり絵細工〉に出合い楽しさに

 

没頭していきました。

 

学園指導の元で才能は磨かれ開花。

 

昭和12年‘特異児童労作展覧会’に

 

山下清の作品が出品されると注目を集め、

 

翌年には東京京橋銀座の画廊で

 

初めての個展を開催。

 

昭和14年大阪の朝日記念会館ホールでも

 

展覧会が開催され、

 

多くの人々から讃嘆を浴びました。

 

日本の西洋画家 梅原龍三郎や

 

安井曾太郎など画壇の巨匠からも絶賛され

 

「美の表現の烈しさ、

 

純粋さはゴッホやアンリ・ルソーの水準に達する」

 

と評されたといわれています。

 

 

昭和15年から昭和29年にかけて

 

放浪の旅に出ていたエピソードは有名で、

 

ドラマ《裸の大将》はこのエピソードを

 

元にドラマ化さました。

 

後年、放浪の旅に出た理由を「イヤになったから。」

 

としか語ってはいませんでしたが、

 

放浪開始の翌々年に控えていた

 

兵役検査を受けたくなかった為、

 

とも言われています。

 

この間、我孫子の『弥生軒』に住み込みで働き、

 

半年毎に放浪に出ては戻ってくる、

 

という生活を行っていました。

 

この実話は《放浪日記》としてまとめられています。

 

 

日本の画家 山下清の人物像として

 

大きな特徴を持つのが映像瞬間記憶能力でした。

 

見たものを写真のように記憶して、

 

後日ちぎり絵細工として作品を制作していました。

 

テレビドラマでは旅先で作品を制作する光景が

 

描写されていますが、

 

実際には学園に戻ってから

 

記憶をもとに制作するスタイルだったようです。

 

 

日本の画家 山下清は、人気の高さや

 

画壇に所属していなかった経緯から

 

作品の鑑定ができる者がいないこと。

 

また、

 

「各地でお礼のために作品を残した。」という

 

テレビドラマの描写から贋作を本物と偽って

 

展覧会が開催されることがありますが、

 

実際には、ちぎり絵細工のほとんどは

 

学園や自宅で制作されており、

 

遺族により保管されておりますので、

 

贋作には注意してください。

 

 

戦後になると「日本のゴッホ」「裸の大将」の愛称で

 

呼ばれていました。

 

放浪中の山下清は

 

「ゴッホもルソーも知らない」と

 

答えていたそうです。

 

 

晩年は東京都練馬区に住み《東海道五十三次》の

 

制作を志して京都までスケッチ旅行を敢行。

 

およそ5年の歳月をかけて

 

55枚の作品を残しています。

 

 

遺作となった作品は、

 

当時依頼されていた四季をテーマにしていた

 

4種類の弁当の包装紙の内、

 

冬のモチーフを除く3種類。

 

以前、世話になった我孫子の『弥生軒』から

 

の依頼品だったようです。

 

 

 

以上、日本の画家 山下清の紹介でした。

 

 

 

お手元に骨董品をはじめ、

 

絵画や掛け軸はございませんか。

 

『くらや 佐賀店』では、

 

お片付け・出張買取のご相談承っております。

 

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