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黒田辰秋【人間国宝/木工芸】

黒田辰秋(くろだたつあき)

 

木芸家で初めて人間国宝となった黒田辰秋は

 

1904年に京都市に生まれました。

 

父は漆匠の黒田亀吉で轆轤、椀、盆などを

 

手掛けていました。

 

20歳の時には河井寛次郎に影響を受けたことで

 

柳宗悦らと共に民藝運動に参加し

 

25歳で上賀茂民芸協団を組織しています。

 

その後30歳で初めての個展の開催に成功し

 

1968年には皇居新宮殿の拭漆樟大飾棚、扉、

 

椅子、卓の制作も手がけました。

 

これらの功績が評価され、1970年、66歳の時に

 

木工芸における初の重要無形文化財保持者に

 

認定されました。

 

また、翌年には紫綬褒章を受章しています。

 

 

 

黒田辰秋の作品の特徴と技法

 

もともと漆芸は、轆轤で木を挽く木地師、

 

漆を塗る塗師、

 

金や銀、螺鈿で装飾を施す蒔絵師による

 

分業制が多かったのですが、黒田辰秋は

 

素地から仕上げまでを一貫して手掛けることに

 

こだわっていました。

 

黒田辰秋の作品に見られる特徴は

 

拭漆、朱漆、螺鈿、乾漆など

 

その多岐に及ぶ技を駆使した

 

力強い存在感と美しい佇まいです。

 

「乾漆耀貝螺鈿飾筐」ではメキシコ産のアワビ貝

 

を使い華麗な螺鈿細工を駆使しました。

 

「金鎌倉四稜捻茶器」や「赤漆捻紋蓋物」の作品では

 

朱漆の艶やかさ、美しい曲線美が

 

見事なまでに表現されています。

 

「螺鈿黒漆大名縞手筥」は漆地に螺鈿で大名縞

 

つまり、細い縦縞を表しています。

 

黒漆の端正な箱に日本鮑の白味を帯びた螺鈿装飾は

 

爽やかな光が放射状に映える

 

大胆なデザインになっており

 

黒田辰秋の熟練した75歳時の作品です。

 

また、「赤漆流稜文飾手筺」では

 

四角形の箱に螺旋文様を施し

 

力強い直線的な箱形に

 

螺旋の曲線を融合させています。

 

「古今を貫く名工」とまで呼ばれるまでになった

 

黒田辰秋の作品は、

 

古典的な美とモダンを融合させた

 

真骨頂と言えます。

 

 

 

黒田辰秋の作品の愛用者

 

黒田辰秋の小箱や紙刀、食器などその美しい作品は

 

川端康成や小林秀雄、武者小路実篤などの文士にも

 

愛用されました。

 

また、白州正子も黒田辰秋の品々を

 

食器として愛用するなど

 

多くの人々を魅了するものがあります。

 

映画監督の黒澤明もその一人で、

 

黒田辰秋に家具を一式発注したといいます。

 

 

 

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