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骨董品
2018/09/13

山下義人【人間国宝/蒟醤】

山下義人(やましたよしと)

 

漆芸家の山下義人は

 

1951年に香川県高松市で生まれました。

 

19歳の時から重要無形文化財「蒟醤」保持者である

 

磯井正美氏に師事し

 

漆芸の加飾技法である蒟醤技術を学んでいます。

 

また、その後、重要無形文化財「蒔絵」保持者の

 

田口善国にも師事し

 

様々な技術を体得していきました。

 

1980年には日本工芸会正会員になると同時に

 

45回香川県美術展覧会で知事賞、

 

1986年の第3回日本伝統漆芸展では

 

朝日新聞社賞の受賞を果たしています。

 

さらに1989年の第36回日本伝統工芸展に

 

出品した作品は、文化庁の買い上げ作品となり

 

そのほかにも数々の受賞作品を発表しました。

 

平成12年から平成16年の間には

 

金刀比羅宮の式年遷座祭で本宮天井画

 

「桜樹木地蒔絵」の復元の監修にも従事し

 

自身の制作活動と共に

 

文化財の保護にも力を注いでいます。

 

 

山下義人は独自に漆芸の表現方法を会得しながら

 

富士や月など具象物を漆芸に用い

 

意匠には水紋、砂丘など

 

抽象作品にも斬新で多彩な表現方法を取り入れ

 

芸術性を高めました。

 

 

 

山下義人の作品の特徴と技法

 

山下義人の蒟醤作品の特徴は

 

色漆の濃淡を使った、繊細で緻密な彫りと色埋めで

 

作品に気品をもたらしている点と言えるでしょう。

 

その漆色は数十色にもおよぶ場合もあります。

 

また、作品のモチーフには

 

自然をテーマとしたものが多いですが

 

特に炎のような抽象的な具象を扱うことには

 

特別な情熱を注ぎ込んでいます。

 

その多彩なゆらめきを表現することには

 

とても苦労しており、朱漆、金粉で描いた

 

蒟醤丸箱「炎」は

 

10年かけて制作されたと言われています。

 

 

 

山下義人の評価される所以

 

山下義人は制作活動の傍ら

 

香川県漆芸研究所工芸指導員や

 

石川県立輪島漆芸技術研修所講師など

 

長年に渡り後進の指導に努めています。

 

また、平成12年から16年に従事した

 

金刀比羅宮の式年遷座祭に本宮天井画

 

「桜樹木地蒔絵」の復元の監修も行うなど、

 

文化財の保存にも力を注いでいます。

 

さらに海外での活動も積極的に行い

 

ニューヨーク、台湾、パリ、デンバーなどの

 

海外展覧会にも招待出品を行い

 

日本の伝統文化を広く紹介しています。

 

 

 

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