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2018.10.18
骨董品

秋山信子【人間国宝/衣装人形】

秋山信子(あきやまのぶこ)

 

秋山信子は1928年に大阪市に生まれました。

 

27歳から人形作家の大林蘇乃に師事し

 

その技術を学んでいます。

 

秋山はその4年後、日本伝統工芸展で出品した

 

「望郷」が早くも初入選を果たしたのを皮切りに

 

そこから同展で受賞を繰り返して行くと共に

 

全日本女流人形展での受賞や、

 

個展の開催などに成功して行きました。

 

そのほか、日本伝統工芸展に出品した作品が

 

50歳の時から2年連続で文化庁の所蔵となり

 

1981年には韓国の芸術家との共同展を

 

韓国で開催するなど、海外でも活躍しています。

 

65歳の時には皇太子殿下への献上品「迦陸贅」の

 

人形の制作なども行い、3年後の1996

 

「衣装人形」の分野で人間国宝に認定されました。

 

 

 

秋山信子の作品の特徴と技法

 

桐塑(とうそ)人形とは、桐塑という桐の木の粉を

 

糊に混ぜて粘土状にしたものを、

 

桐の木の芯に付けて成形していきます。

 

乾燥するまでは、柔らかく自由に形を変えたり

 

整えたりできます。

 

その後によく乾燥させて硬化させます。

 

また、和紙貼、木目込みなどの技法で

 

人形全体を仕上げていきます。

 

秋山信子の作品の特徴は、愛らしさの中にも

 

内面的な芯の強さが表現されている点です。

 

作品のモチーフには

 

沖縄八重山の風俗、芸能をはじめとして

 

各地の祭礼行事の1コマが取り入れられており

 

情緒豊かな独自の世界観を演出しています。

 

 

 

秋山信子の評価される所以

 

秋山信子は、沖縄やアイヌを題材とするだけでなく

 

アジアやシルクロードなど

 

その主題は海外のものにまで及んでいます。

 

様々な国の風俗や文化にも着目し

 

表情豊かな人形制作を通して

 

様々な人々の日常生活を紹介しています。