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2020.02.20
骨董品

水船六洲【彫刻家】

水船六洲(みずふねろくしゅう)

 

水船六洲(本名:田中六洲)19123月に

 

広島県呉市で生まれました。

 

なお兄は洋画家の水船三洋であり

 

父親も書家として活躍するなど、

 

芸術的感性に優れた家庭で育ったようです。

 

水船六洲は1936年に在学していた

 

東京美術学校彫刻科を出ると、

 

同年に文部省美術展覧会鑑査展において

 

『ウクレレを持つ女』が初入選。

 

その5年後の1941年の

 

4回文部省美術展覧会においては

 

『江川太郎左衛門』が特選となり、

 

それからも日本美術展覧会の場で3回ほど

 

作品が特選を獲得しました。

 

なお水船六洲は東京美術学校彫刻科の在学時から

 

木版画制作も行っており、木版陰刻などで

 

自身の作風を確立させた小野忠重が開く

 

新版画集団の造形版画協会や

 

日本版画協会にも入ります。

 

他にも彫刻家として

 

1967年に新日本美術展覧会に出品した

 

『燭明り』が内閣総理大臣賞を受賞。

 

1971年には『紡ぎ唄』で日本芸術院賞を獲得しました。

 

そして関東学院教師や、同校の小学校校長として

 

勤務を任せられるなど、後進の指導も行っています。

 

 

 

作風

 

彫刻家としての水船六洲は、木彫りの上に

 

まるで絵画のような彩色をすることで知られています。

 

 

 

広島県出身の彫刻家

 

広島県出身の彫刻家としては次の方々がいます。

 

■今城国忠

 

『ふたり』や『守る者』などが有名で、

 

刀傷や木の素材を繊細なひとつの表現として

 

用いる作家として知られています。

 

■岡本敦生

 

ヒロシマアートグランド及び

 

ヒロシマ国際文化財団美術奨励賞を受賞。

 

白御影石による有機的な印象の

 

作品群を展開しています。

 

■中川為延

 

二紀会理事を務めた経験もあります。

 

『建設譜』や『回春』などが知られています。

 

1950年に会社がスポンサーとして提供した

 

セメントによる作品群が有名です。

 

 

 

関連用語の細かい解説

 

水船六洲は造型彫塑人会にも入っています。

 

造型彫塑人会について簡単にですが、

 

紹介したいと思います。

 

 

 

造型彫塑人会の設立について

 

造型彫塑人会の設立には

 

詩人や彫刻家としても知られており、

 

彫刻作品として『老人の首』や

 

『手』が知られている高村光太郎。

 

他にはアントワーヌ・ブールデルから学び、

 

アントワーヌ・ブールデルの作風を

 

色濃く受け継いだことが評判となった、

 

清水多嘉示などが関係しています。