お役立ち情報
骨董品
2019/11/22

小森邦夫【彫刻家】

小森邦夫(こもりくにお)

 

小森邦夫は19176月に東京都浅草で生まれました。

 

東京の中心で生まれ育った小森邦夫は

 

第一次世界大戦や関東大震災と言った事を経験する中

 

彫刻家になる事に目を向けます。

 

その為1935年、18歳の頃には構造社彫塑研究所へ入り

 

『七十近し』や『敗残』などが知られている

 

斉藤素厳に学びました。

 

そして同年に紀元2600年奉祝美術展において

 

出品した『めぐみ』が初入選となり、

 

そこから新文部省美術展覧会や

 

日本美術展覧会においても活躍を見せます。

 

1957年には中国平和委員会からの誘いにより

 

茨城県文化人代表として中国視察旅行を務め

 

翌年には日展審査員や会員を務めました。

 

また1956年には第12回日本美術展覧会において

 

出品した『腰かけた婦』が文部大臣賞を受賞。

 

1985年に『青春譜』で日本芸術院賞を獲得し

 

199310月に息を引き取っています。

 

 

 

■構造社について

 

斎藤素巌と朝倉文夫から学び、類まれなる才能を持つ

 

と言われている日名子実三によって

 

1926年に設立されました。

 

社会風刺やキュビスム、アール・デコを

 

取り入れるなどしているので、

 

実験的な場でもあると考えられます。

 

 

 

裸婦像や茨城の文化に貢献した事で有名

 

小森邦夫は裸婦をテーマにした作品群で

 

自身の世界観を確立させています。

 

1955年第11回日本美術展覧会において

 

特選となった『裸婦立像』。

 

次の年の第12回で同じ様に特選となった

 

『若い女』などが有名です。

 

また小森邦夫は茨城県の文化に

 

貢献した事でも知られています。

 

茨城文化団体連合の理事長となり

 

近代美術館建設運動なども務めていました。

 

代表的な作品としては千波公園にある『徳川光圀像』。

 

茨城県立運動公園にある『緑に舞う』。

 

勝田駅前の『であい』などがあります。

 

 

 

後進の作家の指導も手掛ける

 

女性像を初期から手がけており、

 

日本美術展覧会で特選を獲得した『ひとり』や『女』。

 

芸術院賞を獲得した

 

『告知―2001』で知られている蛭田二郎。

 

同じ様に女性像が有名な新日本美術展覧会で

 

初入選となった『女の首』。

 

日展文部大臣賞を獲得した『悠久の時』などがある

 

能島征二を指導しています。

 

 

 

一覧に戻る

このカテゴリの最近のお役立ち情報

片づけ始める前にご相談ください

賢い遺品整理・蔵整理

眠っている品物に思わぬ価値がある場合があります。

遺品整理業者・リサイクル業者は、骨董美術品類に高額をつけることはできません。

さらに処分費もかかります。無料査定・買取で賢い遺品整理・蔵整理をお勧めいたします。

  • KURAYAにご相談ください

    • どのように物が売れるのか知りたい
    • 骨董品などの遺品整理に困っている

    買取専門店KURAYAは,骨董品,金・プラチナ、ブランド品、ブランド時計、ダイヤモンド、切手、古銭、勲章、日本刀・鎧兜、掛け軸・絵画、版画、おもちゃ・ノベルティ、 高級食器、珊瑚、翡翠・鼈甲・琥珀、カメラ、鉄道模型,、着物・小物、鉄瓶・茶道具 ,墨・書道具など確かな目で高額買取いたします。

    買取専門店くらやは、新しいもの・古いもの、どんなお品も対象に鑑定する買取専門店としてオープンいたしました。貴金属・ブランド品買取をはじめとし、 古物・切手の買取・骨董品の買取に力をいれております。 ご自宅に眠っている貴金属・ブランド品・骨董品などはございませんか?古物・貴金属・ブランド品などを整理したい方、 現金が必要な方、お引越しで荷物を整理したい方、遺品整理、古い蔵を取り壊して中身を処分したい方など、様々なお客様からご利用いただいております。

査定・買取依頼する
簡易WEB査定