鍛金家の奥山峰石は、1937年に山形県で生まれました。
やがて1952年、15歳の時に親元を離れ上京し
鍛金家の笠原宗峰氏に弟子入りし鍛金を学びます。
その後、田中光輝に師事し、27歳で独立後
60年以上にわたり金工の制作に従事しました。
このように自身の技術の向上に励み、45歳のときには
日本伝統工芸武蔵野展奨励賞を受賞、
2年後、1984年には日本工芸会正会員になります。
そして1995年、58歳のときに
重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
また、認定当時は、
最年少で山形県初の人間国宝認定でした。
そのほか1997年には紫綬褒章を受章しています。
奥山峰石の主なる作品は、鍛造が難しい隴銀を
素材とした器が有名です。
その作品には異なる金属を嵌め込む「金工象嵌」
の技術を用いて、精巧な装飾が施されています。
得意としているモチーフは樹や花で、
独特な世界を表現しました。
象嵌においても「切り嵌(きりばめ)」象嵌と
「打ち込み象嵌」という二つの技法を
使いこなしています。
「切り嵌め象嵌」では、紙に描いた下絵を
赤銅を圧迫した板に写します。
その絵を糸ノコギリで切り出して器の地金にも
その模様と同じ形の穴を開けておきます。
この2つを組み合わせて熱して接着して
金鎚で打って嵌め込んでいく手法が
切り嵌め象嵌です。
「打ち込み象嵌」は、模様を器の表面に接着して
叩いてめり込ませる手法をいいます。
切り嵌め象嵌は大きな模様を制作する際に適していて
打ち込み象嵌は細かな表現に適しています。
奥山峰石の作品は豊かな自然描写が特徴で
この二つの手法を上手く用いて、
作品に金属とは思えない程、精巧で繊細な表現を
作り出しています。
奥山峰石の作品はどれも軽くて丈夫な
シャープな造形美を形作っています。
これには相当に高度な技術が必要で、銀や銅、
赤銅などの板金を鑞付けして器物を打ち上げ成形する
接合技術に秀でている事を証明しています。
滑らかな曲線美を作り上げるには、
約200種類ほどのあて金を使い分けながら
作品を仕上げていきます。
完成までに数カ月かかる物もあり、
その作品にかける信念と情熱が
美しい造形美から感じられます。
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