大澤光民は、1941年に生まれました。
富山県で育ち、17歳の時に
富山県職業補導所銅器科を卒業。
越井銅器製作所にて働きます。
やがて27歳からは
高岡市特産産業技術者養成スクールで
第1期生として6年間学びました。
そして、1969年には自ら大澤美術鋳造所を設立し
同年、高岡市展に『鋳銅花器』を初出品して
奨励賞を受賞しています。
これを皮切りに、
40代で第20回日本工芸富山展に
『鋳ぐるみ青銅菱文花器』を出品し
日本工芸会賞を受賞
第14回伝統工芸日本金工展で
『鋳ぐるみ鋳銅四方花器』が東京都教育委員会賞、
続けて第31回日本伝統工芸展において
『鋳ぐるみ鋳銅点文花器』が
日本工芸会奨励賞を受賞し、
その後も受賞作品を次々と発表していきました。
また、このような制作活動を続ける中で
1976年には高岡伝統産業青年会の理事に就任
1978年に高岡伝統産業青年会開発研究委員長、
高岡鋳金会会長、
伝統工芸高岡銅器振興協同組合理事を務めます。
また、1983年には
日本工芸会正会員委員を務めました。
そして2005年、64歳の時に
重要無形文化財「鋳金」保持者(人間国宝)に
認定されています。
大澤光民は、高岡銅器の代表的な技法の
「焼型鋳造」に熟練しており、
また独自に生み出した
「鋳ぐるみ法」の技法を得意としています。
「鋳ぐるみ法」とは、鋳型に銅線、ステンレス線、
白銅線などの異なる金属を組み合わせ、
銅合金を流し込んで異なった
金属同士を内包させる技法です。
冷やした後に表面を磨き上げて
金属の線や点を文様として浮かび上がらせる
高度な技法です。
鋳型が崩れたり、焼き上げ、地金の配合、
金属の異なる融解温度、
金属の膨張率などの見極めがとても難しく、
長年の経験が必要となります。
大澤光民はこの技法を駆使して
高岡銅器の伝統技術を基本として
鮮やかな色彩とモダンな意匠で
新しい独自の作品を作り上げました。
この「鋳ぐるみ法」の技法を編み出し
高岡銅器の世界に新しい作風を築き上げたことは
大澤光民の大きな功績の一つだと言えます。
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