伊藤廉(いとうれん)
伊藤廉は1898年10月に愛知県名古屋市で生まれました。
1914年にそれまで二度の中退の経験を得た後
本郷絵画研究所に入ります。
そして1921年には東京美術学校西洋画科へ入学し
その2年後、同校の在学中に『室内』で
第10回二科展に初入選となりました。
1925年に東京美術学校西洋画科を出ると
2年後の1927年から3年間フランスのパリへ渡っています。
その後日本に帰ると二科会員となり、
児島善三郎や林武と共に
独立美術協会を立ち上げまました。
1931年からは第1回独立展の際に
『ナポリの浮浪者』や『新聞をよむ女』など
パリへ渡った経験を活かした作品を10点出品し、
以降独立展での活動が続きます。
1936年には
東京オリンピック開催委員美術部門委員となり
その翌年には独立美術協会を離脱。
その後は1943年に国画会会員となったり
1946年には東京芸術学校講師を務め、
1961年には東京芸術大美術学部長となるなど
後進の指導を積極的に行いました。
作風
伊藤廉は静かな具象画の作品群が有名です。
活動初期は人物画が多いのですが、
フランスからの日本帰りの時期とも重なる
1930年代初めには、静物画を描くようになりました。
静物画としては元々その物に対して
強く意識をしていましたが、1951年には
胸の病気を経験した事によりその気持ちが固まり、
果物を派手派手しさがない静かな色合いで
描いていくようになります。
具象画について
描きたいものをあやふやな輪郭で描かず
抽象化せず具体的に描いたものを指します。
世界中の画家はまず静物画や風景画、人物画など
あらゆるものを描いており、それらは具象画と言う
区別がなされると言われています。
具象画は写実主義と呼ばれるほど
徹底的にリアルに描くわけではなく、
写実主義や抽象絵画など様々なジャンルに分類される中
その中で具象画としていかに描いていくか、
が注視された作品でもあると思います。
独立美術協会
1930年に二科会と図画会出身の芸術家達が
集って出来たものです。
彼らの作品の発表の場となる独立展を開く度に
様々な芸術家達が集まり一大組織となりました。
元々はフランスのバルビゾン村の風景をえがいていた
画家達のバルビゾン派の別名である、
1830年派に基づいて立ち上げられました。
後進の指導に務めるのに相応しい伊藤廉
伊藤廉の地道とも言える作風は、それだけ
戦前・戦後に築いてきた日本の美術を示すに相応しい
と言われています。
多くの後進の指導に務められたのはその為だ
と言えますし、また子供向けに書かれている体を取る
とは言え、絵を描く多くの人に向けて書かれた
「絵の本」と言う自分の考えを述べた本も
発表しています。
片づけ始める前にご相談ください
眠っている品物に思わぬ価値がある場合があります。
遺品整理業者・リサイクル業者は、骨董美術品類に高額をつけることはできません。
さらに処分費もかかります。無料査定・買取で賢い遺品整理・蔵整理をお勧めいたします。
買取専門店KURAYAは,骨董品,金・プラチナ、ブランド品、ブランド時計、ダイヤモンド、切手、古銭、勲章、日本刀・鎧兜、掛け軸・絵画、版画、おもちゃ・ノベルティ、 高級食器、珊瑚、翡翠・鼈甲・琥珀、カメラ、鉄道模型,、着物・小物、鉄瓶・茶道具 ,墨・書道具など確かな目で高額買取いたします。
買取専門店くらやは、新しいもの・古いもの、どんなお品も対象に鑑定する買取専門店としてオープンいたしました。貴金属・ブランド品買取をはじめとし、 古物・切手の買取・骨董品の買取に力をいれております。 ご自宅に眠っている貴金属・ブランド品・骨董品などはございませんか?古物・貴金属・ブランド品などを整理したい方、 現金が必要な方、お引越しで荷物を整理したい方、遺品整理、古い蔵を取り壊して中身を処分したい方など、様々なお客様からご利用いただいております。
新しい物・古い物、どんなお品も対象に査定する