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骨董品
2019/07/26

中山胡民【工芸作家/漆芸】

中山胡民(まかやまこみん)

 

中山胡民は1808年に生まれました。

 

琳派的表現が得意の原羊遊斎を師に持ち櫛や手箱、

 

硯箱や茶道具と言った作品を作り上げた

 

江戸の蒔絵師です。

 

また茶道や俳諧に精通していることでも

 

知られています。

 

代表作としては『壽字蒔絵盃』や『月秋草蒔絵煙管筒』

 

『団扇絵蒔絵菓子皿』などがあります。

 

 

 

徳川家康と蒔絵との関わり

 

1603年に徳川家康が江戸で幕府を開いた事から

 

江戸幕府が誕生しました。

 

千代田城とも言われる徳川家康が鎮座していた

 

江戸城本丸では、御細工所を建て、

 

そこに全国各地の職人を集め

 

調度品など様々な贅沢品の数々を作らせました。

 

また職人の中には金粉や銀粉などを用いて

 

漆器に文様を付ける蒔絵師も存在し、

 

中山胡民始め柴田是真や

 

中山胡民の弟子となる小川松民なども

 

江戸には集結していました。

 

なお蒔絵師の技術は城で使われる贅沢品だけに限られず

 

一定の生活にゆとりのある層の町民の道具にも

 

使用されました。

 

またその江戸から、さらに

 

新たなる蒔絵師が生まれるなど

 

徳川家康は蒔絵師の技術発展にも

 

貢献したと言えます。

 

 

 

茶道と職人について

 

茶道とはその名の通り

 

お茶を飲む一連の動作の作法で、

 

千利休が確立化させたと言われています。

 

この茶道と道具を作る職人に接点はない

 

と言う風にも思われるかもしれませんが、

 

昔から千家十職と言う茶道具を作る事に特化した

 

職人集団がいます。

 

また専門にしているのと、

 

古くから十もの家系の職人がいる事から

 

中山胡民がその千家十職の一人だったと言う記述は

 

見当たりません。

 

しかし茶道を通して使用者側の視点になる事は

 

茶道具の制作に活きた事は間違いありません。

 

 

 

自由を謳歌していた中山胡民

 

俳諧とは言わば連歌の事ですが

 

中山胡民の作品には

 

ユーモラスさが混じっていると言われています。

 

また、中山胡民は42歳までは

 

結婚をしませんでしたが、

 

江戸時代の結婚の平均値は男性が男17歳~28歳。

 

女性が14歳~24歳までとされています。

 

これからすると大分遅い事になります。

 

中山胡民は様々な事に精通しているので

 

俳諧を含めて自由を謳歌していたと言えそうです。

 

 

 

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