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骨董品
2020/01/23

旭玉山【彫刻家】

旭玉山(あさひぎょくざん)

 

旭玉山(幼い頃の名前は富丸)は1843年に

 

東京にある浅草の寺で生まれた彫刻家です。

 

象牙彫刻と嵌入彫刻の作品群が

 

多い事で知られています。

 

最高賞である竜紋賞を獲得した、

 

1877年の第1回内国勧業博覧会の場において

 

発表した作品『髑髏』や、

 

明治牙彫を象徴する作品の一つ

 

と言われている『官女置物』が有名です。

 

なお『髑髏』の後は1878年に

 

批評会の定例開催を行ったり、

 

1881年に同じ内国勧業博覧会の場で『牙彫髑髏』が

 

受賞するなど、存在感を高めていきます。

 

作品の主題に髑髏を多く取り扱った旭玉山でしたが

 

彫刻家として活動する中で、一度僧侶になるものの

 

物創りに興味を持ち、

 

師を持たずに自主的に彫刻の勉学に励み

 

一時は生き物をモチーフにした作品群

 

を発表していきました。

 

しかし、医師に影響をされて人骨に目が向き

 

象牙での髑髏の作成に取り掛かったと言われています。

 

 

 

内国勧業博覧会について

 

明治期、殖産興業政策の一環として

 

開催された博覧会です。

 

1877年に東京上野で開催されてから

 

1902年までに五回開催されました。

 

内国勧業博覧会は殖産興業政策

 

(先進資本主義の国々から

 

自国の産業を守るために制定されたもの)

 

のために設けられています。

 

なお賞の規定が授賞式前に変えられ

 

旭玉山が受賞した竜紋賞は

 

途中で設定されたものとなります。

 

・他の部門

 

竜紋賞の他に鳳紋賞と花紋賞があります。

 

ちなみに竜紋賞を獲得した他の芸術家としては、

 

伝統に忠実な木彫の作品群を展開し

 

帝室技芸員となった高村光雲。

 

(第1回内国勧業博覧会の場で

 

『白衣観音』を代作として発表)がいます。

 

 

 

関連用語の細かい解説

 

・象牙について

 

象牙は象の口から出ている牙を指し、作品は古くは

 

35000年から1万年前まで遡り、

 

後期旧石器時代からあると言われています。

 

(なおドイツにて作品が見つかっています)

 

象牙の特徴としては、加工が簡単な上に純白ではなく

 

薄いベージュ色で纏っているような色合いが

 

美しいと言われています。

 

工芸品や印鑑などに用いられ、日本においては

 

奈良時代に中国から作り方が伝わった

 

と言われています。

 

・嵌入彫刻について

 

嵌入とは嵌めたりする作業の事です。

 

嵌入彫刻としては貝を使った

 

螺鈿、水晶を用いた玉眼などがあります。

 

螺鈿や玉眼とも奈良時代から伝わっていますが

 

玉眼が主流となった時期は鎌倉時代からとなります。

 

螺鈿は仏像の目として使うことが多く

 

添える当て木で技法で玉眼が嵌められています。

 

 

 

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