冨永朝堂(とみながちょうどう)
冨永朝堂(本名:良三郎)は1897年8月に
福岡県福岡市で生まれました。
1915年には、同じ福岡市出身で
伝統的な木彫技術を反映させながらも、
題材の内面性を描くことを重視した
山崎朝雲から木彫りについて教わっています。
やがて1924年に帝国美術院展覧会にて
『雪山の女』が初入選となると
1932年に出した『五比賣命』と
1933年に出展した『踊女』によって
連続で帝国美術院展覧会の場で特選を獲得し
無鑑査となりました。
・戦後の福岡の文化復興に務める
また無鑑査後に戦争の勢いが激しくなるものの
戦後は山崎朝雲に学ぶため上京していた
冨永朝堂が福岡に戻っていた事もあり
地域文化の復興に務めるようになっていきます。
福岡出身の洋画家で
熊本県阿蘇の馬を描いた作品群が有名な坂本繁二郎と
同じ福岡生まれの工芸家で「実在工芸美術会」や
「日本工芸美術会」を立ち上げた
豊田勝秋とで結成した西部美術協会として、
1945年に会員展を開き、
次の年には雑誌『西部美術』を発表。
1975年には西日本文化賞。
翌年には福岡市文化賞を獲得し、さらに1984年には
地域文化功労者に認定されます。
作風
冨永朝堂は疎開先である福岡県太宰府に
戦争が終わっても住み続け、そこから
日本美術展覧会の場で作品を出品してきました。
作品には1940年のニューヨーク万博での『谷風』や
三部作の『歩く』『歩く』『生まれる』
と言ったものがありますが、戦後からは
今までの形にとらわれない、
抽象的なものを発表するものとして
シフトしています。
冨永朝堂が70年代から
受賞及び認定された賞などについて
・西日本文化賞について
西日本新聞社が文化の日に寄せて、芸術に限らない
様々な方面で結果を残した人を選定しています。
西日本文化賞の受賞者としては
加藤一二三や松本零士などがいます。
・福岡市文化賞について
主に芸術方面で地域の文化に協力した
人及び団体を、福岡市が選定しています。
2018年度の受賞者を見ると、福岡県に限らず
日本全体の文化の盛り上げに貢献した人が
選ばれている事が分かります。
・地域文化功労者について
文化庁が地域の文化に貢献した
人及び団体を選定しています。
福岡県としては2018年としては当時
45年も続いている川児童合唱団や
田川市石炭・歴史博物館の館長を務めた
安蘇龍生などがいます。
創作意欲を維持し続けた冨永朝堂
冨永朝堂が戦後から文化を復興させた力強さは
計り知れないものがあります。
また1971年には『卑弥呼』や1972年に
『福岡市戦災復興記念群像』を制作していると
戦争から年月が経っても
その創作意欲を維持している事が分かります。
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