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骨董品
2019/09/13

野見山暁治【文化勲章/洋画家】

野見山暁治(のみやまぎょうじ)

 

野見山暁治は、1920年に福岡県穂波村で

 

炭鉱経営者の子として生まれました。

 

18歳の時に東京美術学校油画科予科に入学し

 

本科に進学します。

 

在学中には故郷の炭鉱をよく描き、制作した作品は

 

学生でありながら第20回春陽会で初入選しました。

 

1948年には自由美術家協会展で協会賞を受賞し

 

同協会の会員となります。

 

そして32歳の時にフランスへ渡り

 

サロン・ドートンヌに作品を出品。

 

ここでも会員となりました。

 

また、1957年にはライ・ローズのアトリエを

 

彫刻家の高田博厚から譲り受けます。

 

翌年にはブリジストン美術館で個展の開催に成功し

 

また『岩上の人』が第2回安井賞を獲得します。

 

1964年には帰国し、48歳の時に

 

東京芸術大学の助教授に就任すると

 

約4年後には東京芸術大学教授に就任、

 

その後名誉教授となりました。

 

また、野見山暁治は文才にも優れ、

 

1978年に『四百字のデッサン』を刊行して

 

第25回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞します。

 

そして、72歳で第42回芸術選奨文部大臣賞を受賞

 

2年後に福岡県文化賞受賞、

 

1996年には毎日芸術賞を受賞するなど

 

数々の受賞を重ねました。

 

それらの功績が認められて、2000年には

 

文化功労者に選ばれます。

 

さらに、2014年、94歳の時には

 

文化勲章を受章しました。

 

また、画業以外にも信濃デッサン館」の館主である

 

窪島誠一郎と共同で、戦没画学生の遺作、収集、

 

保存に尽力し、「無言館」の設立へと寄与しています。

 

 

 

野見山暁治の作品の特徴と技法

 

野見山暁治の作品は、鮮やかな色彩と

 

大胆な筆使いを特徴としています。

 

骨太で力強い表現で

 

みずみずしい軽やかな印象の作品もありますが、

 

野見山暁治の真骨頂は図柄と地の反転を用いた

 

両義的なイメージを描く作品にある

 

と言えます。

 

その現代的な絵画は

 

どこか不思議で謎めいた雰囲気を漂わし

 

独特な魅力を醸し出しています。

 

 

 

野見山暁治の評価される所以

 

野見山暁治は対象の深部を切り出し

 

それを表現する独自の作風が評価されています。

 

その独特の表現方法は長年、日本画壇をリードし続け

 

多くの受賞を重ねるなど広く世間にも認知されました。

 

また、その個人としての作家活動だけではなく

 

東京芸術大学で後進の指導にも力を注ぐなど

 

日本美術界への功績は

 

とても大きく評価されています。

 

 

 

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