日本画家の東山魁夷は、
1908年に千葉県に生まれました。
やがて父の仕事で神戸に移り、中学時代から
画家を目指して東京美術学校日本画科に入学し
結城素明に師事しています。
在学中に第10回帝展に『山国の秋』を出品して
初入選を果たすと、翌年の第11回帝展でも
『夏日』が入選、以後出品を続けていきました。
その後同研究科に進学し、卒業後には
ドイツのベルリン大学哲学科美術史に
留学しています。
そして、帰国後1936年には第1回新文展に
『高原秋色』を出品し入選、
1939年には第1回日本画院展に
『冬日(三部作)』を出品、
これで日本画院賞第一席を受賞すると
3年連続で同賞を受賞することとなりました。
40代の頃になると第3回日展において
『残照』が特選を受賞し、この後、
風景をモチーフとした独自の作風を形作っていきます。
まもなく第6回日展に出品した
『道』を発表すると好評を得て、
これをきっかけに画壇における地位を確立し
社会的知名度も高まりました。
50代中ごろになると東山魁夷は北欧に
写生旅行に出かけ、その美しい北欧の風景に
自己の現風景を見出します。
その後1960年には東宮御所、1968年には
皇居宮殿の障壁画制作に従事しました。
また、この頃から約10年間かけて
奈良の唐招提寺御影堂障壁画の大作
『黄山暁雲』も手掛けています。
1963年には杉山寧、山本丘人、西山英雄らと
『五山会』を設立し、2年後には
日本芸術院会員となりました。
これらの功績が評価され、東山魁夷は1968年、
60歳の時に文化勲章受章、文化功労者を
顕彰されています。
また70代の頃に中国の北京、西安、南京、
桂州などを歴訪したのちは、
以降の作品に水墨表現を取り入れ
その影響は彩色画にも及び、
青を基調とした表現に移行していきました。
その後は世界各地で大規模な東山魁夷展が催され
その名を世界に響かせました。
東山魁夷の作品は、初期から一貫して
風景画を中心に描かれています。
代表作の『道』が示すように
澄んだ色彩や形で平明な構図を構成し
心象を表現する姿勢が貫かれていました。
日本やヨーロッパで写生を繰り返し、
装飾性を帯びた構図を自然に描き
青が印象的な清涼な画面で
独自の心象風景を創造しています。
東山魁夷はその清らかな深い情感で風景画を描写し
日本人の自然観や心情までをも反映して
普遍化させた画家として高い評価を受けています。
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