群馬県太田市　茶道具一式と花器/宇野仁松の陶磁器の買取り｜店頭買取｜片付け・生前整理 | 骨董品などの遺品整理・買取は口コミで評判の買取専門店【くらや】

こんにちは。

群馬県で茶道具の高価買取をしている

『くらや太田店』です。

3月に配布した『くらや太田店』の

オープンチラシをご覧になって

お問い合わせをいただきました。

かつて京都の学校へ入学し、

お茶の勉強をされていたというお客様。

京都五条坂によく行かれ

京焼の茶道具など購入されていたとの事。

40年前ほど前から

少しずつ買い集めた茶道具のうち

宇野仁松やそのゆかりの窯元の陶磁器を数点

お買取りさせていただきました。

香合、茶杓、棗、茶蓋、茶入等の

お茶道具一式や花器も数点。

当時、青春時代を京都でお過ごしになり

とても充実されていたと

楽しそうにお話くださいました。

昭和43年と昭和44年には

それぞれの干支の申と酉を模した

茶道具の正月茶碗を

京都五条坂の宇野仁松工房にて

限定で焼いたものをいただいたそう。

お好きな方がいたら大事にお使いいただきたい、

とお話されていました。

良き思い出と共にお役立ちさせていただくべく

お買取りをさせていただきました。

今回は買取りとなりました、

宇野仁松についてお話したいと思います。

宇野仁松は、

明治3年に京都を代表する陶器の町、

五条坂の焼き物師の長男として生まれました。

2代、3代清風与平に師事し、

白磁や青磁、辰砂などの技術を学び

明治17年に独立、店を構えられるまでになります。

マット釉を造る事に成功すると

無地の作品や

予期しない色や文様に変わる窯変ものなど、

今までに無い作風は欧米で流行し、

長期に渡り大量に輸出される様になりました。

燭台などとしても使われていた様で、

制作時から花瓶の底に穴を開けたものも

多く作られました。

明治33年　宇野仁松は、

パリ万博史上最大の博覧会といわれた

第5回パリ万博で銅碑を受賞、

明治37年　セントルイス万博、

明治38年　リジェ万博、

明治39年　ミラノ万博で

連続して金賞を受賞したこともあり

宇野仁松の評判は世界中に広がりました。

その為、二基の登り窯を持つ宇野仁松の窯場では、

一窯で3000点もの作品を年に10回焚き

窯出しされていたといわれています。

明治40年頃に、

辰砂釉を更に開発した技法を考案。

陶器に竹巻きを応用するなど

工夫することで

外国からの注文も増えましたが、

それは第一次世界大戦までの話で

それ以降は、

国内販売に力を注いだといわれています。

京焼についても触れておくと

以前は粟田口焼・音羽焼・八坂焼・御菩薩焼・

清水焼・修学院焼などが京都市内の各地にあり、

それらを総称して京焼と呼ばれていました。

ですが、現在では清水焼だけが残り、

『京焼＝清水焼』となっています。

江戸時代が始まったころから

京焼は生産されていると言われ、

茶の湯をはじめ、華道や香道などと

一緒に発展しました。

京焼の初期の名工として、

野々村仁清、弟子の尾形乾山がいます。

仁和寺の門前に窯を有した

野々村仁清の作り出す陶器は、

端正で華やかな絵画性と美しい造形美から

当時の公家や大名から

おおいに重用されたといわれています。

また、尾形乾山は

京都の一流呉服商の三男として生まれ

仁清の技術を伝授されながらも

独自のスタイルを求めて製作。

天才絵師の兄、尾形光琳との合作で

多くの名作を生みだしています。

その後、京焼は最盛期を迎えます。

磁器の制作技術を確立した

奥田潁川が新風のきっかけをなし、

青木木米や欽古堂亀祐、仁阿弥道八など

多くの名工を生みだしました。

『くらや太田店』は、茶道具・骨董品など

買取りを専門的に行っております。

専門知識のある鑑定士が、

価値ある古物を見出します。

ご相談はお電話でも、

随時承っておりますので、

お気軽にお問い合わせください。

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