福島県郡山市　鼈甲（べっ甲）アクセサリーの買取り｜珊瑚・鼈甲・琥珀の買取 | 骨董品などの遺品整理・買取は口コミで評判の買取専門店【くらや】

こんにちは！　郡山市役所近くの「くらや郡山店」です。

本日は鼈甲（べっこう）の買取りのご紹介をいたします。

「鼈甲」は、アクセサリーではネックレスや簪・帯留めに多く、その他では宝船置物や高級メガネ等に使われていますが、買取りで扱う専門店が少なく、処分にお困りの方が多いアイテムだと思います。

鼈甲[英名：tortoiseshell] は熱帯に生息するウミガメの一種で、玳瑁（タイマイ）の甲羅の鱗板のことです。

タイマイ[英名：Hawksbill turtle] は体長（甲羅の長さ）約80cm、体重は60㎏前後でカイメン類やホヤ類、海藻類などを餌とする雑食性の亀です。

江戸時代までは鼈甲のことはタイマイと呼んでいたそうです。その名残は現在でも残っていて、献上品等の場合には、「玳瑁製〇〇」という表現がつかわれます。

ちなみに鼈甲の鼈はスッポン意味します。

解熱、強壮薬に用いる生薬のひとつで有名ですね。

鼈甲細工はもともと中国の技術で、日本での鼈甲の歴史はおよそ300年とされて、様々な装飾品や工芸品が造られていました。

ちなみに徳川家康の持ち物のひとつに鼈甲眼鏡があります。

徳川幕府の鎖国政策によるオランダ人と中国人による長崎一港での貿易から、鼈甲原料をたやすく手に入れることができた長崎で鼈甲細工は成長し、長崎で丸山花街の装髪具に使われ始めたのち、京都、そして江戸へと流れました。

江戸時代には眼鏡のフレーム、櫛、かんざし、帯留め、ブローチ、ボタンなどに加工され、幕末から明治に掛けては有名な鼈甲職人を輩出するようになりました。

鼈甲産業は長崎で外国人向けのお土産品として急成長し、その後は国内向けの需要が飛躍的に増え、貴族などの富裕層から庶民のものへと変化して行きました。

現在は、ワシントン条約により鼈甲の原料となるタイマイの輸入が規制されてしまったため、材料の入手が非常に困難といわれています。

タイマイはまれに沖縄に上陸することがあるといわれていますが、養殖が定着するのはそう簡単なことではなく、希少材料であることに変わりはありません。

いろいろな鼈甲製品として：
ネックレス
ブレスレット

ブローチ

ペンダント

櫛（くし）

簪（かんざし）

花簪（はなかんざし）

等々があります。

鼈甲はその軽さの良さもさることながら、人の体温によって微妙に変形する性質を持っているので、メガネの鼻当て部分に使用すると掛けた人の形にフィットします。

そして繊維の方向性があるため、メガネの場合は汗に濡れてもずり落ちにくい効果があったり、髪に使うかんざしはすべり落ちにくいなどの利点がある等、 鼈甲は使い手にやさしい素材として重宝されています。

また、鼈甲製品にもブランドものと、そうではないものがあり、策の細やかさや状態で価値が大きく変わります！！

状態といえば、鼈甲はたんぱく質で出来ているためコクゾウムシなどの虫に食われることがあります。もちろん虫食いは本物の証ですけど、状態はマイナス評価になってしまいます。

注意すべきはべっ甲の模倣品で、現代ではプラスチック素材でつくられた鼈甲柄をした装飾品が数多く出回っていて、これは価値がありません。 

ちょっと見ただけでは鼈甲製品の判別がつかないものも多く、鑑定には専門知識を要し、なかなか査定買取りを行なっている業者は少ないと思います。

また、「白甲」「トロ甲」等の希少部位を使った製品は特に価値があり高価買取！となります！！

「くらや郡山店」は豊富な専門知識と取扱い実績がありますので、鼈甲（べっ甲）製品、琥珀製品、珊瑚製品の高価買取に自信があります！！

もう使わなくなったアクセサリーや、断捨離・遺品整理などででてきた古い宝飾品の査定買取りは、「くらや郡山店」に是非ご相談下さい。 

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