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郡山店
2023/03/20

福島県郡山市 相馬焼の買取|徳利 土瓶 湯呑 急須|縁起担ぎの左馬 骨董品の査定はお任せください

3:06 am

はじめに

こんにちは。福島県で骨董品や古美術品の査定・買取を行っている買取専門店『くらや郡山店』です。店舗のある郡山市周辺だけでなく、須賀川市、会津若松市、喜多方市、福島市など福島県内にお住まいのお客様へは〈出張買取〉にも対応しております。骨董品の査定・売却を検討されている方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

遺品整理や生前整理、片付けの最中に「古そうな壺を発見した」「価値も作者もわからない陶器を見つけた」などといった場面に遭遇した方もきっと多いはず。しかしこれをすぐに捨ててしまうのは時期尚早です!一見価値がなさそうな埃を被った古いお品の中に、骨董品を極めたプロの鑑定士の目でしか見抜けないお宝が眠っているかもしれません。

 

骨董品や古美術品をお持ちでその手放し方に悩まれている方は、捨ててしまう前に一度『くらや郡山店』で査定してみませんか?買取経験が豊富なプロの鑑定士が、しっかりと丁寧に査定し正しい価値を見極めます。

 

さて、本日は福島県郡山市にご実家があるお客様からお買取した〈相馬焼〉について、ご紹介していきたいと思います。ご依頼主は、現在都内でお仕事をされている女性。御母様の三回忌も終わり「そろそろ実家の片付けを始めなければ…」と、郡山へ帰省されたのだそうです。

 

福島生まれ福島育ちの御母様は、「地のものだから」と相馬焼の品を数多く蒐集されていたのだとか。ご依頼主のお客様にとっては特別価値があるものだという認識はなかったようで、「引き取ってもらえるものがあれば…」というお気持でいたとのことでした。

 

子供の頃からずっと目にしてき相馬焼の湯呑や茶碗。「食器棚にあるのが普通だと思っていた」という方も多いことでしょう。相馬焼は県外で流通していることは殆どなく、古い時代のものや大きな作品、有名作家の作品などには予想外の価値が付けられることもあるのです。

 

「おばあちゃんの家にあった青い湯呑、あれはもしかして相馬焼…?」「遺品整理中の実家に相馬焼の花瓶がいくつもあった」と気付かれたお客様は、高価買取の絶好の機会かもしれません!不燃ごみに出してしまう前に、是非一度『くらや郡山店』へご連絡ください。

相馬焼とは

福島の伝統工芸品といえば、赤ベコや土湯こけしなどを思い浮かべる方も多いでしょう。漆器、陶磁器、木工品、織物、和紙など、福島には40品目の伝統工芸品があります。本日ご紹介するのは、その中のひとつである〈相馬焼〉です。湯呑や急須、徳利、皿など、素朴な味わいながらも独特の存在感を放つ相馬焼には、どんな歴史が宿っているのでしょうか?

 

〈相馬焼〉という呼び方が浸透していますが、福島県相馬市中村田町を発祥とする陶器は元来〈相馬駒焼〉と言います。福島県浜通りにある相馬の地は、平将門を祖とする相馬小次郎(平将門公)の城下町。相馬という名は、総国葛飾郡小金ヶ原(現在の千葉県松戸市・流山市付近)で野馬を捕らえ、御神馬として神前に奉納したことが由来となっているそうです。

 

国の重要無形民俗文化財に指定されている〈相馬野馬追〉は、福島県民の方なら皆様ご存知でしょう。平将門が野馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことを起源とする相馬野馬追は、相馬氏がこの地に移って以降も代々の当主が伝承し、現在も地域の平和を祈る神事として毎年開催されています。

 

〈馬〉と縁の深いこの地でつくられる相馬駒焼には、〈走り駒〉と呼ばれる模様が描かれています。馬が颯爽と駆ける伝統の文様は、相馬駒焼ならではの特徴と言えるでしょう。

 

相馬焼と呼ばれる陶器には一般的に二つの系統があります。ひとつはこれまでお話ししてきた〈相馬駒焼〉、そしてもうひとつは福島県双葉郡浪江町大堀を発祥とする〈大堀相馬焼〉です。それぞれについて少し掘り下げてみていきましょう。

相馬駒焼〈田代駒焼〉

相馬駒焼は別称〈田代駒焼〉とも呼ばれており、これが焼かれる〈田代駒焼登窯〉は東日本で最古となる約400年の歴史を誇ります。3世紀以上にわたり受け継がれてきた田代窯は、歴史的価値が非常に高い文化財。益子焼や笠間焼をはじめ、東北地方の諸窯にも大きな影響を与えた古窯として広く知られます。

 

田代という名は、相馬駒焼の創始者である〈田代源吾右衛門〉が由来です。17世紀前半、相馬氏の命により京都御室窯・野々村仁清のもとで7年間修業を重ねた源吾右衛門は、仁清から一字を継承し〈田代清治右衛門〉と名を改め開窯したと言われています。

 

初代・田代清治右衛門は仁青風の作品を多く制作していたようですが、2代目以降は砂の混じった土に浅黄色の釉薬が施され、鉄絵で〈走り駒〉と呼ばれる馬が描かれた作品が主です。江戸時代には田代窯以外で駒絵を描くことは禁じられ、また幕末頃には青ヒビ釉という青みがかった釉薬が用いられるようになりました。

 

田代清治右衛門は15代続くものの、窯元と後継者の死や東日本大震災による被災が重なり、その存続は危ぶまれているようです。現在は制作が途絶えていることもあり、国内はもとより海外でも珍重されています。

田代法橋(たしろほうきょう)

1867(慶応3)年、11代目が〈大弐法橋〉の位階を受けたことを機に〈田代法橋〉という印が用いられるようになります。共箱に〈田代法橋〉の名が描かれている作品や、作品に〈田代〉〈法橋〉と銘が刻まれているお品をお持ちの方は、相馬焼に注目が集まっている今こそ売り時です。査定・買取は『くらや郡山店』にお任せください!

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大堀相馬焼

〈大堀相馬焼〉は、福島県相馬地方にある双葉郡浪江町大堀を中心に焼かれた陶器です。今から約300年前、中村藩の藩士であった半谷休閑(はんがいきゅうかん)の使用人であった〈左馬〉(さま)という人物によって初めて作陶されました。

 

相馬で陶器のつくり方を学んだ左馬は、現在の浪江町井手の辺りに築窯。半谷休閑へこの技術を伝え、その後大堀村やその周辺の地域では作陶に取り組む人が次々と出てきました。これが大堀相馬焼のはじまりです。

 

大堀村は水源に乏しい貧しい場所でしたが、陶器の生産を始めてからは一転。村をあげて徳利や土瓶などといった日用雑器を産出し、大消費地であった江戸においても、京焼や信楽焼などと人気を競うまでになっていきました。

 

旧藩政時代に相馬藩の保護を受けるようになると、半農半陶の家も増え、近隣の村と合わせて100基以上もの窯元が軒を連ねていたそうです。販路も北海道から関東一円、上州方面へと拡充され、1978(昭和53)年には国の伝統的工芸品にも指定されています。

 

東日本大震災の影響により、伝統を守り続けていた二十数軒の窯元は全て町外への避難を余儀なくされましたが、現在は約半数の窯元が各地で窯の再建を果たしています。

 

大堀相馬焼の特徴としては、〈青ヒビ〉〈二十焼〉〈左馬〉の3つが挙げられるでしょう。まずは〈青ヒビ〉についてですが、陶器全体に広がるヒビ割れの地模様は相馬焼ならではの味わいを持たせます。灰釉や白流釉、あめ釉等も使われますが、青磁釉に大きく貫入の入る〈青ヒビ釉〉を掛けることで、あの独特の青みがかった色合いを出すことができるのです。

 

次に〈二重焼〉について。注いだ湯が冷めにくく、手に持っても熱く感じないよう、大堀相馬焼は独特の技法を用いて二重の構造をつくり上げています。二重ガラスのタンブラーなどが流行っていますが、大堀相馬焼の湯呑などはそれの陶器版といったところでしょうか。

 

最後に〈左馬〉についてですが、これは相馬駒焼同様〈走り駒〉とも呼ばれる絵です。相馬藩の御神馬がモデルとなっており、狩野派の筆法でもって描かれている馬の絵は、〈右に出るものがない〉という意味から古来より縁起が良いものとされています。

高評価となるポイント

3:06 am

陶器の買取においては、査定時に産地、色、形状、用いられている技法など、様々な角度から評価を行います。先にも述べてきたように、相馬駒焼などは現在制作が途絶えていることもあり、残存するお品の希少性も高まっています。〈花瓶〉や〈土瓶〉などといったサイズの大きな作品や製造年代が古いものなどは、状態にもよりますが高価買取が期待できるでしょう。

 

誰が制作した作品であるかも、陶器の査定時に鑑定士が確認する重要なポイントです。有名な作家が手掛けた作品であれば、当然需要と人気も高くなり、高評価が得られやすくなります。相馬焼の場合はやはり〈田代法橋〉でしょう。〈田代〉〈法橋〉の銘が入っている花瓶・土瓶・徳利・猪口・湯呑などがありましたら、是非『くらや郡山店』へご連絡ください。

 

骨董品に限ったことではありませんが、二次流通の市場において〈付属品の有無〉は大変重要な査定ポイントとなります。相馬焼に関しては、木製の共箱に納められている作品もあれば紙箱に入れられ販売されているものまで様々です。付属品も残っている場合は、査定時に忘れずにお出しください。

最後に

「埃を被った箱を開けてみたら、馬の絵が描かれた土瓶が入っていた」「おばあちゃんの家の食器棚で、紙箱に入った青っぽい陶器の湯呑を見つけた」という方、それは福島の伝統工芸品〈相馬焼〉のお品であるかもしれません。価値が気になる陶器をお持ちの方は、一度『くらや郡山店』で査定してみませんか?

 

箪笥や押し入れ、食器棚から見つかった〈一見して価値が良く分からない古いもの〉には、プロの目でなければ見抜けない価値が潜んでいるかもしれません。遺品整理や生前整理、実家や蔵の片付けの最中に古そうな陶器や壷などを発見した方は、燃えないごみの日に出してしまう前に是非『くらや郡山店』へご連絡ください。

 

「査定してもらいたいものがたくさんあって持ち運べない」「遺品整理中の部屋から、価値あるものを見つけてほしい」というお客様へは、当店の〈出張買取〉をお勧めしております。郡山市以外にお住まいのお客様も、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

 

査定・相談・出張にかかる費用は全て無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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店舗:くらや 郡山店
住所:福島県郡山店朝日2-1-16
電話:024-953-7725
営業時間:10:00~19:00

定休日:水曜日

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