- 骨董品松山店2023/09/11
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
もくじ
こんにちは。
ダイヤモンドをはじめ、宝石やジュエリーなどの買取専門店『くらや松山店』です。
地球上で最も硬く、宝石の王様と呼ばれ人生を華麗に彩る魅惑の宝石、ダイヤモンド。婚約指輪を贈る時も、女性の心をつかむのはやっぱりダイヤモンドのイメージです。「征服できない、何よりも強い」を意味する宝石言葉の語源は古代ギリシャのadamas(アダマス)からきました。固すぎて磨くこともままならないため、どれだけ美しく輝かせることができるかを競ったといわれています。どの時代も愛する人に一番輝くダイヤモンドを贈りたかったのでしょうね。
今回は、魅惑の宝石ダイヤモンドをご紹介します。
はじめて発見された国をご存知ですか?それは、紀元前のインドでした。ダイヤモンドはキンバーライトという岩石から採掘されます。地上にキンバーライト鉱石が露出し、長い年月をかけて雨や風で少しづつ川に運ばれた川床で、それが採取されたのが始まりでした。
古代ローマ時代のヨーロッパへは、インドからシルクロードを渡って持ち込まれたといわれています。
当時、原産国のインドは、古代ギリシャ人にとって未知の国。遠い異国から運ばれてきたとても珍しい「征服できない、何よりも硬い石」を、天から落ちてきた星のカケラと信じていました。ローマ人も神秘的に感じたようで、魔除けやお守りとして使い、数多くの迷信を信じたといわれています。ダイヤモンドといえば、どんな光にもキラキラ輝く宝石をイメージしますが、当時は、結晶のままの正八面体で使われていたようです。
ダイヤモンドが宝石として価値が高まるのは、美しさを際立たせるカット技術が確立されてから…。光り輝く、耐久性のある工業用の石として珍重されていましたが、原石のままでは美しい宝石と呼ぶには程遠かったようです。硬すぎて研磨できなかったことから、その価値は、ルビーの8分の1以下だったといわれています。
15世紀になると、現代にもつながる研磨する方法が確立されました。ダイヤモンドの粉末をつけた皮をダイヤモンドに擦りつけ形を変形させる方法です。言い伝えでは、ベルギーのルドウィグ・ヴァン・ベルケムが開発したといわれています。この頃には、ヨーロッパの上級階級のためのファッショナブルなアクセサリーとなっていました。
18世紀になるとポルトガルの植民地だったブラジルからダイヤモンドが発見されます。金鉱夫が川で砂利をふるいかけていた皿から見つかりました。この頃、インドの産出量は枯渇し始めていた為、ブラジルは新たな採掘地として1世紀半以上ダイヤモンドの市場を支配しました。
市場が移り変わっていく間、世界の支配階級である富裕層にも変化がおこります。封建的な残留物(身分制や領主制)を一掃する、資本主義革命と呼ばれるフランス革命のような政治的革命がおこったのです。これにより19世紀には、西ヨーロッパとアメリカに富裕層が増えていきました。
19世紀中頃、アフリカ大陸ではダイヤモンドの大鉱脈が発見されます。ブラジルのダイヤモンドもこの頃には採掘量が減少していたので、縮小や倒産までに追い詰められていたダイヤモンド産業にとって、一筋の光となったのです。
南アフリカで相次ぐ鉱脈の発見に、やがて市場にはダイヤモンドが溢れかえるようになりました。ダイヤモンドの価値は、その希少性にあるのですが、大量に出回れば価格が暴落してしまいます。《デビアス社》は巨大カルテルを形成し市場を独占することで、世の中で取引されるダイヤモンドの量を調整するようになりました。
このデビアス社、それまでセレブにしか手に入れる事が叶わず、権力者のステータスという強いイメージから、一般人ですら手に入れたい!と、思わせせる名キャッチフレーズ「ダイヤモンドは永遠の~」を世界に広め、ダイヤモンドを永遠の愛の象徴に仕立てる事に成功しました。これにより《婚約指輪にはダイヤモンド》という価値観を決定的にしたのでした。
第二次世界大戦後に、第二のデビアスと言われるようになったのはイスラエルです。国の中心的な収益はダイヤモンドでした。頭角を現してきたイスラエルを抑えようとデビアス社は動き出します。デビアス社より大きくならないように、原石の割り当てを減らすとイスラエルは反発、対立することになりました。
結局、圧力に屈したイスラエルはダイヤモンドの産業を弱めていきましたが、その時の反動でイスラエルはダイヤモンドを過剰にに生産してしまった為、ダイヤモンド相場の価格は大暴落。もちろんその後、デビアス社は大暴落から正しい相場へ戻す事に成功しています。
しかし、このデビアス社のやり方に独占禁止法を犯していると、激しい抗議をしたのがアメリカです。
これにより、アメリカでのダイヤモンドの販売が禁止されてしまいます。これにはさすがに太刀打ちできないと、アメリカに和解金を支払い販売禁止を免れたのでした。因みに、和解金はいくらかだと思いますか?なんと!2億5千万ドル!日本円でおよそ200億円といわれています。
その後、オーストラリアをはじめ、ロシアやカナダからもダイヤモンド鉱脈が発見され市場に流入してくるようになったのです。これまで、ただの石にならないようダイヤモンド相場をコントロールをしてきたデビアス社でしたが、コントローラーとしてのポジションから退きました。原石生産国の増加や卸し・販売など流入経路の多様化、消費者の意識変化などダイヤモンドを取り巻く環境は年々変化しています。
ダイヤモンドは色石とは、まったく違う評価方法なのを知っていますか?
色石の場合、採掘地の特徴や評価で販売価格は大きく異なります。ダイヤモンドは長い間デビアス社がコントロールしてきた事により、安定した相場が形成されてきました。評価方法も世界基準で統一され、細かく等級分けがされています。
この評価方法は、カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(輝き)、カットの4つのCで表され、基礎データとして活用することで、美しいダイヤモンド選びをすることができます。手に取って評価をしなくてもグレーディングをみれば大体の価格を把握することが可能です。
重さを表す単位です。誤解されがちですが、大きさではありません。
ダイヤモンドに限らず宝石の場合、1カラット=0.2gで重さを表示し、通常1000分の1カラットである小数点第3位まで測定します。昔は同じカラットでも国によって若干違いがあり、国際的な規格の統一が叫ばれました。これにより、現在の1カラット=0.2gの単位が定められたのです。ダイヤモンドの価値を評価する際、他の3つのCが同じ条件でカラット数が2倍、3倍だったとした場合、評価額は二乗に比例するといわれています。つまり、評価額は4倍、9倍です。では、小粒のダイヤモンドの総カラット数の合計が多ければ価値が上がるのか?というと、それは違うので注意が必要です。
「ダイヤモンドっといえば無色透明。」のイメージですが、無色透明はほとんどありません。最高ランクをDカラーとし、アルファベット順にZカラーまでの等級に分類されます。
[D、E、F] ⇒ 無色
[G、H、I、J] ⇒ ほとんど無色
[K、L、M] ⇒ わずかな黄色
[N~] ⇒ 薄い黄色
[~Z] ⇒ 黄色
※ファンシーカラー・ダイヤモンドは除く
上級のカラーと評価されてくるのは、Hカラーから上のクラスとなり、肉眼で色の差を判別するのは、非常に難しくなってきます。G・I・A(米国宝石学会)で認定されたマスターストーンを基準に、カラーの等級づけは行われます。
透明度を示しています。傷の有無や多さ、位置などを総合的に判断してランク付けしています。天然鉱物のダイヤモンドは、長い年月をかけて結晶化するのですが、その際、自然に亀裂や傷(インクルージョン)が入ります。そして、原石を磨く時の摩擦熱による傷(バーンマーク)、表面にできるひっかき傷(スクラッチ)、など人為的に出来てしまった傷もあります。これらの亀裂や内包物の大きさや種類、性質、場所などを鑑定して品質を評価するのです。もちろん、傷が多いと透明度は下がります。光の入射や屈折の進路が変わるので、輝きを鈍くするのです。
クラリティも、G・I・A(米国宝石学会)よってグレードを示す基準が採用されており、鑑定には必要不可欠となっています。グレードは、肉眼で傷が分かるIグレードから、10倍に拡大して鑑別しても無傷であるFLグレードまで細かなグレードに分けがされています。
[FL] ⇒ 10倍の拡大で無キズ
[IF] ⇒ 10倍の拡大で微小な表面の欠点
[VVS1、VVS2] ⇒ 10倍の拡大で発見困難な微小な欠点
[VS1、VS2] ⇒ 10倍の拡大で発見が多少困難な欠点
[SI1、SI2] ⇒ 10倍の拡大で発見が容易、肉眼では困難
[I1、I2、I3] ⇒ 肉眼で容易に発見できる
カットはダイヤモンドの芸術的な美しさを引き出すため、人の技術が関わるグレードです。原石の欠点を取り除き、カットの角度と光の屈折を活かしながら輝きを更に引き出す効果があります。優れたカッティング技術が求められ、面の取り方、全体のプロポーション、輪郭も重視され左右対称にカットされているほど評価は上がります。鑑定グレードでは、ExcellentからPoorまで5つの段階に分けて評価されます。
[Excellent] ⇒ 最高品位
[VeryGood]
[Good]
[Fair]
[Poor]
※徐々にグレードが落ちていきます。
類まれなる魅力が人気のダイヤモンドジュエラーをご存知ですか?
誰もが一度は耳にしたことがある、世界に名だたるハイジュエラーをご紹介します。
1932年創業のニューヨークが誇るアメリカ屈指のハイジュエリーブランド。
ダイヤモンドをこよなく愛する“キング・オブ・ダイヤモンド”として知られ、世界的に有名かつ希少なダイヤモンドの3分の1は彼の手を通ったとも…。大粒で極上のダイヤモンドの輝きを最大限活かした、まるで素肌の上に直接ダイヤモンドをつけているように見える〈ウィンストニアン・スタイル〉と呼ばれる独自のセッティングを開発しました。1944年アカデミー賞の授賞式にダイヤモンドジュエリーを初めて貸出したのもハリーウィンストン。スターたちのジュエラーと呼ばれ、ハリウッドセレブに愛されています。最高品質のダイヤモンドの魅力を極限に引き出し、秀逸な職人魂が生み出す独創的なジュエリーは世界中の人々を魅了し続けています。
1960年にロンドンでローレンス・グラフが創業。
「グラフには究極のダイヤモンドがある」と世界の富豪の間で話題になりました。大粒で極上のダイヤモンドのみを扱うハイジュエラーとして、世界のセレブが信頼し“21世紀のキング・オブ・ダイヤモンド”と称されています。鉱山からジュエリーになるまでを一貫して行うため、選りすぐりの美しい石のみが極上のダイヤモンドとして生まれ変わらせました。ダイヤモンドの生産量は世界最大規模といわれ、最高級のイエローダイヤモンドを豊富にそろえていることで知られています。
1906年、パリのヴァンドーム広場22番地にアルフレッド・ヴァンクリーフが義兄弟と共に創業し、フランスを代表するハイジュエラーです。現在も変わらず、ヴァンドーム広場のアトリエでジュエリーを制作しています。ヴァンクリーフ&アーペルといえば、宝石を支える爪が見えないようにとめ、正確にカットされた宝石の美しさを引き立てる技法〈ミステリーセッティング〉を開発しました。極めて高い専門性が要求されるこの技法の特許を1933年に取得し、ブランドを象徴する技法であり続けています。デザインは、自然界をテーマにしたものが多く、花や蝶をはじめ、雪や結晶など女性らしさとエレガントさが特徴です。なかでも、“アルハンブラコレクション”はベストセラーとなりました。世界中の王侯貴族やセレブに愛されるヴァンクリーフ&アーペルは、黄金の手を意味するマンドールと呼ばれる世界最高水準のテクニックを持った職人達に支えられています。
1858年、フレデリック・ブシュロンにより創業。
歴史は非常に長く、150年以上の歴史を刻んできました。高級ブランド店やホテルが軒を連ねるていることで有名です。パリのヴァンドーム広場26番地へ宝飾店の中で、最も早くに出店したハイジュエラー。高品質な宝石しか扱わないことでも知られていており、希少な宝石はどこよりも先にブシュロンに持ち込まれるといわれる程でした。特にこだわった宝石のダイヤモンドは「ブシュロンのダイヤモンドは輝きが違う」といわれるほど。独自の品質規格で選ばれ、高い技術によって生み出された美しいジュエリーはクオリティーの高さから世界中の王侯貴族をはじめ、セレブリティにも愛されています。
お母様が亡くなり、遺産相続をされた方のエピソードをお話したいと思います。
ご来店いただいたのは、松山市にお住まいのA様です。
「本物なのか、価値があるのかも全くわからなくて…。」と、見せてくださったのは宝石のついた指輪でした。「宝石とかジュエリーに全然興味がなくて、持っていても男だから付けられそうもないし、この指輪に思い出があれば手放さないのだけど…。」との事。今回、お持ち込みいただいたのはダイヤモンドの指輪です。ダイヤモンドの状態も良く、鑑定書も一緒にお持ちくださったので高値での買取価格をご提示をさせていただきました。A様にもご満足いただけた様で、「予想していていない金額だったので嬉しいです。」と、仰っていただけました。
ダイヤモンドの査定が高値になりやすい特徴をお話いたします。
先に書いた、4Cのグレードによっても買取価格は変わってきます。重量が重く美しいカットが施され、無色で透明度の高いものが高値で取引されるダイヤモンド。
鑑定書の有無も重要です。無い場合でも、もちろん買取は可能ですが、書類がそろっていることで、鑑定士が価値を裏付けながら鑑定を行える為、高値でのご提示がしやすい状態といえます。
そして、ブランドは高値での買取価格になりやすいと言えます。ダイヤモンドは、石だけ…という事はほとんど無く、ジュエリーとして取引される事が多いお品物。その為、ダイヤモンドジュエリーとして人気の高いブランドが高値でのご提示をしやすいアイテムです。先に、お話したハリー・ウィンストンをはじめ、グラフやヴァンクリーフ&アーペル、ブシュロンなどまだまだありますが、ハイブランドのお品物は高値での買取が期待できます。
ダイヤモンドの買取価格は、どこのお店でも同じという訳ではありません。知識のないお店では、相場よりも低い買取価格を提示される可能性があります。ダイヤモンドに詳しいスタッフのいる買取専門店『くらや松山店』にお任せください。
『くらや松山店』は、経験豊富で宝石やダイヤモンドなど価値が正しく鑑定できる買取専門店です。
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定休日:なし
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