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松山店
2020/07/27

愛媛県松山市 翡翠の買取|指輪 中国骨董|経験豊富な鑑定士が価値を見極めます

8:47 am

こんにちは。

翡翠を使った宝飾品や骨董品、置物など専門知識のあるプロの鑑定士が、丁寧に査定する買取専門店の『くらや松山店』です。

 

〈日本の国石〉である翡翠。世界的に知られる糸魚川産の翡翠が全国の縄文遺跡で発見されるなど、古くから日本で珍重されてきました。海外でも中国や中近東、南米など古代文明では翡翠は富と権力の象徴として大切に扱われていたほか、中国や台湾では今でも日常的に翡翠を繁栄や財力の証として手元に置く習慣があります。

 

古くから世界中で価値ある宝石に求められてきた翡翠。翡翠とはどのような宝石なのでしょうか。

 

翡翠の価値と宝石

翡翠の種類

まず、翡翠は鉱物学的に大きく分けて2つに分類されます。〈硬玉(ジェダイト)〉と〈軟玉(ネフライト)〉です。

硬玉(ジェダイト)

本翡翠とも呼ばれている翡翠鉱石を指します。硬度が軟玉よりも高く、色は緑色または白色の石が大半です。古くから高価な翡翠として珍重されてきました。

 

日本を代表する鉱石である糸魚川産の翡翠も硬玉です。現在、糸魚川のある新潟県でも産出されますが、数は非常に限られています。現在の世界的な主産地はミャンマーのカチン州。翡翠をことのほか愛した中国では、軟玉しか採れませんでした。そこでミャンマーのカチン州で硬玉が見つかった18世紀からは、カチン州産翡翠が中国で取引されるようになります。

 

硬玉で作られた有名な作品には台北の国立故宮博物院に収蔵されている《翠玉白菜》があります。翡翠の緑の部分と白の部分を着色することなく巧みに彫り分けた、白菜を本物そっくりに表現した作品です。

軟玉(ネフライト)

硬玉より硬度が低めであることから軟玉と名付けられました。実は、もともと硬玉も軟玉も同じ翡翠という括りだったのですが、19世紀半ば、科学的に硬玉と軟玉という2つの種類があると判明します。

 

色は緑色から黒みがかった緑色。色の発色が硬玉よりぼんやりとくすんでいるのが特徴です。

 

シルクロードで砂漠の地となる中国の西域では古くから軟玉の翡翠原石が採掘されてきました。タリム盆地やクンルン山脈は代表的な中国の産地でした。中国のほか、シベリアやカナダ、ニュージーランドなど、世界各地に産地があります。価格は硬玉に比べると手頃です。

翡翠の歴史

日本

縄文時代から特別なパワーがあると珍重されていた翡翠。現在の新潟県糸魚川産の翡翠は全国の遺跡や古墳から見つかっています。日本で出土した翡翠のほとんどが糸魚川産ともいわれるほど、世界的に見ても一大生産地でした。

 

糸魚川の翡翠の原産地は、小滝川ヒスイ峡と橋立ヒスイ峡。姫川と青梅川、それぞれの上流に位置しています。

 

なかでも小滝川ヒスイ峡の翡翠原石は、カンブリア紀、今から5億年前に誕生したものです。非常に貴重で、国の天然記念物に指定されています。勝手に石を採掘したり、持って帰ったりするのは法律違反なので、気をつけましょう。

 

小滝川上流には長者ヶ原遺跡という縄文時代の遺跡があります。翡翠の原石を見つけたこの地の先人たちは、〈玉〉という宝石に加工しました。北海道や青森県の縄文遺跡で出土する翡翠の大半はこの翡翠原石が使われています。弥生時代から古墳時代になると、〈玉〉から〈勾玉〉の加工技術へと移って、西日本の強大な豪族のいた地域へと運ばれていきました。中でも畿内や出雲で今に伝わる翡翠の勾玉も糸魚川が原産といわれています。

 

当時の人たちは、竹で作った細い棒と硬い粒子の粉とを巧みに使い、長い歳月をかけて形を整えたり、勾玉の穴を空けたりしていました。翡翠には霊力が宿り、神や自然の力を得られると考えられていた古代。人々の思いは今でも、人気の宝石の一つとして、時代を超え愛され続けています。

中国

中国は世界で類を見ないほど翡翠を愛してきた国です。古代から装飾品や神事に用いる祭具として、繊細な細工をほどこしたアクセサリーやジュエリーが作られてきました。金やダイヤモンドより珍重された時代もあるほど。深みのある穏やかな翡翠を愛する文化は、日本や朝鮮、東南アジアなど東洋全体に広がっていきました。

 

今でも中国の翡翠人気は非常に高く、ネックレスやブレスレット、指輪のほか彫刻品の置物としても親しまれています。

 

翡翠とは中国でカワセミという野鳥を意味します。カワセミはお腹の部分が赤くて羽根が緑色という姿形の美しい鳥。その鮮やかな緑色にあやかって〈玉〉が翡翠と呼ばれるようになったといわれています。

 

現代の中国や台湾でも、翡翠は高価な宝石で高い人気を誇ります。

翡翠の宝石の利用法

古くは〈勾玉〉や〈王冠の飾り〉などに使われてきた翡翠。

 

現在は、まずリング(指輪)にあしらう宝石として人気があります。シルバーやゴールドなどのリングのトップに加工された宝石を使った物のほか、全体が翡翠でできた、くりぬきリングも多く取引されています。金属を使っていないのでアレルギーの心配がないこと、翡翠の石そのものの感触を指まわりで直接味わえること、などが魅力といえるでしょう。

 

また、バングル(腕輪)も、長く使い続けられる翡翠の宝飾品のひとつ。愛着がいっそうわきやすいくりぬきタイプのバングルのほか、手頃なシルバーバングルなど、ニーズに合わせたアイテムが製造されています。

 

ペンダントやピアス・イヤリングも翡翠を気軽に楽しめるアイテムです。耳や胸元のアクセサリーは、他人の視線に入りやすいので、おしゃれ度もアップ。翡翠はオリエンタルな雰囲気を出してくれるので、ファッションとの組み合わせで普段と違ったイメージを演出しやすいメリットがあります。

8:47 am

翡翠の価値を評価するには

翡翠の価値は、石そのもの質が高いこと、そして色が美しいこと、この2つが重要です。

価値の決まり方

翡翠は透明に近いものほど高級とされます。ガラスのように光沢があって、透き通って見えるもの。とくに硬玉ではガラス製品のようなイメージの品質ほど高値で取引されます。一方で、硬玉より軟玉のほうが安価に取引されるのは、同じ翡翠でも品質において透明度や光沢感がいまいちなことが多いからです。

 

また、硬玉、軟玉に限らず、クラック(割れ目)、石の欠け、雑な模様の出方、不純物、といった要素が増えるほど、品質が劣るとされています。

緑色のイメージが強い翡翠ですが、白や紫(ラベンダー)、赤、黒、茶など、カラーバリエーションが豊富な宝石でもあります。

 

とはいっても、やはり価値、人気ともにトップなのは緑色です。とくに中国では古くから〈琅かん(ロウカン)〉と呼ばれる深みの強いエメラルドグリーンは最高級として珍重されてきました。また、現代では光沢度の高い鮮やかで明るいエメラルドグリーンの翡翠も人気です。

 

色味の美しさ、そして透明度。この2つが翡翠の色の評価を大きく左右します。

翡翠の選び方・見分け方

実際に市販されている翡翠を手に入れるとき、産地・等級・品質の3つのポイントで選ぶことが大切です。

産地

名実ともに世界トップの翡翠の産地はミャンマーです。世界の翡翠の産出量のおよそ9割はミャンマー産。品質の高い硬玉ならミャンマーのカチン州のものかどうかをまずチェックしましょう。

 

ミャンマー以外なら南アメリカのグァテマラ産、そして日本の糸魚川産も希少性が高く、高値で取引されています。

等級

翡翠には3つの等級(グレード)で品質や加工の有無が分けられます。その等級区分とは、A貨・B貨・C貨の3つです。

 

まず、A貨は、天然物で人工的な処理をしていないもの。人の手が加わっているのは加工と研磨など、翡翠の品質自体には影響を与えない作業のみとなっています。次にB貨とは、光沢や透明度を出すため人工的に処理をしたもの。樹脂加工や漂白加工が代表例で、処理石とも呼ばれます。3番目の等級はC貨。これは人工翡翠のこと。翡翠らしい緑色や光沢感、透明感を出すために染色処理がされています。

 

この中でもっとも高評価で取引されるのは、もちろん天然の翡翠のままを生かしたA貨です。硬玉でA貨のものなら、最高級品がそろっていて、実際に身につけてもその価値を肌で感じられるはず。宝石と呼べるのも、A貨のみといえます。

品質

エメラルドグリーンをはじめその翡翠の持つ色ならではの輝きを放っているかどうかが何より大切です。緑色以外にも国によってはラベンダーや白色、茶色が好まれる場合もあります。超高級品である〈琅かん(ロウカン)〉レベルともなれば、どの国でも珍重されていますが、色の種類、濃い・淡いなどの評価は国や文化による違いもあります。

 

色よりも大事とされるのは透明度。エメラルドグリーンで高い透明度の翡翠はきわめて希少価値が高く、一般に流通するのでさえ貴重となります。

8:47 am

まとめ

翡翠にまつわる基礎知識から歴史、種類や評価方法まで、まとめてご紹介しました。人々を魅了してやまない、深い緑をたたえた宝石・翡翠。『くらや松山店』では、経験豊富な鑑定士が価値を見極めます。査定のみでも構いません。是非一度ご相談ください。

 

皆様からのお電話やご来店を心よりお待ちしております。

 

 

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