Blog 店舗ブログ
  • TOP
  • 店舗ブログ
  • 佐賀県で日本刀/肥前刀の買取なら「買取専門店 くらや 佐賀店」にお任せください!!
2025.06.17
佐賀店

佐賀県で日本刀/肥前刀の買取なら「買取専門店 くらや 佐賀店」にお任せください!!

肥前刀とは

佐賀県で日本刀/肥前刀の買取なら「買取専門店 くらや 佐賀店」にお任せください!!

肥前刀(ひぜんとう)とは、江戸時代初期から明治期にかけて、肥前国(現在の佐賀県および長崎県の一部)で作られた日本刀の総称です。特に佐賀藩が強く関与した刀剣生産体制のもとで製作され、高い技術と美しい仕上がりで全国的に高く評価されました。肥前刀は、実用性と鑑賞性を兼ね備えた刀として、武士から大名、幕府関係者に至るまで幅広く使用されました。

肥前刀の歴史は、江戸時代初期の名工・**忠吉(ただよし)**に始まります。初代忠吉は、本名を橋本新左衛門といい、豊臣秀吉の時代に京都で名工・埋忠明寿(うめただあきとし)のもとで刀鍛冶の技を学びました。その後、鍋島直茂の招きにより肥前国に戻り、佐賀で鍛刀を始めます。忠吉はその優れた技量により、徳川家康より「武蔵大掾(むさしだいじょう)」の受領名を授かり、幕府からも信頼を得ました。

肥前刀の最大の特徴は、その丁寧な鍛えと**美しい直刃(すぐは)**の刃文です。鋼の質が高く、地鉄(じがね)はきめ細かく美しい「小板目肌(こいためはだ)」で、焼き刃の形は整った直刃やのたれ刃が多く見られます。また、研ぎ上がりの美しさにも定評があり、光の加減で浮かび上がる地景(じけい)や沸(にえ)の美しさは、刀剣愛好家や鑑定家からも高い評価を受けています。

江戸時代を通じて忠吉派は代々技術を継承し、二代・三代・四代と続いて「肥前忠吉」を名乗る刀工が現れました。特に初代と三代(忠吉三郎)は名工として名高く、多くの優品を残しました。肥前刀工は、佐賀藩の庇護を受け、藩用の軍備としてだけでなく、幕府への献上や他藩への贈答用にも製作されており、その品質の高さが幕府にも認められていました。

また、肥前刀は戦国時代のような実戦向けの荒々しい作風とは異なり、江戸時代の太平の世にふさわしい、洗練された品格を持っています。そのため、鑑賞用の美術刀としても高く評価され、現代においても多くの作品が重要美術品や重要文化財に指定されています。

肥前刀の衰退は、明治維新以降の廃刀令(1876年)による刀剣需要の激減によってもたらされましたが、鍋島藩ゆかりの地である佐賀ではその伝統が大切に保存され、今でも刀剣博物館や資料館などでその歴史を知ることができます。

総じて肥前刀は、佐賀が誇る歴史的工芸の一つであり、その洗練された美しさと高い技術力は、現代に至るまで日本刀文化の中で重要な位置を占めています。

肥前刀の主な刀工

肥前刀を代表する佐賀藩ゆかりの著名刀工は、以下の人物たちです。いずれも佐賀藩内で活動し、「肥前忠吉派」と総称される一門に属します。


初代 忠吉(橋本新左衛門)
肥前刀の祖。豊臣期に京都で埋忠明寿に学び、佐賀に戻って鍛刀を始めた。徳川家康より「武蔵大掾」を受領。精緻な直刃や美しい小板目肌を特徴とする。肥前刀の様式を確立した名工。

二代 忠吉(忠広)
初代の子で、父の技術を忠実に継承しつつ、地鉄の美しさをさらに高めた。寛永期に活躍し、「肥前国住藤原忠廣」名義の作も多い。現存する作品数も多く、肥前刀の代表的存在。

三代 忠吉
初代の孫。「陸奥守忠吉」とも名乗り、延宝・元禄期に活躍。沸のきらめきや細やかな直刃を特徴とし、技術的完成度が高い。肥前忠吉派の黄金期を支えた一人。

四代 忠吉
三代の子とされるが、技術的にはやや衰えが見られるとの評価もある。ただし忠吉銘を継承する系譜として重要。幕末まで忠吉の名は続いたが、名跡保持の意味合いが強くなる。

肥前国河内大掾正広(かわちのだいじょう まさひろ)
忠吉一門の有力刀工。直刃を得意とし、地鉄も美しい。初代忠吉に学んだとされ、佐賀藩の御用鍛冶として活躍。正広系は複数代にわたり作刀を行った。


以上のように、肥前刀の刀工は忠吉を中心とする一門によって構成され、佐賀藩の庇護のもとで高度な技術が継承・発展されました。他地域の刀工に比べて系譜が明確で、作風も一貫性があるのが特徴です。

まとめ

生前整理や遺品整理をする際は、手元に残しておくべきもの、手放すべきものの仕分けが大切です。『くらや佐賀店』では、査定額がついたお品物でも本当に手放してしまってもいいお品物なのか、ご確認しております。

「量が多すぎて仕分けができない」「持って行くには量が多すぎる」というお客様へは、ご自宅へ鑑定士が直接お伺いし、お品物の査定から買取までを行う〈出張買取〉も行っておりますので、ぜひご利用ください。

出張費用・相談費用は無料です。『くらや佐賀店』では、お客様や故人様の大切なお品物を丁寧に査定いたします。思い出のお品物を、今一度ふり返るお手伝いができれば幸いです。

お客様のご来店・お問合せを、お待ちしております。

↓↓ くらや 佐賀店はこちらです ↓↓

佐賀県佐賀市で遺品整理や生前のお片付けで出た、古美術品の高価買取

たくさんのお茶道具や刀剣類、焼物類など店頭にお持ち込みいただく事が難しい場合は出張買取も行っております。
お気軽にご相談ください。

店舗:くらや佐賀店
住所:佐賀県佐賀市本庄町袋297-1
電話:0120-322-510
営業:10:00~19:00
定休:水曜日

くらや佐賀店の出張買取エリア

くらや佐賀店の出張エリア

佐賀市(さがし)/唐津市(からつし)/鳥栖市(とすし)/多久市(たくし)/伊万里市(いまりし)/武雄市(たけおし)/鹿島市(かしまし)/小城市(おぎし)/嬉野市(うれしのし)/神埼市(かんざきし)

杵島郡(きしまぐん)/江北町(こうほくまち)/白石町(しろいしちょう)/大町町(おおまちちょう)
藤津郡(ふじつぐん)/太良町(たらちょう)
神埼郡(かんざきぐん)/吉野ヶ里町(よしのがりちょう)
東松浦郡(ひがしまつうらぐん)/玄海町(げんかいちょう)
三養基郡(みやきぐん)/みやき町(みやきちょう)/上峰町(かみみねちょう)
西松浦郡(にしまつうらぐん)有田町(ありたちょう)

他周辺地域

福岡県 久留米市/(くるめし)/八女市(やめし)/柳川市(やながわし)/大川市(おおかわし)/みやま市(みやまし)/大木町(おおきまち/三潴郡)

長崎県 佐世保市(させぼし)/平戸市(ひらどし)/松浦市(まつうらし)/西海市(さいかいし)/諫早市(いさはやし)

北松浦郡(きたまつうらぐん)/佐々町(さざちょう)
東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)/川棚町(かわたなちょう)/波佐見町(はさみちょう)/東彼杵町(ひがしそのぎちょう)

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】佐賀店へご相談ください。

買取専門店 くらや 佐賀店
電話0952-97-8622
営業時間10:00~20:00
住所佐賀県佐賀市本庄町袋297-1
アクセス 国道208号線南部バイパス沿い

佐賀店の他の記事を見る