
こんにちは! 福島県郡山市の「くらや郡山店」です。
ご実家の土蔵を解体されるお客様からのご依頼で、古物の出張買取に行ってきました!
しばらく中の片付けをされていなかったそうで、沢山の紙物や漆器、古い瀬戸物などが乱雑に置かれていましたが、その中に中国骨董の「鈞窯」がありました。
収められていた箱の古さから、戦前に日本に渡ってきたことが想像できましたのでお伝えしたところ、先代のお爺様が昭和初期に仕事で中国上海に駐在されていた旨教えてくださいました。
実は戦前の日本では中華趣味への憧れがあったようです。
江戸時代以前から、とくに煎茶道や書画の分野で、中国の美術様式から多大な影響を受けていた当時の日本は、中国から渡ってきたものを「唐物」といって珍重し大事にしていました。
陶磁器や漆器、書画掛軸、仏像などの仏教美術に至るまで、その内容は多岐にわたり伝来してきています。
特に多いのは陶磁器で、茶道具で使われている茶碗や茶入、煎茶道具の数々と、主にお道具として残っていることがあります。
いまでも旧家の倉庫や土蔵には、この「唐物」が多く残されています。
世界的にも17世紀後半から18世紀にかけ「シノワズリ」と呼ばれる中国趣味の美術様式が流行し、中国美術の工芸品が世界各地に残されています。
ご依頼主のご先祖様も文化水準の高い当時のエリート層らしく、中国美術品に造詣が深かったのかもしれません。
この「鈞窯」は中国の宋時代の五大名窯の一つと言われています。
宋・元時代に今の河南省鈞州をはじめとする華北各地で作られはじめ、この鈞州の窯で焼かれていたことから「鈞窯」と言う名が付けられました。
やがて時代が変わり、明・清時代には華南でも焼かれ、広く生産されていました。
特徴は乳青色のうわぐすりを厚くかけて焼き、そのうわぐすりの成分は通常のうわぐすりよりケイ酸の成分が非常に高く、高温で焼き上げることから、焼き上がりがオパールに見えるほどです。
また、銅を発色剤として塗ることから、焼き上がりが青色の中に赤紫色が浮かびます、これを紫紅釉技法といいます。
今回、お買取りしました「鈞窯」のお皿は、宋・元の時代のものではありませんが、清朝時代に作られた出来の良い倣古品でしたので、精一杯の査定金額を提示いたしました。
お客様も驚きの買取金額に「捨てなくて良かった~」と安心された様子で、本当に良かったと思います。
皆さんのお宅にも、ひょっとしたらこんなお宝が眠っているかもしれませんよ!!
「くらや郡山店」は、価値あるものを見出します!!
旧家の解体や片付け、土蔵の整理、
先代が収集してきた骨董品と思われる古物の処分、
ご自身で買われた骨董品や美術品等の査定買取りは、
経験、知識豊富な鑑定士が丁寧に査定をいたします!!
福島県内、出張買取にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
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店舗: くらや 郡山店
住所: 福島県郡山店朝日2-1-16
電話: 024-953-7725
営業時間: 10:00~19:00