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今治店
2021/08/31

愛媛県今治市 骨董品の買取|三代徳田八十吉|九谷焼 目利きの鑑定士が査定します

9:12 am

こんにちは。九谷焼をはじめ、骨董品などの買取を行っている買取専門店『くらや今治店』です。当店では焼き物の買取依頼を多く承っております。

 

365年以上の歴史をもち、日本のみならず〈ジャパンクタニ〉の名で世界中の人々を魅了し続ける九谷焼。今回は九谷焼について、その歴史や魅力をはじめ高額査定が期待できる作家(人間国宝)のお話などをしていきたいと思います。

九谷焼の歴史

九谷焼の誕生

九谷焼の始まりは1655年頃のこと。加賀藩の支藩・大聖寺藩初代藩主であり茶人であった前田利治のもと、領内の九谷村で鉱山開発の最中に陶石を発見したことがきっかけでした。

 

九谷鉱山の開発に従事し、有田で陶技を学んだ金工師・後藤才次郎が九谷村で磁器を焼くための窯を築きます。この地名に因み、九谷焼という名の焼き物が誕生したのです。

古九谷

誕生から数十年で突如として閉鎖されたことでも知られる九谷焼の窯。古九谷と呼ばれる焼き物は、加賀で作られたとする加賀説と有田で作られたとする有田説で見解が分かれます。

再興九谷

加賀藩が金沢で九谷焼の再興を試みたのは、古九谷の廃窯から約100年後の1807年のこと。古九谷の再興を目指すべく、赤絵細絵の宮本屋窯・金襴手の永楽窯などが開業した結果、九谷焼は見事に復活しました。

 

中でも芸術性と品質において高い評価を受けているのは、吉田屋窯の作品です。1824年(文政7年)に大聖寺の豪商・豊田(屋号は吉田屋)伝右衛門が復活させたこの窯では、当時の富裕層や知識人から好評を博す作品が次々と誕生しました。

 

赤を使わず、主文様に地文様を配して上絵具を塗り重ねた重厚さが吉田屋窯の作品の特徴。再興九谷の中でも、吉田屋窯の作品は中古市場における需要と人気が高いお品物です。

ジャパンクタニ

明治維新後、藩からの支援が得られなくなり自活を余儀なくされた旧大聖寺藩の職人たちは、作家として名をあげようと作品の美術価値を磨いていくようになります。こうした活動の中で輩出されたのが、竹内吟秋や浅井一毫兄弟などといった名工と呼ばれる陶芸家です。

 

一方輸出産業に活路を見出した旧加賀藩の職人たちは、九谷庄三を中心に金彩と赤絵の彩色金襴手作品を欧米に向け送り出しました。これらが後に〈ジャパンクタニ〉と称され、日本の一大輸出産業を支える一役を担うことになるのです。

 

ジャパンクタニとして九谷焼の名が一気に広まったのは、明治6年に行われたウィーン万博でのこと。美術運動アールヌーボーが開花し、ジャポニズムが浸透していた19世紀末のヨーロッパにおいて、九谷焼の豊かな装飾性と個性的な造形は高く評価されるところとなったのです。

現代九谷

これまで実用品として捉えられていた九谷焼でしたが、昭和後期以降は工芸品の枠を超えて美術品として製作されるようになりました。伝統的な色絵技法をもとに、異国風情の漂うデザインや装飾彫刻が取り入れられたのも大きな特徴と言えるでしょう。

 

昭和期に活躍した北出塔次郎・不二雄親子などは、現代九谷をリードしてきた作家です。また、吉田美統や三代徳田八十吉といった人間国宝も誕生しました。

九谷焼の特徴と魅力

九谷焼の魅力は色絵装飾による華やかさです。赤・黄・緑・紫・紺青の九谷五彩を基調とし、緑と黄、紫が主体となって展開しています。

色絵(五彩手)

九谷庄三により編み出された技法。能登呉須顔料の紺によるラインを中心に、赤・黄・緑・紫・紺青の九谷五彩を自在に活用して絵付けされたスタイルです。

 

5色の色絵の具をフル活用することから〈五彩手〉とも呼ばれています。器の中心に、作品のモチーフが絵画的・写実的に描かれていることも特徴の一つです。

青手

青を基調として、緑・黄色・紺・紫を加え絵付けされたスタイル。赤色が用いられないことが大きな特徴です。素地の余白を余すことなく器全体に色絵の具が塗られており、その濃厚で鮮やかな色使いは豪華な印象を与えます。

赤絵(金襴手)

にじみにくい赤の色絵の具の特性を活かし、器全体に〈細描〉という緻密な描き込みが施されたスタイルです。背景を赤で塗り埋めた器に金で絵付けされた作品は〈金襴手〉と呼ばれています。

九谷焼の画風

古九谷風

明暦から元禄にかけて生産された、初期の九谷焼の作風です。豪快で力強い骨描きと、五彩を用いた渋めの彩色が重厚な印象を与えます。

木米風

文化年間に春日山木米窯を築窯した名工・青木木米が編み出した作風です。素地に赤塗りを施し、五彩で人物などが描かれた作品は和やかな雰囲気を醸し出しています。

吉田屋風

この作風を考案したのは、文政年間に吉田屋窯を開いた大聖寺藩の豪商・豊田伝右衛門です。泰平な文化文政時代が反映された柔らかい画風で、赤を使わず黄・緑・紫を用い、花鳥や山水などといった大和絵風のモチーフが描かれています。

飯田屋風

1832年に築窯された宮本屋窯の絵付師・飯田屋八郎右衛門が生み出した作風です。漢学の影響を受けたことから中国風のモチーフが描かれています。赤い金襴手が醸す優美さが印象的。

永楽風

慶応年間に京都出身の陶工・永楽和全によって編み出された作風です。全面を赤で下塗りし、その上に金で模様が描かれています。〈金襴風〉とも呼ばれており、主に花鳥獣虫を一筆書きするのが特徴です。

庄三風

故事に基づいた南画風の題材と、赤絵細描に色絵と金彩が加えられた華やかさが特徴の〈庄三風〉。九谷庄三が完成させたこの作風は、明治以降に一世を風靡しました。花鳥人物山水などが描かれていることが多く、繊細かつ絢爛なデザインが特徴です。

九谷焼ができるまで

9:12 am

ここからは、九谷焼の制作工程を簡単にご紹介していきましょう。

 

①採石
九谷焼の原料は、石川県小松市で採れる花板陶石。江戸後期に発見されて以降、現在も採石は続けられています。

 

②土造り
九谷焼に欠かせない粘土づくり。採った陶石を粉砕し、様々な工程を経て粘土を作ります。九谷焼といえば絵付けや釉薬に目が行きがちですが、絵付けが施される器こそが要です。

 

③成形
轆轤・ひも作り・タタラ作り・型作りなど、大きさや形によって様々な方法で成形します。「土練り3年、轆轤6年」と言われるほど、経験と技術を要する工程です。

 

④素焼き
しっかり乾燥させた後に800度前後で6~7時間かけて焼き上げます。

 

⑤下絵付け
釉薬を掛ける前に行う工程です。下絵付けには呉須と呼ばれる青色の顔料が使われます。呉須は焼成すると青藍色になるのが特徴です。

 

⑥施釉
高温で焼くとガラス質に変化する釉薬を、素焼きした器に掛けます。釉薬の種類や掛け方は様々です。

 

⑦本焼き
素焼きよりも高い約1300度で約12時間焼き上げます。この工程により掛けた釉薬が溶け、ガラス質の膜ができるのです。

 

⑧上絵付け
九谷焼は、この段階を踏むものが多くあります。豪華絢爛な色絵装飾は、九谷焼の最大の魅力とも言えるでしょう。

 

⑨上絵窯焼き
800~900度の焼成で絵具が器に定着。下絵の呉須も透けて見え、繊細な文様が浮かびます。この透明感は九谷焼ならではの魅力です。

九谷焼の人間国宝

吉田美統

1900年(明治33年)から続く錦山窯の三代目・吉田美統。2001年(平成13年)に重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。

 

吉田美統は、金の飾り付けを釉薬で覆う釉裏金彩技術を確立したことで有名です。釉裏金彩とは、金箔の薄箔・厚箔を用いて遠近感を出す手法のことを指します。

 

吉田美統の作品は、花・蝶・植物などをモチーフにした具象表現を追求し、牡丹や芙蓉といった植物が多く描かれているのが特徴です。落ち着いた品格のある美しい作品は、芸術品として国内外から高く評価されています。

三代徳田八十吉

吉田屋窯風の作風を得意とした初代徳田八十吉の孫・三代徳田八十吉。初代・二代目等に師事し、1988年(昭和63年)に襲名します。重要無形文化財・彩釉磁器の保持者(人間国宝)に認定されたのは、1997年(平成9年)のことでした。

 

グラデーションによる鮮やかな絵付けは、三代徳田八十吉の最大の特徴と言えるでしょう。釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色の作品は、見た者に強いインパクトを与えます。

 

それまでの九谷焼とは一線を画し、色の配色のみで仕上げる三代徳田八十吉の作品。美術的価値が大変評価されており、高額査定が期待できます。査定をご希望の方は、ぜひ『くらや今治店』へお任せください。

三代徳田八十吉の買取事例

「誰の作品かわからない」「箱が無いから価値はないだろう」と、まとめて処分してしまわれるお客様も多い印象です。もしかしたらその中に、価値のある焼き物が眠っていたかもしれません。

 

先日『くらや今治店』にご来店くださったお客様のエピソードです。お若い男性のお客様が、遺品整理中にご自宅で見つけたという九谷焼の壺を持ち込まれました。

 

壺の他に古銭や掛け軸などたくさんのお品物をお持ちいただいたのですが、お客様ご自身は骨董品や美術品にご興味が無いとのこと。価値が分からず、買取額もあまり期待していないご様子でした。

 

鑑定士が共箱を拝見すると、〈八十吉〉の文字を発見。「もしかして…」と期待を込めてお品物を共箱から取り出すと、やはりその壺は〈三代徳田八十吉〉の彩釉壺だったのです。

 

壺の状態は良く、ご家族の方が大切にされていたことが分かりました。お客様に査定金額をお伝えすると、「お宝ってどこにあるかわからないものですね」と大変驚かれたご様子でした。

 

「もしかしたら他にもまだお宝が眠っているかもしれない!」ということで、この日の内に出張買取のご予約も取られお帰りになりました。

最後に

「実は価値があるものだった」というお宝は、この様に意外なところに転がっている場合も。手放す前に、骨董品に関する専門の知識を持ったプロの鑑定士が在籍する『くらや今治店』へ是非ご相談ください。

 

「量が多すぎる」「大きくて店舗へ持ち込めない」「大したものじゃないかもしれないけれど、査定に出したいものがたくさんある」などとったご相談も、『くらや今治店』なら大歓迎です。多くのお客様からご好評をいただいている、当店の無料出張買取をお気軽にご利用ください。

 

お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

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店舗:くらや 今治店

住所:愛媛県今治市馬越町4-8-1 イオン今治店 1F

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