掛け軸は贋作や習作も多く、その価値の見極めは美術品の中でもトップクラスに難しい品目です。ご自宅に眠っている掛け軸を見る人が見ればとんでもないお値打ち品だった、というエピソードは数多く聞かれます。捨てたり、リサイクルショップに持ち込んだりする前に、しっかりとした鑑定眼を持った業者に鑑定してもらうことをおすすめします。
【掛け軸の買取とは】
「コレクションした掛け軸を整理したい」「叔父から掛け軸を貰ったものの、価値がわからない」「片付け中の物置から大量の掛け軸が見つかったけど…誰の作品かわからない」というご相談を多くいただきます。
掛け軸は売却や片付けを考えた際、戸惑うことがほとんどです。
興味がないという理由から素人判断で「大した値打ちは無いだろう」と、安易に処分してしまう方も少なくありません。
掛け軸は、遺品整理で出てくることも多く。代々受け継がれてきた掛け軸の中には、価値の高い品も存在します。
一見、ゴミのように見え値打ちなんかない…と諦めていた掛け軸が、実は数百万を超えるお宝だった!ということも珍しい話ではありません。
作品の真贋を見極めるには一般の方には難しく、知識を兼ね備えたプロの鑑定士の力は必須です。
『くらや』では、水墨画や山水画、花鳥画や仏画をはじめ、書画や美人画、墨跡など幅広い掛け軸の買取を行っております。
処分や売却を検討されている方は、掛け軸に見識が深い『くらや』へお任せください。買取経験が豊富なプロの鑑定士が、ひとつひとつ丁寧に拝見します。
【なぜ掛け軸の買取?】
70歳以上のお宅に伺った際、掛け軸が飾られているのをよく見かけます。コレクターとして、たくさんの掛け軸を収集してきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
掛け軸を集めるのが趣味だった親から相続や贈与されたものの、子はまったく興味がないということはよくある話で…。興味がなければ飾ることもなく、保管をするだけでも意外と場所はとってしまうものです。捨ててしまった…や、近所のリサイクルショップに、引き取ってもらった…という話もよくお伺いします。
最近では伝統的な日本文化に触れる機会も少なくなり、達筆なのか…そうでないのか…わからない文字や画の掛け軸は価値のないモノに見えるかもしれません。
素人目からは、だたの黄ばんだ掛け軸にしか見えなくても、名の知れた作家だった場合非常に高額になります。
著名な作家の作品とは知らずに見てもらい、実は100万円以上の価値がある作品だった…なんてことも掛け軸の買取ではあるのです。
では、価値がある掛け軸とはどんなお品物でしょうか。
一番重要なのは、誰が描いたのか?描かれている題材は何を表現しているのか?そして、作品としての完成度や作品の希少性も重要です。地方の画家より全国的に有名な画家の方が、価値が高いのは理解できると思います。
また、価値のある著名な作家の掛け軸は、偽物の作品が多く出回っているのも事実です。例えば、横山大観や円山応挙など大変有名な画家の作品は、需要が高いことから高額な買取価格が付けられます。その分、贋作も多く、本物そっくりに署名を書いた掛け軸もあるのです。
作家の特定や真贋の見極めは、一朝一夕に会得することは難しく。多くの本物に触れ、売買として数多く取扱い、常日頃から勉強を重ねた鑑定経験豊富なプロの鑑定士の力なしに、正確な査定は困難といえるでしょう。
『くらや』は、長年の買取経験と掛け軸に知見のある、プロの鑑定士が在籍します。価値の見極めが難しい、掛け軸にも適正な価格をつけることが可能です。良質な販路と資金を獲得し、お客様へは高価買取の努力を惜しみません。迷った時は『くらや』へご相談ください。
【掛け軸の高価買取査定には】
掛け軸を買取する際、チェックしているポイントがあります。
◎有名作家・人気作家の掛け軸か
作者が有名作家・人気作家であれば、その掛け軸は高値で買取される傾向があります。人気のある画家や書家が描いた掛け軸なら、知名度も高くコレクターも多く存在するからです。
しかし、同じ作家といっても全ての掛け軸が同じ程度の買取価格になる訳ではありません。展覧会の作品や有名作品は、高価買取になる可能が高くなります。
◎掛け軸の希少性
掛け軸は、基本的に同じものは2つとない一点ものばかりです。しかし、一点ものなら、何でも価値が高いのか…というとそうではなく。人気作家の2つとない作品だからこそ評価され、高価買取に繋がるのです。また、長い時を経て代々受け継がれてきた古い掛け軸も、価値が高くなる傾向があり期待できます。
掛け軸に描かれた画は、当時を知る指標です。その時代の流行の技法や思想、生活や宗教観が反映されています。中には、時代性とは違う価値観で描かれた掛け軸もあり、その希少性から高い査定額がつくこともあるのです。
◎肉筆の作品か
掛け軸には肉筆の掛け軸を印刷し、コピーしたレプリカ品があります。有名作家の作品であれば、印刷したレプリカ品でも購入する人は少なくありません。しかし、買取査定額が高くなるのは、やはりオリジナルの肉筆です。
例えば、肉筆で描かれた掛け軸の評価額が10万円以上だった場合、印刷したレプリカ品は高くても2万円程。もしかするとそれ以下かもしれません。ただ、中にはレプリカ品か…肉筆か、判断が難しい掛け軸もあります。そんな時はやはり、プロの鑑定士の力が必要といえるでしょう。
◎保存状態
掛け軸は、古い時代の作品という認識が前提にあり、経年劣化は想定済です。しかし、画を損なうようなシミ・汚れ・破れは買取査定に響きます。掛け軸は、紙で出来た劣化しやすい美術品。保管時には湿気は避け、適度に風を通すことが必要です。なるべくお手入れをし、品質を保つことが高価買取に繋がる可能性が高くなります。
◎掛け軸の収まっている箱
掛け軸が収められた箱は重要です。もちろん、買取査定の対象になります。箱の蓋には、題名が書かれていることがほとんどです。題字を作者本人が書いている場合、その箱は共箱と呼ばれます。
価値のある掛け軸は、良い箱に収められていることが多く。掛け軸の箱をさらに箱に収めた、二重箱の場合もあります。箱からも丁寧な仕事ぶりが感じられる作品は、良いものが入っている可能性が高いといえそうです。
◎表装や軸先の仕立て具合
日本画に多く使われるのは、伝統的な大和表装です。文人画風の画では、文人表装に仕立てられているのをよく見ます。表装の布は裂地といい、近代の有名作家の作品の裂地は、上質なものを使用している傾向です。
古い掛け軸では豪華な金糸本金襴が使われているものもあり、醸し出される厳かな雰囲気は良い掛け軸の特徴ともいえるでしょう。また、掛け軸を巻く軸棒の両端に出ている軸先も、良し悪しの参考になります。
代表的な素材には、鹿角や紫檀、石材が使用されています。良い掛け軸の軸先には、高級素材が使用されることがほとんどです。
【くらやの強み】
『くらや』には、知識と経験豊富なプロの鑑定士が在籍しています。お品物を1つ1つ丁寧に査定し、価値の見極めが難しい掛け軸にも、適正な価値をつけることが可能です。
◎査定に自信
お客様にとって価値がないと思われるお品物や、他の買取店で査定を断られたお品物もお持ちください。豊富な知識と数多くの経験をもつプロの鑑定士なら、自信を持って査定します。積み重ねてきた知見こそが『くらや』の財産です。
◎販売ルートに自信
『くらや』には様々な販売ルートが豊富にあり、価値のわかる相手へ売却し現金化しています。そのため付属品や傷などの有無によって、売却の価格にも幅が出来てくるのです。
それには、どれだけ多くのお品物を扱ってきたかという経験だけが重要になります。価値の見極めや真贋は必須です。良質な販路と資金を獲得することで、お客様へは高価買取という形で反映する努力を惜しみません。
◎信頼と安心
店頭にきていただいた多くの方が、自宅に査定してほしいものがあると出張買取のご依頼をくださいます。『くらや』のサービス・対応に満足し、信頼関係が築けているからこそと思っています。「どうしたらいい?どうしよう?」そんなお品物がご自宅にありましたら、是非ご相談ください。しっかりご説明いたします。
◎幅広く買取
年間の高価買取実績を30,000件以上、豊富な経験に基づいた確かな鑑定力が強みです。骨董品や絵画をはじめ、茶道具や書道具など数々のお品物をまとめて買取しています。他のお店で断られたお品物でも『くらや』ならお買取できるかもしれません。査定・見積もりは無料です。お気軽にご相談ください。
【まとめ】
掛け軸の価値は一概には言えず、作家や時代、日本画、書画など種類や大きさも様々あり。観賞用から茶道具としてまで、数多く存在します。
一般の方からすれば掛け軸は、実際に高いのか安いのか判断がつき難くいお品物です。売却や片付けを検討した際、戸惑うことが殆どといえるでしょう。
どの程度の価値なのか判断が難しい掛け軸も、見る人が見れば実はお宝だったというエピソードは、珍しいことではありません。
『くらや』は、専門的な知識のあるプロの鑑定士が在籍する買取専門店です。プレミアのあるお品物には付加価値をつけて買取をします。迷った時は『くらや』にお任せください。
ずっと飾られていた掛け軸や、押入れに眠ったままの掛け軸など、価値のわからないお品物でもです。買取査定いたします。お気軽にお声掛けください。
お客様からのお問い合わせやご連絡を心よりお待ちしております。